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オスロ大学のサマースクールに行くことになりました!

当初は無謀だと思っていました。
でも、どうしても諦めきれなくて、、、「できるところまでやってみよう!それでダメなら諦めよう!」という気持ちでやってきた約4か月。

でも、ほんとに行けることになりました!
オスロ大学のInternational Summer Schoolに!

専攻は「Gender equality in Northern Countries」です。
まさにこのブログのテーマでもある「北欧のジェンダー平等」のコースです。

ここまでの道のりは長かった・・・・といってもまだ始まっていないので無事受講できるまでは気が抜けないのですが、ここまでの歩みを記録しておきたいと思います!

まずは夫に勇気をもって話す

もしかしたら最後のノルウェーの夏になるかもしれないので、どうしても行きたい!!と夫に想いを打ち明けました。というのも、6週間のコース(午前のみ)は子供の学校の夏休みと丸被りなのです(^^;)子供の預け先問題があるので、まずは夫の協力が不可欠になります。

夫に否定されることはありませんでしたが、「さすがに6週間全部は子供見れないよ」と言われてしまいました。まあ、そうだよね・・・学校のサマーキャンプにいれるとか、旅行に行くとか、最終手段はベビーシッターかな、といった大枠のプランだけ話して、「まあ、とりあえずTOEFLの結果出てから考えようか?そこで落ちるかもしれないし。」とのことで、とりあえず前に進むことにはなりました。

最初の関門はTOEFL

さて、学校の出願締め切りは2月中旬。TOEFL受検を決めたのは1月初旬。ギリギリでした。12月に一時帰国したときに、過去問だけは買っておいたのですが一度も開いていない状態。学生時代に受検したことがあるものの、だいぶ内容も変わっているだろうし、自宅受検(IBT)も初体験。とにかくやるっきゃない!という状況でした。

2週間ほどの勉強期間を設けて試験は1/23の午後に設定。結果が出るのは1週間後。ギリギリ出願には間に合います。出願受験料はびっくりするほど高く、受検するのは1度だけと心に決めました。

息子の体調不良・・・

翌週に試験を控えたある日のこと、息子(5歳)が体調不良で学校を休みました。嫌な予感・・・

試験日に息子が休むことになったらどうしよう!?
IBTは監視が厳しく、試験中の部外者の入室などもNGなので、息子が「ママー」といって入室した日にはすべて終わる、、、と思っていました。

まずは試験日程を変えることを考えましたが、もう既にその期限は過ぎていました。。。意外とフレキシビリティ低いのね・・・
とりあえず、万が一の場合は夫に在宅勤務してもらうようお願いしておきました。

予想に反して息子は早期に回復し、安心していたのも束の間、何故か試験前夜に喉が痛い~と息子がうなされるという悪夢が起きてしまいました。夜中に何度も起こされ、熟睡できずに朝を迎え、息子在宅でのTOEFL受検を覚悟していた私ですが、そこで奇跡が!

なんと、朝起きた息子は何事もなかったかのようにケロっとしており、「もう喉痛くない」「学校行きたい」というではありませんか!?

神は私を見捨てなかった!!

急いで支度をして、息子を学校に送り届け、自宅に戻ったのは試験1時間前!急いで昼ご飯をかきこみ、部屋のセッティングをして、準備が整ったのは試験15分前。ほんとギリギリやん!

睡眠不足で働かない頭を猛烈に働かせて、無事に受検!涙
そして大学が求めるスコア基準を突破し、出願資格を得ることができました!よくやった、自分!と思いました(笑)

次の関門は高校卒業証明書

これで基本的に資格は揃ったので問題ないだろうと思っていたのですが、
「大学の成績証明書」と「高校の卒業証明書」が不足しています、との通知が・・・。

え!?

そんなのどこに書いてあったっけ!?かなり確認をして提出したつもりだったのでびっくり仰天!というのも、海外在住のため証明書関係の取得にはとても時間がかかる上に、誰かの協力がなければ不可能なので、はて、どうしたものか・・・と。

大学の成績証明書はオンライン申請ができたので問題なかったのですが、高校卒業証明書は窓口または郵送申請しか方法がありませんでした。大学の卒業証明書があれば高校卒業証明書は不要なのではないかと大学の事務の方に申し立てしてみたものの、どうしても「高校卒業証明書でないとダメだ」の一点張りで(あーむかむか)、仕方ないので日本にいる父親に事情を説明し、取りに行ってもらうようお願いしました。父もお願いした当日に母校を訪ねてくれ、母校の事務の方も特急で発行してくださり、2日で取得することができました 涙

本当に感謝の気持ちで一杯です!!いかに、周りに支えられてここまでこれたのかということを実感しました。

そして必要書類はすべてそろい、大学側にも受理され、出願して約1か月後に入学の許可通知が届きました!

