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興奮と恐れ

実はいま、頭の中で嵐が巻き起こってて、すごい混乱している。

いろんなものが一気に手に入って、どこに何を置いていいか分らず、とっ散らかっちゃってる感じ。

考えたいことがあって、使えるヒントはたくさんあるはずなのに、どこを探していいのか、探しているのが何なのかすら定かでなくて。

正直、ここに何を書いたらいいのかも、よく分らなくなっている。

でも一方で、すごく興奮してる自分もいる。

知的興奮に、どっぷり首まで浸かっちゃってる。

こんなトリハダ立ちまくりの体験、すごく久しぶり。

そうそう、よく例えられるけど、なんかパズルみたい。

一見、何の関係もなく思えていたピースが、どんどんハマっていって。

あれも、これも、必要なピースだったんだと分って。

持ってなかったピースも、一気にどんどん集まってきて。

これまで長いこと混沌の中に拡散し続けていた“人生”ってヤツが、ようやく収束し始めている…。

そう、感じてはいるんだけど、ね。

うず高く積み上げられた段ボールに囲まれ、本当は一刻も早く箱から出して整理しなきゃいけないのに。

ずっと欲しかったものがここに“ある”っていう、そのことに興奮して。

まだ使えるようになったわけじゃないのに、満足しちゃってる。

……………………。

いや、違うかも。

興奮してるのは本当だけど、それだけじゃないかも。

段ボールを開くのが、恐いんだなぁ、私。

新しいフェーズに、進むことが恐いんだ。

そう、そのとおり。

このまま、ここに“ある”ってことにだけ、ずっと満足してたい__。

そう、思ってる。

いやぁ私、やっぱチキンだわ。

でも、チキンな私でいいんだよね。

いまのままの私でいいから、ほら、ドアを開こう。

大丈夫だよぉ。

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