ヘタウマについてのノート
中村不折の書の魅力をなんとか言語化しようとして、ヘタウマということについて考えてみた。
「この世には名づけられていないものがたくさんある。そしてまた名づけられてはいても説明されたことのないものがたくさんある。その一つの例が、その道のひとびとの間では、、、」という書き出しで始まる、ソンタグの「≪キャンプ≫についてノート」にならって、ヘタウマについてのノートを記してみよう。「私はヘタウマに強く惹かれ、またそれに劣らぬほど、反発を感じている。だからこそ、私はそれについて語りたいと