玄聖 【 ニュースや課題をわかりやすく考察】

日々のニュースを分析、経済、社会問題、国際関係、ビジネス、歴史、心理学など様々な分野の…

玄聖 【 ニュースや課題をわかりやすく考察】

日々のニュースを分析、経済、社会問題、国際関係、ビジネス、歴史、心理学など様々な分野の考察をして投稿しています。記載内容に誤り等がありましたら、ご指摘いただけますと幸いです。 気軽によろしくお願いします。

最近の記事

共同富裕と軍拡、民族で考える中国

習近平国家主席が提唱する目標の一つに共同富裕があります。 現在の中国は貧富の差が大きくなっているため、貧富の差を縮小して皆が豊かになる国をつくろうとのことです。 ですが、中国には相続税と固定資産税がないため、貧富の差を縮小することができない一つの要因になっています。 固定資産税と相続税は富める者から税を徴収して、貧富の差の拡大の是正につながりますが、中国では富裕層からの反発が強く、二つの税の導入がなかなかできない状況があります。 また、社会保障や年金制度も弱く、少子高

    • 中国EV カラオケ必須の考察

      新聞で、中国EVにカラオケが必須という記事を読みました。 この記事では、カラオケの他に冷蔵庫や社内でゲームができたり快適な空間を作ることも進めている記載がありました。 電気自動車はあらゆる技術の結集でできていて、あらゆるデータを収集することも可能です。 例えば、EV車にGPSをつければ、どこの道路がどれくらい使用されているかもわかります。 使用量の多い道路がわかるので、そこにミサイルを落とされたら国内のインフラは停止すると感じました。 それと同じ理論で、EV車にエネ

      • 外国人受け入れの規制緩和要請について

        経済協力開発機構(CECD)から、日本の雇用規制を緩和して外国人を呼び込む環境をつくるべきだという意見についての考察です。 新聞で読みましたが、欧米と比較して外国人が少ないというグラフと人口に対する外国人の割合の記載がありました。 まず、この割合ですが、EUで考えると、EU内では人の移動が自由にできるため、ドイツ、イタリア、フランスの外国人の割合に、EU内の人も含まれているのか、含まれていないかで大きく捉え方が変わると感じます。 もし、統計の人口割合の中にEU以外の国の

        • カンボジアの運河建設について

          カンボジアが中国の支援を受け、メコン川に運河を建設するという内容を新聞で読みました。年内に着工して2028年に完成するようです。 この運河は全長180キロメートル、幅100メートル、深さ5.4メートルの計画です。川下にあたるベトナムを経由しないで海に出るルートを造り、輸送を効率化するとのことです。 カンボジアは親中国であり、中国の支援で運河を造ることから、ベトナムを経由しないで軍事的な輸送ができる可能性があると考えます。 アメリカの懸念に対して、深さ5メートルでは軍艦は

          ロシアが言う世界の多極化について

          ロシアが、米国主導の世界から、世界の多極化を進めたいと言っていることが、新聞で記載がありました。 ロシアの考える多極化とは恐らく、強い国が一番飛びぬけているのではなく、なるべく横並びの力関係を作りたいと考えていると推察します。 日本の戦国時代を考えると想像がしやすいと思いますが、一強でなく力関係が拮抗している国が多くなるほど、競争が起きやすくなります。 企業経営でもそうですが、力が拮抗している時ほど、一番を目指して競争が激化します。 国際社会に例えると、群雄が割拠する

          ロシアが言う世界の多極化について

          中国の塾規制について(考察)

          3年ほど前から中国で塾に規制がかかるようになりました。 塾や家庭教師が、無許可で学校外で高校生までの子供に教えた場合、罰則がかかるようになりました。 中国は習近平総書記がトップについてから独裁色が強くなり、現在は共産党内部だけでなく、学校などでも自身の思想を学ばせるようになりました。 ここから読み取れるのは、表向きは学生の学習負担と親の経済的出費を減らすため。となっていますが、学習内容も間接的にコントロールしたいと考えているということが推察できます。 教育そのものを一

          現状の中国と矛盾

          矛盾の言葉の由来は中国から来ていますが、外交でも内政でも矛盾に満ちた対応をしているのが現在の中国だと考えます。 以下、矛盾を感じる部分の説明をしていきたいと思います。 ① 南シナ海において、フィリピン船に放水 平和的な解決を求めるということを言いながら他国の船に放水をしたり、攻撃的な姿勢を貫いてくるのは矛盾に満ちていると考えます。 ② スパイ禁止法の強化と海外からの自国への投資の強化の呼びかけ 反スパイ禁止法で捕まる際の基準がないです。法律なら明確な基準があるはずで

