医療で働き方改革ホンキでやるならAI導入しかない

医療の無茶の話。
を、ごちゃごちゃ書こうと思ったけど土日丸々じっくり休養に当てたので要件だけ。


医療は人手不足。(医療以外のどこでもそうだが)
医療現場で働く人の無茶を前提とした設計になっている。(医療以外のどこでもそう)
医療のお偉い方は、業界をどう変えていくべきか考えるという本来責務を放棄している。(医療以外のどこでも)
医療の問題は、もはや人手を増やそうとか給料を上げればとかそんなレベルの話ではない。(医療以外の)

人手増やすったって、バイトでも雇うんか?
世界で一番人数の多い、中国人にでも来てもらうんか?

そういう方向じゃむり。
根本的に仕事の断捨離をせにゃならん。
(人間が)やらなくていい仕事、存在しなくていい仕事、山ほどある。(医療以外のどこでもそう)


発熱で強めの風邪薬が欲しいだけの時とかもうウェブだけで完結でいいんよ。

予約の電話で名前と症状を話し、初診受付で名前と症状を話し、問診票で名前と症状を書き、ナースが来て症状を話し、待合室で待たされ、診察室で症状を話す。

もうそれ最初の予約でウェブで入力するよオレ!

しかも珍しい病気の可能性を疑うべき症状も、どれだけ天才な医師でも見落とす時は見落とすので、そこはもう医師としてのプライドとか職歴とか言うてる場合じゃなくて謙虚にAIでええと思うねん。
最後の最後、医師がうんそうよねでokボタンでええと思うねん。

あと、健康なのに些細なことやら単なる不安で受診する暇な老人問題ね。
これも全部が全部見るんやなくて、コロナ最多時代に電話で「いま話せてるなら重症じゃないんで大丈夫です」で済ませてたのと同じような対処でええと思うねん。
万が一の時の責任問題あるからムリやと思うけど。


書いてたら長なってもたわ。

最後、医療のお偉いは現場最前線で働く人らを全く守る気ありませんという論拠を引用しときます。


引用ここから


今回の甲南医療センターで高島晨伍先生が亡くなったことに対し,医師たちの悲痛が鳴り止まない。 医師でない方々には「なんで医師たちは,ここまで怒っているのか?」と不思議に思うかもしれません。 ボクらの怒りの根源にあるものは,彼が亡くなった事に対して,病院や直属の管理者が適切に監督していなかったことを正当化しようとしている部分にあります。 ===== 一般則から遅れて5年。2024年4月から,医師働き方改革が始まります。そのメインは「勤務医の労働時間把握と適切な管理」。 これに対して,多くの施設ではタイムカードやビーコンなどで勤務状況を把握するようになってきています。(信じられないかもしれませんが,これまで勤務医は労働者であるのも関わらず,全く管理されていませんでした) しかしながら,医師(特に若い研修医や専攻医)は,診療技術を学ぶため,オン・ザ・ジョブ・トレーニングとして長時間病院内に滞在することがザラ。 当直業務でなくても,深夜まで働くのは当たり前。なぜならそれは患者のためであり,自分自身の技術を磨くためでもあるから。医師の長時間労働は当たり前という風潮が,ずっとこの業界ではありました。 しかし,ここ20年くらいの間,医師の過労死が報道されるようになってきました。一部の施設や診療科では,それを真摯に受け止め,来年から始まる医師働き方改革に臨んできました。 ===== 実際に改善を図ろうとして,我々が対峙したのは「医師の労働時間把握の難しさ」。 院内に長く滞在しても,それが診療のためなのか,自分自身のスキルの向上のためなのか,切り分けることが困難。 もし医師が適切な時間のみで診療を行なった場合,現在の診療体制が維持できない(すでにオーバーワークによって支えられているため)と考え,「自己研鑽」というシステムが作り出されました。 自己研鑽とは,本来業務から解放され,上司の明示または黙示の指示によらず院内に滞在する時間。たとえば,自分自身の知識を増やすため,文献を検索して読んだり,外科手術の技術を磨くためにシミュレーターでトレーニングしたりすることです。 これによって,医師の労働時間を適切に把握できるようになるハズでした。 ===== しかし実態は大きく異なっています。 多くの病院管理者は,いかに労働時間を見た目上短くするか,どうすれば労働時間制限をすり抜けていくか,といった本質でない部分に力が注がれてしまいました。 言ってみれば「病院は勤務医の長時間労働を黙認」という,蓋を開けてみれば何も改善していない状態になってしまいました。 施設によっては定時になったらタイムカードを押し,そこから残業をすると言った,労働者の権利を無視するような実態が存在しています。 別の施設では,デジタルデバイスを利用して,医師がどのくらい院内に滞在しているか(労働しているかではありません)をチェックし,あらかじめ規定の労働時間を超えた部分を自動的に自己研鑽(労働時間にカウントされない)ようにしているところもあります。 多くの勤務医は,そのような本質でない実態を知りつつも,「患者のために仕方がない」と思ってそれを受け入れてきました。 ===== 今回の甲南医療センターによる記者会見では,全文は公開されていないものの,病院側の責任逃れが前面に報道されています。 病院は研修医や専攻医など単なる「労働力」としてしか見ていないように見受けます。 亡くなった高島晨伍先生を一番傍で見ていた,同じ診療科の仲間たちや直属の上司が「なぜ止められなかったのか」と悔やまれます。病院の中にある長時間労働を許容する文化が,そうしたのかもしれません。 若い医師たちは,もちろんベテランと比べれば,経験も浅く,知識も少ないですが,診療技術を磨き,未来の患者さんを救うための資産であるはずなのに,今回のような形で終えてしまったことに,本当に後悔の念が絶えません。 ===== このような背景には,多くの医師が「死ぬほど辛い」思いをしてトレーニングしてきたことがあります。 私自身,麻酔科のトレーニングを受けていた最中,何度目の前においてある麻酔薬に手を伸ばしそうになったことか... 幸い家族がいたので,踏み留まることができましたが,一歩間違えれば,元に戻れない方へ行っていたかもしれません。 追いつめられ,逃げ場を無くすような思いをして,なんとかやってきた医師は少なくありませんし,精神的に病んで研修が続けられなくなることも稀ではありません。 いつまでこの国は,不健全な形で医療を提供し続けるのだろうか? もうこれ以上,医師の過労死で心を痛めたくはありません。今回の件をきっかけに,このような形で命が奪われないよう,議論されることを切に願います。 =====

引用おわり

おわり

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