経営に活かしたい先人の知恵…その25
◆感情をコントロールする術◆
孔子の編とされる『礼記』に、「感情の赴くまま、直ちに行動に移すのは野蛮民族のすることで、修養のある人の成すべきことではない」とある。
また『孫子』は、「一国の君主たる者、一軍の将たる者は、怒りによって兵を起こしてはならぬ。戦いの結果が利益をもたらすかどうかという客観的判断に立って行動すべきである。怒りは、時が経てば喜びにも変わるだろう。だが、国(会社)は亡んでしまえばそれでお終いであり、人は死ねば生き返らない。この故に、名君名将は慎重の上に