スモールビジネスでの商品開発
今回のテーマは、商品開発の基本について。
長年、中小企業で商品企画をおこなってきたさとみが、スモールビジネスで自分の商品メニューやコンテンツを開発するときのヒントをお伝えします。
(もみじはお休みの回となります)
言語化可視化ラボは、デザイナー岩崎さとみとライター本田もみじの「ブランディングとマーケティングの研究所」。クリエイターメンバーと一緒に、日々ブランディングとマーケティングの研究を行っています。
◆2人主宰のスクールはこちら
商品開発は、三方良しで考える
さとみ:
商品はブランドと密接にかかわっています。今日は私がお客さまのブランディングを行う上で、いつもお話していることを解説しますね。
さとみ:
まず商品開発をするときには、次の3つを書き出してみます。
そして、これら3つが重なったところを考えていきます。
「やれること」は、自分で当たり前のようにできることが多いです。自分では気付きにくいので、人に聞いてみたり、自己分析をしたりするといいですよ。
注意点は、市場のニーズだけで仕事をしていくと自分の気持ちが入らず、仕事にやりがいが感じられなくなることです。
逆に、自分の得意なことや好きなことを商品化しても、独りよがりな商品であれば売れませんよね。このバランスが大切です。
まずはライスワークで稼ごう
さとみ:
自分の商品でマネタイズできるようになるまで「ライスワーク=生活のための収入」を確保しておくことも必要です。
もちろん「起業したからには、得意なことや好きなことで稼ぎたい」という気持ちもあるでしょう。私自身もそのような思いを持った方を応援したいです。しかし初めから好きなことで稼ぐのは難しいですよね。ある程度の収入があり、生活が保障されていれば別ですが…。
経産省の発表でも、起業しても1年後には半数が潰れてしまうという統計が出ています。現実にも向き合いましょう。
さとみ:
商品開発して終わりではありません。告知し、売れるまでには半年から1年はかかります。1ヶ月や3ヶ月で花咲く方もおられますが、それはラッキーなパターンですね。
ライスワークが整い収入が安定してきたら、そこから「ライフワーク=好きなことで得る収入」の商品メニューを考えていくことをおすすめします。
ライフワークが軌道に乗ってきたとき、ライスワークとの割合を変えていけばいいのです。
ニーズの見つけ方
さとみ:
市場のニーズがわからないという方も多いです。
ニーズを知るためには、自分のいる業界をリサーチし、高価格帯、中価格帯のサービスを調べるところから始めます。同業者が「どのような商品を、どれくらいの価格にしているのか?」を知らなければ、自分の値付けができません。
さとみ:
リサーチの次は、他にはない自分だけの特徴を探します。
今はどの業界も飽和状態ですから、スモールビジネスの場合は特に価格競争に巻き込まれないようにすることが大切です。
安さで勝負するという考え方ではなく「自分だけが提供できる商品を、どうやってつくるのか」という思考にしてくださいね。そうしないと長く続けることは難しいですよ。
将来の自分と、仕事をリンクさせる
さとみ:
自分だけの強みを出すためには内観も必要ですが、自分の強みは自分だけでは気づきにくいです。できれば誰かと一緒に考えてください。
強みを出したら、どんな風に展開していくのがいいのかも考えましょう。テレビで売り出していきたいのか、書籍にしたいのか…いろいろな売り出し方がありますよね。たとえば「サロンをつくりたい」と決めた場合、予約が3ヶ月先まで取れない状態が理想なのか、できるだけ価格を抑えて多くの方にサービスを提供したいのかをイメージしましょう。自分にとって心地いい状態は、人によって異なるからです。
自分らしい商品を開発することは、将来どうなりたいかを考えるいい機会になります。自分もお客さまも幸せな状態でビジネスを加速させていきましょう!
このnoteは、Facebook非公開グループ「言語化×可視化ラボコミュ」のライブ配信からクリエイターさん向けの内容をピックアップして記事化したものです。
【クリエイターの皆さまにお知らせ】
さとみ&もみじのペアで、「クリエイターのビジネススキルをアップさせる オンライン講座 バリューアップカレッジ」を開講中!詳細は以下ページでご覧ください。
【Twitterでは、もみじがライター / クリエイター向けに発信しています】
#クリエイター
#商品開発
#フリーランス
#スモールビジネス
#デザイナー
#ライター
#やりがい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?