激
DJ歴18年の激が、これまで自身のもつ経験をもとに考えたオリジナルなロジックから現場で役に立つTIPSまでを余すところなく公開します。 1記事200円、マガジンで購入いただくと2000円で記事を読むことができます。 ※加筆、修正を行う場合があります。
これまではDJの選曲や技術、情報収集についてお伝えしてきましたが、この章では、DJオファー獲得に向けてについて記していきます。 DJにとってオファーは自分の価値を確認する、いわばギャラみたいなもの、いや、ギャラよりも大切なものであったりします。 自分はプレイヤーでもあり、一方で主催で自分のレギュラー企画が5本ありますので、「こういう人を呼ぼう」と思うのは大きくは外れていないと思います。 人柄 「最後には人柄だ」という方も多いですが、あえてそれは一番最初に重要だと言っておき
前項では技術面について解説しました。 今回は情報収集についての解説です。 情報収集-曲をどこから知るのか 選曲するにしても、まず曲を知らないと選ぶこともできません。みなさんどこから曲を見つけますか? レコード販売サイトの新入荷、好きなレーベルのニューリリース、好きなDJがかけている曲など、おそらくこのあたりが多いのではないかと思います。 もちろん、それはそれで有用なのですが、そちらにもう一つ足していただきたいことがあります。それは、トレンドを掴むということ。 上記のなか
考え方の部分について、前項でお伝えしました。 本項では、前項の構築を行う上で、DJは常にFRESHである必要があるので、それを心がけるためにはどうすれば良いかについて、自分が考えていることを記します。 まずは技術ややり方についてです。 手癖でやらない選曲が終わり、確認のため通しでDJする時に、ミックスする位置やカットインのタイミングなども一緒に確認すると思います。 その時に、このタイミングは手癖でやっていないか?と自問することが、常にFRESHを生み出す第一歩です。 歴が
しばらく更新が途絶えて申し訳ございません。私生活が忙しく、なかなかPCに向かえませんでした。 さて、考えに考えたプレイリストを手に、当日どう向き合っていくかについて記載していきます。 プレイリストを手放すタイミングさて、速攻で前頁を否定するような見出しですが、プレイリストを全部そのままできると思ってはダメです。あくまで、迷いなくDJをするための準備であって、それをそのまま行うのは、極端なことをいうとMIXCDを持ってきてそのままかけているのと大きく変わりません。当日だからこ
最近忙しくて記事を書く暇もなかったのですが、Xにてこういう企画があったので、だいたいこういうアンケートとかって、フォロワー多いわりに反応してくれなかったりして、自分の寂しさが露呈するので好きじゃないのですが、それはそれでギャグになるのでやってみました。 結局23もいいねきたので、律義に答えてみました。 間違って貼ってた 正しくは→https://open.spotify.com/intl-ja/track/4EN2upZSqlyY9hvqcKiFX6?si=664461e
なんだかんだで10ページ目となりました。前項では戦略の組み立て方についてでしたが、今回はその戦略の立て方について、さらにヒントになる考え方について記していきます。 2:8の法則とは DJにもいくつか法則はあります。いくつかのDJのインタビュー記事などで見たことを覚えているのがこの2:8の法則です。(出典元を探し出せなかった。。)マーケティングではニッパチの法則と言われるものがありますが、それとは近いのですがまた別ですね。マーケティングの場合は、お客さん全体を100%とした
さて、ようやく、注意事項のようなコンテンツが終わり、仕掛けの作り方について記していきます。 グラデーションかけながら徐々に上げていくということも文化としてはありますが、このマガジンは「激のDJ Tipsを言語化する」というプロジェクトなので、自分のやり方をお伝えします。 前項にしたがい、選曲のストーリーを決めて行きます。最初に、1番キーになる曲を決めます。次に、序盤の雰囲気、つまりテクスチャーを決めていきます。序盤の雰囲気は一旦前のDJのDJ的な性格を加味して考えましょう。
前回の記事からの続きです。 大事なので長くなってまいりました。 タイムテーブル 気になるのはタイムテーブル。ピークの時間にやりたいですよね。でもなかなか難しいと思います。気になるところして、「順番は最初の方か、後の方か」というところじゃないでしょうか。 簡単にそれぞれの持ち場の期待されそうな役割を言語化すると 序盤→イベントのスタートダッシュ。全体の景気づけ 中盤→Groove Keep。落とさない。 終盤→ぎりぎりまで盛り上げて、すかっと終わる これは、自分がオー
