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ロッブリー県で出会った 少数民族プアン族が提供するタイ料理『マッドミーアハーンタイロッデッド』 全メニュー(カタカナ表記&和訳付き)

ここでも何度か書いたことがありますが、私は週に3、4日ほど朝にルンピニ公園まで行き、10kmほどジョギングしております。
始めるまでは「ジョギングなんて何が楽しんだ」なんて思っていたのに、いざ始めてみたらすでに5年以上が経過。その後フルマラソンに3度出場まで果たし、すっかりハマってしまった次第です。
走ることが日常になった私ですので、人様よりは足腰を鍛錬していると自負しているが故、ロッブリー県にある『ワット・カオウォンプラチャン(วัดเขาวงพระจันทร์)』という寺院のことを聞いたら、闘争心が湧いてきました。


タイ最長の3,790段もの階段がある寺院ワット・カオウォンプラチャン

先に触れたワット・カオウォンプラチャンは、アユタヤの北のロッブリー県という県にあります。

https://goo.gl/maps/qrGTQpLHspcHErge7

この寺院は山の頂に建てられており、そこへ至るまでには3,790段もの階段をあがらなければ到達できないという過酷な道のり。
3,790段というのはタイでもっとも長い階段だそうです。
過酷な階段をあがりきれば山頂の寺院ではいつでも参拝はできますが、タイ人がもっとも集まるのは中国の旧正月(チャイニーズニューイヤー)だとのこと。
私はこの寺院の話を聞いたことで、闘争心が湧いてきたわけです。
中国旧正月に、タイ最長の階段をのぼりきり、山頂で両手を合わせて願い事をすれば高確率で叶うのではないだろうか。
そのような不埒な思いに駆られ、国鉄ホワランポーン駅から列車に乗り込みロッブリー県を目指したのは2020年1月25日のことでした。


ロッブリー県市街地で人気のタイ料理店『マッドミーアハーンタイロッデッド(มัดหมี่อาหารไทยรสเด็ด)』

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3,790段もの階段なんてこれまでの人生でのぼったことはもちろん無く、人生初。
どれほど過酷なものなのか、レポートブログを探したけれどほとんどありませんでした。
ちなみに日本で最も長い階段は、調べてみたところ熊本県の釈迦院御坂遊歩道の3,333段なのだそう。ロッブリー県のワット・カオウォンプラチャンは日本一よりも457段高く、挑み甲斐があるというもの。
国鉄ホワランポーン駅から乗車した列車は夕刻にロッブリー県に到着。
すでに夕刻だったので、ワット・カオウォンプラチャン踏破は翌日に決行することにしました。


少数民族のプアン族とはいったい…

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この日の夜、私が夕食をとるために来店を決めていたのは『マッドミーアハーンタイロッデッド(มัดหมี่อาหารไทยรสเด็ด)』というタイ料理店です。中心部からだと若干距離があり、徒歩だと30分ほどはかかりそうな距離。私はバイクで向かいましたが、入店して30分ほど経ったころ、日本人男女の2名が来店。
話しかけることはなかったですが、もしこの記事をご覧になっていたらぜひコメントを!
店の規模は小さいものの、私が来店したときはほぼ満席で、空いていたテーブルは一つだけ。私はタイ人のパートナーと店へ来たのですが、その彼女が店内を見渡し、ぼそりと呟きました。

「プアン族ってなんだ?」

彼女は日本語が話せるわけではないのでタイ語だったんですが、店内に「プアン族がやっています」といったことが書いてあったよう。
「プアン族」なんていう少数民族の名は聞いたことがない。
後日、本記事を執筆するため調べてみたのですが、日本語で「プアン族」について記載されている資料は皆無。
うちの会社のタイ人スタッフに調べてもらい、ようやくプアン族の詳細を手に入れることができました。

調べてもらった資料によると、プアン族はもともとラオス北東地方やベトナム国境近くに住んでいた少数民族。プアン(พวน)という意味は「高原」や「台地」「高い場所」といった意味を持っています。
現在、プアン族はタイ各地に居住しており、東北地方だとノンカイ県やウドンタニ県、北タイはスコータイ県、中部はロッブリー県やサラブリー県に分布しています。

と、タイ人スタッフが調べてくれた資料で分かったのはここまで。プラン族の文化などまで至ることはできませんでした。

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私がオーダーした3種の料理

プアン族という聞いたことのない少数民族によるタイ料理ですが、メニューはタイ南部料理が多い印象です。
私はオーダーしたのは以下3つのタイ料理です。


パットサトーガピクンソッド/ผัดสะตอกกะปิกุ้งสด(サトー豆とエビのガピ炒め) 160THB

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タイ南部料理でよく使われるサトー豆と、エビをガピ(オキアミの発酵調味料)を炒めた料理。サトー豆は臭みがあるので苦手という方も多いですが、私は大好き。
ガピも好きなので私にはたまらない一品です。

ゲーンソムオンプラー/แกงส้มอวนปลา (魚入りゲーンソム) 150THB

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白身魚を入れたゲーンソム。辛いことを覚悟で食べましたが、頭髪が抜け落ちるほどの辛さではありませんでした。
ここのゲーンソムは深みがあっておすすめです。
ただ、やはり辛めですが。

ナムプリックプラーラー パットムー/น้ำพริกปลาร้าผัดหมู(豚ひき肉入りプラーラーのナムプリック)

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ナムプリックとは野菜などをつけるディップのことで、豚ひき肉とプラーラ(発酵させた魚の調味料)を入れたものを使っています。
これも珍しいナムプリックでクセになる味。


【無料】カノムトゥワイ/ขนมถ้วย

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カノムトゥワイとは小さな器に入ったタイのデザート。
卓上のカノムトゥワイは無料です。

マッドミーアハーンタイロッデッドの全メニュー

私がオーダーした料理を含めた全メニューを、noteで公開しています。
上記のようにカタカタ読みとタイ語、そしてどういった料理なのか、料理の料金を表記しています。
有料となっており、本記事は100円です。
(メニューは執筆時のものですのでご購入の前にご理解ください)


【SHOP DATA】
「マッドミーアハーンタイロッデッド(มัดหมี่อาหารไทยรสเด็ด)」
TEL:036-612-387
OPEN:10:00-22:00(基本無休)

https://goo.gl/maps/Utx7RkxdweWi6YzX7

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