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運動会はズック?足袋?

地域によって違うだろうと思いますが 私の地元 北海道では50年以上前は運動会は足元が圧倒的に 足袋
でした。 もちろん 裏はゴムなんですがそんなに厚いゴムではないので ちょっとした石ころなど踏みつければそりゃ 痛いものです!

運動会の前日 全校生徒でグラウンドの石やゴミを拾った記憶があります そんなの残って走ったら痛いですからね! 結局足袋が圧倒的だった記憶しかないですがやがてスニーカーや ズック靴になりました

ズックって 今言いませんよね? 軽く引っ掛けてスッと履ける、あれです !平気でそれで運動会 出てた人もいましたっけ。
あれは カパカパ しょっちゅう脱げちゃうんですよね!

足の速い子は、足元もかっこ良いスニーカー履いてましたね。 できる奴らは持ってるものも違うってやつですか? こっちは必死で足袋で走ったってどんケツから数えた方が早い ぐらいですから! それでも あの足袋を履いている小学生って、上は短パンとシャツですからね バランス的に見たへんてこな格好ですよね!

足袋っていやあ 和装の時足元は足袋ですよね そんな格好した人も最近は見なくなりました。 冠婚葬祭でも和装で現れる人なんてほとんどおりませんもんね つくづく 着るものから履くものからが全部 西洋化 してしまったんだなぁと思います。
花火大会 なんかで若い子たちが たまに着物を着てて見る 機会ありますけど、 足元が スニーカーっての見ると 『え!』ってなっちゃうのは昭和のおじさんだからでしょうかね?

着物を着付けしてくれるところも 結婚式場にくっついてるお店とかそのぐらいになってしまいましたね。 昔は和装店ってありましたけど、も うすっかり 姿を見なくなりました これもまた、消えゆく文化の一つなのかもしれませんね 実に悲しい思いがします・・・

着物ってやつは 不思議なものですよね あんまり ガリガリに痩せた人が着物を着ても あの曲線美 膨らみがないと実に格好が悪い 着物を着ているというよりも 反物に切られてるって感じですもんね。
様子がよくありません!

男の人なんかちょっとお腹が出てて小柄な人の方が着物は生える気がします

下駄の鼻緒すげ替えるなんて これも今はできる人はほとんど いらっしゃらないんじゃないでしょうか? 現在の70代 80代の女性の方々ならできるのかもしれませんが。 鼻緒って今の若い人に通じるでしょうかね 分かりますか?

下駄の鼻緒の役割はもちろん 正しく立つためでもありますけれども 靴のようにすっぽり 足を覆っていませんので そのまま歩くと 鼻緒の位置がもし下駄の中央にない場合下駄が左右に振られることになります。 鼻緒の位置がずれてしまうと足を蹴り上げ踵から離れた時 内側に振られやすくなり右足の下駄が左足に左足の下駄が右足にぶつかってしまいます。 そうならないために ど真ん中に来るよう作られてます。だから急いで歩いても 下駄がまた元の位置にちゃんと戻ってくるように下駄の中央につけられてるってわけなんです!

もともと田んぼの中で作業をする時に 藁で編んだ 『田下駄』田んぼに下駄たと書くんですが、 これを履いて作業をしていたのが 由来 だとされ、 その後 丘に上がって歩く時の下駄や草履というものができたのだとされています。

理にかなった 履物だということになりますよね。 

あーあ!健さんみたいに着物を いなせに着こなして 闊歩してみたいもんですねえー!

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