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政治や経済、社会などに関心を持つことの重要性

はじめに

 近年、政治や経済、社会など時事問題に関心を持っている若者は少ないと考える。理由としては、政治など社会的な情報よりも個人的な趣味に関する情報への興味が強いためだ。NHK文研フォーラム2019「世論調査から探る人々のニュース・情報選択~メディアは社会をつなげるか~」の資料によると、関心のある情報ジャンルで、個人的な趣味に関する情報が、政治・経済・社会に関する情報を上回っていた。

 維新の会が若者に対して行った、調査では興味関心がないと答えた人が4割を超えていた。これは良くないことだ。

 今回のnoteでは政治・経済・社会について関心を持つことの重要性について論じていく。

政治・経済・社会に関心を持つべき理由

 政治などの時事問題は我々の生活と大きく関わっている。昨今の物価高や法改正などは生活と密接に結びついている。特に経済関連のニュースは物価や雇用、仕事などに大きく関係している。


 政治や経済、社会の話題は一見独立しているかのように見えるが、密接に関係している。例を挙げれば、ウクライナ侵攻が物価高に拍車をかけたことなどがある。
 政治・経済・社会など時事問題全般に関心を持ち、新聞やテレビニュースなどで能動的に積極的に情報を得るべきだ。加えて、自分なりの考察や意見を持っておくのが最も理想的だ。そうすることで、生活に係わる情報を得ることができ、日常生活や仕事で活かすことができる。

政治・経済・社会関連の情報に関心を持つメリット

生活の見通しを立てられる

 昨今の物価高や低金利政策などの経済ニュースは生活に大きく関わってくる。先日は春闘で多くの企業がベースアップを行った。こうしたニュースを見ることで、家計の支出をどう抑えるか考えるなどの活用法がある。

就職や転職、昇進で有利になる

 多くの企業では昇進や就職試験に時事問題が出題される。日ごろからニュースに目を通せば、答えられるはずだ。時事問題に関心があれば、得点源にできるので、有利になる。
 他にも、面接では「興味のあるニュースは何ですか」と聞かれることが有る。ここで答えられないと面接官の印象が悪化する。しっかりと報道に目を通して、準備すべきだ。 

自分の進路を決めるのに役立つ

 時事問題に関心があれば、学びたい学問や興味のある分野などを考える材料になる。そして、どの大学に進学したいかや何の仕事に就きたいかなどを熟慮し、自分の進路に役立てられる。

知識、語彙力、読解力などの能力が向上する

 これはニュースとそれに関連する情報を新聞や雑誌、書籍などの活字のメディアで得た場合にのみ身につく能力だ。
 活字のメディアは内容を理解しながら読むことで、読解力を上げられる。普段使わない単語や言い回しが出てくるため、語彙力の向上が可能。国語力やコミュニケーション能力を伸ばすことができる。
 本やビジネス誌、新聞には多くの知識が体系的に詰め込まれているので、豊富な知識を得ることができる。活字メディアからの学びは大きな財産になる。知識が多いと話しの引き出しも増える。

媒体毎のメリット

新聞

 朝刊で昨日の出来事はほとんど知ることができる。報道されているニュースの数や種類も多い。テレビのニュースと比較して、報道しているニュースの量や種類が多い。そのため、広く浅く、情報を仕入れることができる。病院の待ち時間などに新聞が置かれていたら、暇つぶしに活用可能だ。

テレビ

 時間の都合上、ニュースの量は新聞よりも少ない。民放の朝のニュース番組では、ニュースだけでなく、様々なコーナーがあり、娯楽色が強いのが難点だ。NHKニュースや報道ステーションなど娯楽の要素が少ない番組を視聴すべきだ。

ビジネス誌

 政治ニュースは少ないが、経済関連とりわけ企業の経済活動などのニュースが多い。仕事で大いに役立つので、新聞とは別で読むべきだ。勤務先によっては、福利厚生で安く読むことができる。

書籍

 書籍はニュースに関係する情報や知識を得るツールだ。例えば、10年前の話だが、当時の日本経済はデフレスパイラルに陥っていた。この時に藻谷浩介氏が著した「デフレの正体」がベストセラーになった。このようにニュースで報じられた出来事の原因や背景などを書籍を通して学び、自分の知識にすることができる。そして、ニュースへの理解がより深まる。

おわりに

 政治・経済・社会に関心を持つことは良いことだ。自分にとって有益なことだ。皆さんも是非ニュースに目を通す習慣だけでも身に付けてみてはどうだろうか。


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