見出し画像

読書記録(2022/9)

最近読んだ本を記録するよ。
今月は小説よりも実用書や専門書のほうが多め。

やすみた~い全ての人々へ

図書館の中高生向けコーナーで見つけた本。
学生のみなみなさまが様々なシュチュエーションで「やすむ」を選んだ時、どう罪悪感なくきちんと「やすむ」を実行できるか分かりやすく教えてくれる。
学生向けとあなどるなかれ。罪悪感なく休む、休むために何をする、休んだあとにどうなったらなにをするなど具体的に考えることが出来る。
これ読むと今わたしは休みを経て「回復期」にはいってるんだろう。少しずつやりたいことを出来るようになってきた。
やすみたいけどやすめてる気がしない人におすすめ。
9月序盤のわたしのための本でしたね。

たのしく学ぼう物理(なんとなく)

なんとなく興味があるけど、まず専門書を買って読むほどの知識がない。かといって教科書やドリルを読んでも、頭に入ってこない。
そんなときに見つけた物理の本。全部マンガです。
電子とか陽子とかわかんない。熱伝導ってなんぞや。力学とはどういうこと?が全部かわいい漫画で説明してくれる。
なんとな~く、のタイトル通り読むだけでなんとな~く頭に残るし、ここから物理の扉がひらいたら楽しいと感じさせられる。
専門書読むには腰が重いならここから初めてみるのいいと思う。二三周したら用語が頭に残りそうなので、それから詳しい本に移行しようかな。

考えるとは生きるとは

自分が生きていること、ただ「ある」こと、孤独とはなにか。
根源的な問いをヒトは常に追い求めている。答えは自分というわかるようなわからないような混沌のかたまりの中に存在しているような、してないような。
本は手助けにはなるけれど、結局自分でこうだ!と決着させる日は一生こないかもしれない。
本文中の著者・池田晶子さんからは「わからないこともわからないとわかる。すべて見通せている」という意識をびっしびし感じた。
著者の世界を見通す瞳がいい。その眼で世界や内的世界を見て見たくあり、それが少しだけ追体験できるようなエッセイであった。
正直うまくのみこめない部分も多々あって、もう一読したいかな。

命やからだはどこまでいじれる?

ちくまQブックス二冊目。
実はちくまQブックスが大大大大大大大好きである。
正直これ以外にもたくさん読んだ。どれも入門編として最適であり、「考えること」に適した題材や内容になっている。
学びの入り口かつ思考の入り口を兼ねたシリーズだ。

『生命倫理のレッスン』は人体改造のアウトセーフラインを考えるお話。
人体改造ってきくとSFみたいにロボット化とか思っちゃうんだけど、全然身近にある。整形・ドーピングなどなど科学技術の進歩によって、身近にあふれる人体改造。
やっていいのか悪いのか。アウトな理由はどの部分にあるのか。身体?道徳観?自主性?精神?社会?それを事例とともに考える本。
なんとな~く「こうだからダメなんじゃない?」って思っていた思考に具体性を持たせたり、違う角度から考えたりできる。
人間千差万別なのだから、ここに示された回答が「正」だと感じない人も世にはいるんだろう。
でも、外的要因で自己改造するのが正か負かどの軸をもって判断出来るのか。そういう眼を養うきっかけになる。
めちゃくちゃおもしろいテーマだったので、関連図書を手に取りたい。『アルジャーノンに花束を』ってちゃんと読んだことないからよみたいね。


川端康成『雪国』を読み途中。
あと図書館で歌川広重の本も借りてきたからそれもよみたい。もう好きなページだけ読んで読書した!ってことにしたいな。ほんと。つまみ食いしたい。

この記事が参加している募集

読書感想文