前頁では、選曲の重要さについて記していきました。では、どういう風に選曲を進めていけば良いか、何を指針とすればよいのかについて記してまいります。 選曲を行う上で大事なこととして、 ・テーマ ・ニュアンス ・アプローチ ・タイムテーブル ・保険 ・確認 これらが挙げられます。 テーマは、何を持ってその選曲で伝えたいか、ニュアンスはどういう感じでやりたいか。アプローチはどういうDJでやりたいか、そしてタイムテーブルは順番による役割、保険はみたまんま ですね。それぞれ一つずつ見
いよいよ本編のはじまりです。まずはなぜ「構築」が必要なのかについて、記していきます。 本マガジンのタイトルは「激DJ 構築の戦略」としています。自分のDJのストロングポイントとして、多数のジャンルを扱いながら自分のパッションを表現していくことにあります。パッションと言いながらもただ熱いだけでは何も伝わりません。本マガジンでは、自分が苦しみながらようやく掴んできたポイントや、そこに至るまでの考えを可能な限り言語化してお伝えしていこうと思います。 このマガジンにより、別に自分が
この章のまとめ まず最初に、曲の繋ぎ方において概念的なジャンルを理解する ということからはじまりました。 ・音楽のジャンルではなくDJのジャンルについて 次に、音楽自体の分類を、単純な曲のジャンルではなく、リズムパターンとテクスチャー、速さに分類するということについてお話ししました。 ・ダンスミュージック極論のジャンル分け① リズムパターン ・ダンスミュージック極論のジャンル分け② テクスチャー/ 速さ 一番言いたいこととしては、最初の項目でお伝えした、 と、いう
前ページでかなり極端なジャンル分けをしましたが、そこからさらに分けて、音楽を分類していきます。 テクスチャー(硬い・柔らかい) テクスチャーという概念は最近自分の中で新しいものですが、要は音が硬いか柔らかいかという分類です。 単純に打ち込みで作ったようなマシーンドラムがあれば硬い、生音のボンゴとか、そういうパーカッションになれば柔らかいという、至ってそのままな判断です。 前頁ではリズムパターン、今回は音の硬さで分けていくといったところですね。 前頁の振り返りでもありま
さぁ、第一章から飛ばしてまいりました激DJ構築の戦略。皆様前ページは理解でききましたでしょうか。 今回も本章に入る前の前談にあたる部分ですが、アプローチをより厚みを持たせるための一つの考え方について記していきます。 ※あくまで自分のDJについて考えているオリジナルなロジックです。 ダンスミュージックのジャンル分けの極論 HIPHOP、BREAKBEATS、HOUSE、REGGAE、EDM、TECHNO、JUKE、DUBSTEP・・・と数多のジャンルがありますが、DJの構築
前提として、DJはアプローチの表現であるということで、何をかけるかというより、それをどういう意味づけでかけるかということが重要と考えます。 度々出てくると思いますが、ロジックがしっかりしている思い込みは、自分のDJに厚みを出すことに役に立ちます。この章では、自分のDJを構築するうえでの考え方の前提について記していきます。 ※あくまで自分のDJについて考えているオリジナルなロジックです。 アプローチとは DJによるアプローチとは色んな意味合いがあるとは思います。例えば、プロ
自己紹介とこのマガジンを書いたきっかけについて お前は誰だ!ということで自己紹介をします。 激 1986年生まれ京都在住。Jazz感のあるBreakbeatsを中心にしつつ、アッパーからチルまで、様々なジャンルを経験しているからこそできる独自の選曲が持ち味。 熱いパッションを込めて名前に負けないDJを行う。 尊敬するDJは松浦俊夫とJ.ROCC こういうプロフでやっております。 DJは19歳のころからなので、これを書いている現在(2023年)では、18年ほどやってます。
※書きたいことごとに増えていきます ①しくじり自己紹介 ②前提 DJとはアプローチである ・音楽のジャンルではなくDJのジャンルについて ・ダンスミュージック極論のジャンル分け① リズムパターン ・ダンスミュージック極論のジャンル分け② テクスチャー/ 速さ ・まとめ ③選曲の構築 ・「構築」の必要性 ・事前準備編 1 ・事前準備編 2 ・引き込む仕掛けの作り方 ・2:8の法則 / 自分のタイプを判断する ・当日編 ④常にFRESHを意識す