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公式LINEを読んでもらうための仕掛け

今回は、クローズの情報を相手に届ける公式LINEについて。

ビジネスでの公式LINEの活用では、商品購入につなげるという明確な目的があります。さとみの公式LINEの文章を例に、もみじが説明します。


言語化可視化ラボは、デザイナー岩崎さとみとライター本田もみじの「ブランディングとマーケティングの研究所」。クリエイターメンバーと一緒に、日々ブランディングとマーケティングの研究を行っています。

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公式LINEはクローズドの場

さとみ:
私は、ビジネスで公式LINEを活用しています。公式LINEは、私のことを理解してもらうクローズドな場になるんです。

もみじ:
Xやセミナーなどのオープンな場でさとみさんを知った方が、LINEに登録してくださる流れですね。

さとみ:
そうです。公式LINEは私や私のビジネスに興味を持ったり、メリットを感じた方がわざわざ登録してくれるもの。その方たちに、LINEでの発信を通して私の価値観や仕事に対する考え、そして商品について、より深く知ってもらうため運用しています。

これまではメルマガでのお知らせが主流でしたが、今は公式LINEとメルマガの2つを使い分けています。

もみじ:
公式LINEでは「ステップ」といって、登録後にメッセージを送る回数やタイミングを自分で設定できます。さとみさんの登録後のステップは5回でしたよね。

さとみ:
はい、1日1回を5日間、合計5回です。
マーケティングスクールによって、5回がいい、11回がいいなどとさまざまな考えがあるようです。私は1週間以上LINEが続くと受け取る人がしんどい気がするので、5回がちょうど良いと感じています。

もみじ:
LINEは送信できる文章も短いので、しっかり語りたい人はメルマガの方が相性がよいとていう考え方もあります。
扱う商材やクリエイターの個性によって、LINEとメルマガを使い分けたり、発信の回数やタイミングを決めていくといいですね。

初回LINEは初デートのつもりで

さとみ:
私のケースを例に、LINEの投稿のテクニックや気を付けるところを説明してもらえますか?

投稿の目的や内容は次のとおりです。

私は、スモールビジネスの経営者やクリエイターのビジネスを再編成して、ブランド化するサポートをしています。

公式LINEの登録者には、私や私の仕事についてもっと知ってもらい、よい印象を与えて必要な時には思い出してもらいたい。
そしてファンになってもらえれば大成功です。

LINE登録特典は「自分のビジネスをブランディングするためのワーク」動画です。これを見ながらワークをすることで自分自身の考えが整理され、次の段階の個別相談の内容がより濃いものになります。
もちろん、動画を見ないで個別相談に申し込んでくれてもうれしいです。

もみじ:
特典で動画をプレゼントするのはいいですね!

すぐ見て欲しい、という気持ちをおさえて、登録直後のLINEではあまり欲張らないことをおすすめします。

極端な例えですが、誰でも申し込めるセミナーやXなどのオープンな場は、言うなれば「ナンパ」の場。そこで初めて会った人とは、「美味しいもの食べに行こう」とLINE交換できただけで大成功です。
しかし初めましての場でもたもたしていると、次に連絡したときには相手の気持ちが冷めています。だから会ったときに「すぐに、超絶おいしい中華に誘いますね!」ぐらいにイメージを与えておき、登録後の1本目のLINEを送ることが大切です。

さとみ:
なるほど(笑)。

もみじ:
では、具体的にどういう点に気を付ければよいか、説明していきますね。

まず、LINEはアプリを開いたときに表示される最初の2行くらいが勝負です。登録後の初回LINEは1回目のデートだと思い、「改めて、お友達追加ありがとうございます」というお礼と自己紹介を欠かさないようにしましょう。

このタイミングで、登録特典の動画のタイトルとリンクを入れます。もし文章が長くなってきたら、箇条書きにするのもよい手ですね。

さとみ:
LINEは短い文章の方が読んでもらいやすいですものね。

仕掛けは、自分のスタイルに合う方法で

もじみ:
LINEには、情報ばかり詰め込んでも味気なくなります。なぜ動画をつくりプレゼントしているのかや、登録してくれた方へのメッセージを入れておきましょう。さとみさんとの親近感を醸成し、今後もかかわっていきたいという動機付けをすることができますよ。

さとみ:
なるほど。私の場合は「お客さまの思いやビジネスの魅力を可視化し、売り上げにつながるようお手伝いをしたい」ですね。

もみじ:
いいですね!それを書きましょう。
特典動画は、翌日のLINE配信までに急いで視聴する必要はないんですね。「隙間時間にどうぞ」など追加しておくとちょっと気楽になりますね。

さとみ:
そう書いてしまっていいんですか?マーケティングスクールだと視聴期限を設けたほうがいいといわれるのですが、自分の商材と合ってない気がして違和感があったんです。

もみじ:
確かに「今すぐ見ないともう二度と見ることができません」みたいな仕掛け方もあります。そのような仕掛けは、1,000人以上を広告から呼び込んで、途中でかなりの人数が減ることを想定したときには有効ですね。
しかしさとみさんに合うのは、視聴期限内に見てくれた人を確実に次につなげる、「量より質で勝負する方法」だと思います。

さとみ:
そのとおり!私の場合はお客さまの好きなタイミングで時間をつくっていただく方が、ブランド化に必要な作業がスムーズに進むと経験上わかっています。動画も見てないしワークもしていなくても、5日間の投稿をちゃんと読んで共感したうえでご連絡いただけると嬉しいです。

心をつかむには、自分の言葉を準備して

もみじ:
文章を書くのが苦手という方は、プロの力を借りる方法もありますよ。

さとみ:
今回は私が作った文章をもみじさんに添削してもらいました。投稿文全体をプロのライターに発注する場合でも、自分自身の言葉で準備しておくのがいいですね。

もみじ:
上手な文章でなくてもいいのです。
自分の思いをきちんと入れて書いてみてください。
プロのライターは、その思いを大切にしながら伝わりやすく整えます。

さとみ:
ご自身が普段話しているような言い回しが入ると、親しみが増す仕上がりになりますね!

LINEのステップ活用方法や成功の法則などは、本を読んだりセミナーに参加すると得られます。ぜひ自分の言葉でチャレンジしてみてください!


【この記事を書いた人】
言語化×可視化ラボ コンテンツ開発チーム 倉木 けいと

2021年コロナを機にWEBライターとして活動を始める。
”知りたい事をやさしい言葉で共有する”をモットーに、クラウドソーシングでエンタメや話題の商品紹介記事を執筆中。コミュニケーションが得意なのでディレクション業務にも興味あり。ホットヨガで汗をかくのが好き。
https://twitter.com/maki_itoma

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