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現在の学部とは異なる専攻の大学院へ進むためのロードマップ

分野を変えて大学院へ..

私は現在数学やプログラミングを用いて研究をおこなっている大学院生である。
しかし数年前までは、関東の人文系(例えば文学部、外国語学部などいわば数学を全く使わない学問)の学部の文系大学生だった。
さらに、現在は学部のときに通っていた大学とは異なる大学の大学院に通っている。
つまり、専攻と大学の両方を変更して大学院に進学したわけである。
その実体験を踏まえて、現在の専攻と異なる大学院へ進学するためのロードマップを提供する。

大学院への進学に関する情報は少ない..

日本における大学院試に関する情報は少ない。
それもそのはず、大学学部卒業者の内、大学院に進学するのはわずか11.3%である。就活市場には数多もの情報が転がっているが、それは約9割の大学学部卒業者が必要とする可能性があるためであり、大学院に関する情報が充実しないのは当然である(笑)。
さらに、分野が異なる大学院への進学に関する情報は極めて少ない。
大学院進学者の内、分野を変更する学生はおそらく10%、おおくても15%といったところだろう。その皆様のお力になれればとおもい書かせていただいた。
自分の学部からエスカレーターで同じ大学の院に進学する場合は学内の先輩などから情報を仕入れられるが、分野が異なる大学院の情報はどうやって得ればよいのだ。
そういうのも解説したい。

この記事の強み

  • 調査期間勉強期間院試期間の3期間に分けてロードマップを説明する。

  • 別分野への大学院進学を考える大学生の特有の不安や問題を事細かに解消できるコンテンツを充実させた。

  • あくまで私の体験談であり一般化可能であるかはわからないが、私はかなり遠回りをした自覚があるため、失敗談・改善点も交えたロードマップを共有する。

  • 一見大変に思えるが、意外と簡単なことも説明する。

価格設定は1000円と先日改定された最低賃金の全国平均1002円から2円少ないものにした。アルバイトにいそしむ大学生なら安い投資であろう。
もしお金に余裕が無い大学生なら、私の以前noteで、18000円相当のポイントを得られる三井住友銀行のキャンペーン紹介しているので、そのポイントでnote価格1000円を相殺してもらいたい。※今回コンビニは関係ない。

専攻を変えて大学院へ進学する大学生の中でも、
私は人文系から数学&プログラミングを使用する専攻へと大きく分野を変更しました。
つらい思いもしましたが、そんな思いをしたらこそ、
分野を変えてまで大学院で勉強したいという強い意志を持つ皆様や
分野を変えたいけど立ち回り方がわからない皆様
にとって価値のある記事を書けたと自負しています。

院進か就活か悩んでいる方は就活の情報も得るためにこちらの記事もどうぞ

調査期間

➀まずどこからはじめようか

現在大学で受講している科目とは丸っきり異なる専攻の大学院に進みたいあなた。
まず、大学院に進む目的を整理しよう。
「A大学院で○○の勉強に励み、▲▲資格を取りたい。」
「B大学院にすすんで、○○先生のもとで研究したい。」
「C大学院に進みその分野の修士号を得ることで、○○職に就職したい。」

大学院に進みたい理由は様々だと思います。ある程度方向付けておくことで、今後の大学院選びに役立ちます。

➁漠然と気になる大学院を2~5個選ぶ

自分であらかじめだいたい目星をつけることで、後々誰かに相談する際にお話を聞いてもらいやすくなります
また目標が定まることでモチベーションにもなります。

困ったらその分野の日本Top5ぐらいの大学院をリストするだけでもいいです。
「え、いきなり高望みして大丈夫?」と思うかもしれませんが、
倍率勉強期間その他の受験生の状況を考慮すると大学院試のハードルは大学受験ほど高くありません。のちのち書きますね。
ぶっちゃけ2個だけでも問題ないです!筆者も候補に3校を上げて最終的に2校受験したのみであったので。

➂いますぐにでもやるべきこと

院試までの時間は限られている上に、他学部で知識が少ないというハンデを背負っているので以下の動きを出来るだけ早くやりたい。

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