さて子供の預け先はどうする?

次の関門は子供の預け先です。先送りしていたこの問題がいよいよ現実のものとなってきました。大学への支払いも済ませたので、ここでどうにかせねば、TOEFL受験料含めてすべてこれまでの努力、時間、お金が水の泡です。

学校のサマースクールや習い事のサマースクールで大体2週間はつぶせる見込みがありました。残りの4週間をどうするか・・・・ノルウェーの7月は国全体がお休みになるので、その期間は休みがとりやすいという特殊事情があります。そのため夫も2週間は休暇がとれそう、残り2週間はベビーシッターに頼らざるを得ないとのことで、ベビーシッター探しが始まりました。

難航するベビーシッター探し

そこは盲点だったのですが、7月は国全体がお休みなのであらゆるサービスもお休みになります。その期間働く人はなかなかレアということです。つまり、ベビーシッターさんもなかなか見つけにくいということです・・・

最初は知り合いをあたりました。息子の学校の先生や昔通っていたノルウェーの保育園の先生など。しかし、見事に、みなさん7月は休暇で既にプランありでNGでした涙 息子が知っている人が一番安心感もあり、すぐに懐くと思ったのですが、そこは諦めざるを得ないように思いました。

次に知り合いの知り合いや、他の方がお世話になっているベビーシッターの学生さん、日本人コミュニティで先生をやっている方など、信頼する方のご紹介に頼ることを考えました。ここでも、本当にたくさんの方が優しい手を差し伸べてくださり、何でも助けてほしい!協力してほしい!といってみるものだなあと幸せを噛みしめていました。

一方でこのようにあてはあったものの、こうやって一件一件あたっていくのはなかなかしんどいなあとも思っていました。見つからなかったら、その期間は学校にいけない覚悟もしていたぐらいです。

そんなちょっと気持ちが落ち込みかけていたときに、またとない朗報が!

お友達のママが知り合い限定で夏休みにベビーシッターのバイトをやりたいといっているって!

この情報を教えてくれたのも、ママ友なのですが、あーやっぱり神はいた~!と思いました(笑)大袈裟な・・

もちろん、即そのママにコンタクトをとりました!そしてその日中にオッケーを頂きました!涙涙涙

息子と同年代のお子さんのいるご家庭なので、一緒に遊べるし、知り合いなので安心感もあります。本当に多くの方の支えによって私の野望は実現しているのです。

今想うこと

無謀と思われた今回のスクーリングですが、本当に実現しそうです。この前大学から学生証作るから写真を送ってくれという指示がきて、あ、ほんとうなんだな、と実感しました。

最初はお金もかかるし、、、と思っていましたが、考えたら夏のヨーロッパ家族旅行の費用とそんなに変わらないかなと。今年の夏ぐらい違うお金の使い方をしたっていいんじゃないかって思うようになってきました。ベビーシッター代だって、夏休みの2か月×3年間無償労働で私が提供してきたわけだし、その分の貯金があるともいえませんか?!(急に態度が大きくなるw)

無謀と思われることでも、やりたいといってみる!
とりあえず行動してみる!
周りに協力をお願いしてみる!

現実となってしまえば、無謀でもなくなるんですよね。
周りにこの私の野望の話をすると、みんな口を揃えて支持をしてくれます。そして協力してくれます。
一番驚いたのはお姑さんも、応援してくれたこと。「やりたいと思ったときにやるのがいい」と。とても勇気づけられました。

自分の親も「へーそうなんだー」って普通に受け止めてくれたのも意外でした。

実は自分が思っているよりも、周りは大して無謀と思っていないのかもしれません。それほど、周りは自分のこと気にしてないんだと思います(笑)

あなたの野望は何ですか?
勇気をもって周りに話してみてください!
意外と叶いますよ。

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