          SNS詐欺 対策について

          最近40代~50代にかけて、SNS上での詐欺が増加しているという内容を新聞で読みました。 今日はネット上の詐欺対策の注意点の記載をいたします。 対策として、まずは楽して儲かる話は全て疑うようにしたほうがいいと考えます。 甘い話には毒があるように、楽して儲かるや、簡単に儲かるという話が他人から来た場合は疑ったほうがいいです。 儲かる話があるとしたら、人は簡単には他人には教えないです。教えてしまったらそこから更に大勢の人に広がってしまい、自分が儲かる強み(儲かる源泉)を失

          地政学でみる、ロシアと中国、北極海の考察

          地政学では、ハートランドという理論があります。 ハートランドとは、ユーラシア大陸の中心部を指し、現在はロシアが押さえています。そしてハートランドを押さえる国が世界の覇権を握れるという理論です。 では、何故ハートランドを押さえれば世界の覇権を握れるのかというと、ユーラシア大陸の北には北極海という難攻不落の要塞があるからです。 北極海からロシアを攻める国はないと考えられます。 そう考えるとロシアは戦力を南方に配置すればいいことになります。 しかし、現在は温暖化が進み夏場

          地政学でみる、ロシアと中国、北極海の考察

          インセンティブ【人は得することがないと動かない】の考察

          経済学にインセンティブという理論があります。 インセンティブとは、人は得をすることがないと動かないというものです。 人や世の中のために動くといっても、そこには自分が行動することにより、世の中が少しでも良くなるという動機があるから人は動くと思うし、もし自分が行動しても何も変わらないのなら、自ずと動こうとする人は少なくなると考えられます。 また、人は自身の利益の為に動きやすいです。win-winは考えても、相手が勝って、自分が負けることに力を尽くす人はなかなかいないと思いま

          インセンティブ【人は得することがないと動かない】の考察

          貿易とビジネスで考える依存について

          依存が与えるリスクというものはあらゆるものに含まれていると感じています。 例えば、貿易で考えると、生きていくのに必要な資源や食料などを一国からしか輸入していないと、自国の立場が弱くなることが考えられます。 具体例を挙げると、日本だと原油の80%以上を中東から輸入しているので、中東情勢が悪化すると原油が不足して厳しい状況に陥ります。 ある国や地域からの輸入がダメになった場合に、他から輸入できるようリスクヘッジをしているなら問題ないですが、そうでない場合は大きなダメージを負

          貿易とビジネスで考える依存について

          現状の中国についての考察

          現状の中国はアメリカに継ぐ経済大国となっています。 また、優秀な人材も多く、特にIT分野での躍進が凄まじいです。 20年前の中国はまだ発展途上でしたが、この20年間で経済、技術力など大きく成長をしました。 これは、資本経済を導入してから、主に欧米日からの投資を呼び込み、技術力を吸収し、製造拠点として成長してきた背景があったからと考察します。 しかし、技術面は海外からの盗用も多く見られ、問題もありました。 中国の古典でよく出てくる例えで、龍が水中の奥で眠るというものが

          地政学から見た日本の状況

          地政学とは、地理的な要因から政治を見る学問です。 世界地図は不変であり、(国境は変わっていますが)人類が発展してから、何千年も変わらないものです。 地図や地形を見ることで、世界の環境から、各国の政治や、軍事状況が俯瞰して見れるようになります。 前置きが長くなりましたが、世界地図で日本を見たときに、日本は地理上、とても恵まれた環境にあると考えられます。 島国であり、過去は日本海という防壁があったため、大陸からの侵略をあまり受けずにすみました。 また、大陸から近いという

          外国人労働者受入れと少子化の考察

          日本は少子高齢化が進み、労働人口が減少してきています。 多くの職種で人手不足が加速していますが、特に介護、福祉、保育、運輸などの不足が大きいです。 介護、保育は人の代替えが効かないため、不足している労働者を増やす必要があります。しかし、国内だけでの人材の充足は難しく、海外から人材を増やすとしても、日本の賃金の低さと労働時間の長さから、既にアジアなど海外からも選ばれない国になりつつあります。 この状況を打破するためには、賃上げを行い、日本で働くことのメリットを示す必要があ

          外国人労働者受入れと少子化の考察