小池陽慈
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先日発売の『マンガでわかる 現代文重要単語[発展編]』(KADOKAWA)、本日(2024 4/20)、honto電子書籍ランキング【高校学習参考書】部門で【1位】となりました! ご購入くださった皆様、本当にありがとうございます!
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著作の紹介(刊行順)
神保町の書店「PASSAGE SOLIDA」【小池陽慈の本棚】 *オンラインでの購入も可能です!【共著】紅野謙介編『どうする? どうなる?これからの「国語」教育』(幻戯書房)【単著】『無敵の現代文 記述攻略メソッド』(かんき出版)【単著】『大学入学共通テスト 国語[現代文]予想問題集』(KADOKAWA)*2021年度用【改訂版】がありますので、お買い求めの際には、そちらをお願いいたします。
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祖父の死(私にとっての)
父方の祖父が亡くなったのは、私が小学校三年生のときだった。祖母と父が泣くのを横目で見ながら、「これはただごとではない」と思った。が、やはり、死なるものの現実は遠かった。葬儀の司会が、「人が死んでも細胞はまだ生きていて、それも少しずつ死んでゆく」というようなことを言っていて、その言葉だけは妙に印象に残ったのだった。しばらくたったある日、祖母が、「爺さん愛用の孫の手が出てきた」と見せてくれた。孫の手の
もっとみるドゴッ、ドゴッ、ドゴッ…
つれあいのお腹に子が宿ったとき、医師は、その心臓の動きを機器で聞かせてくれ、「この心臓は、もう一生、動きを止めることがないんです」と教えてくれた。当たり前なことだ。けれどもその事実は、予想した以上に自己主張の激しい鼓動とともに、世紀の大発見かのような衝撃で、私の脳と世界とを揺らしたのだった。
「おまえはいまどこにいる?」
二十年ぶり、あるいは三十年ぶりに開いた本に、かつての自分の書き込みを見つけることがある。するとかつての自分の書き込みは、「おまえはいまどこにいる?」と問うてくる。そんなとき私は、「おまえがいるところにいるよ」と答えるしかない。けれどもそれは残念なことでもないのだ。
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