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【何故都心で暮らし続けているのだろうか】

令和5年の秋に後期高齢者になりましたが、生まれてからずっと東京の都心で暮らしています。居心地がいいのですがその理由が一体何なのか、思いつくままに書いてみました。

1. 空気感がほかと違う

街にはいつも人が溢れ、情報が溢れ、文化が溢れ、心をざわつかせる刺激が溢れています。街の中には目新しいアイテムがあり、早くも次の季節のファッションで装った人がいて、何気に季節を先取りできます。次々と建て替わる建物や走る車の色や形からも、最先端の空気感が味わえます。だから少しだけお洒落して、目的も無く街に出て歩きたくなります。

2.フットワークが良い

職場や学校への通勤・通学時間が短いし、満員電車に長時間乗らずに済むし、どこへ行くのにも移動時間は僅かです。フットワークが良い場所なので、誰かに誘われたらいつでもどこへでも簡単に行けます。近くに楽しく過ごせる場所があって、どこからでも来やすい場所なので人を遠慮せずに誘えます。

3. 夜でも安全で楽しめる

深夜までずっとにぎやかなので、仕事の後に家に戻って遊び着に着替え、気分を変えて出かけられます。街は夜でも明るくて、夜景も綺麗です。タクシーも捕まえやすいので、深夜になっても危険は無いし、いざとなれば歩いてでも家に帰れます。人がまばらになった夜の街も風情があって、意外に悪くありません。

4. 仕事とも人とも出会いが多い

仕事とも人とも出会う機会が多いです。働きたい時間だけ働けます。高齢者でも仕事を見つけられます。新しいビジネスのチャンスもきっとあります。自分に合った仕事に巡り会いやすいですし、生涯の友にも運命のパートナーにも巡り合いやすいです。だから我慢して働き続けることも、我慢して付き合い続けることもありません。行動や生活の選択肢が広がります。

5.車を持たずに生活できる

自分の車を持たなくても不自由無く暮らせます。その分だけ生活費にゆとりが生まれます。徒歩や自転車で移動するようになり、いつのまにか健康になっています。電車やバスでの移動は安全で、渋滞のイライラも遅れもありません。移動中に読書や情報収集も、短い昼寝も可能です。レンタサイクルやLOOPのステーションも急拡大しています。

6.サービスも品物も豊富に提供される

住まいの周辺で提供されるサービスも、購入できる品物も、種類が豊富で質も高いので、家の中に多くの物をストックせずに暮らせます。徒歩圏内に自販機もコンビニも、24時間営業の飲食店も揃っています。都心は物価が高いということはありません。スーパーOK銀座店もQB銀座店もほかの店舗と売値・料金は同じです。

7.街の魅力が増し続ける

東京タワーやスカイツリーなどの象徴的な建造物を眺めているとなぜか元気になってきます。街のランドマークとなる美しい建物が続々と建設されて、日々、街に新しい魅力が増え続けています。だから都心には私が子供の頃の街の景色はもうほとんど無いのですが、日々、変化し続けている街の姿こそが、私にとってはかけがえのない故郷です。

8.公園・緑地や並木道が多い

表参道の欅並木や神宮外苑の銀杏並木は大好きです。銀座には並木通りやマロニエ通りなど並木道がいっぱいです。歩道と車道が分離され、綺麗に舗装された並木道は気分良く歩けます。皇居外苑、日比谷公園、代々木公園、上野公園、木場公園、明治神宮、新宿御苑、白金自然教育園など、都心には意外なほど多くの緑が溢れています。

9.気軽に休日を楽しめる

都心に住んでいると休日が楽しみです。街中を細かく地下鉄やバスの路線が覆っていますから、駅から歩ける範囲は全て散策コースです。思い立ったら半日でもほんの少しの時間でも、見知らぬ駅から駅まで歩いてみるだけで新しい発見があって、少しだけ爽快な気分になれるかもしれません。疲れてきたら10分以内にある最寄りの駅からいつでも帰れます。

10.春景色

春には街中が桜色に染まります。千鳥ヶ淵、上野公園、隅田川、目黒川などだけでなく、湾岸の辰巳の森緑道公園の桜並木も50年を経て、600mの桜トンネルに育ちました。数十年前に植えられた木がいつの間にか育ち、隠れた桜の名所がたくさん生まれました。街中の並木沿いの桜はまだ若木が多いのですが、これからの成長が楽しみです。

11.夏景色

5月の神田祭りと浅草三社祭りから始まって8月の深川祭りまで、夏の間中どこかでにぎやかな祭りが開催されています。7月の隅田川と8月の神宮外苑以外にも多くの花火大会が行われ、夜空に光の華が咲き広がります。そんな大騒ぎが終わったころに、表参道で「スーパーよさこい」の華やかな演舞が繰り広げられて、それが夏のフィナーレになります。

12.秋景色

涼やかな秋風が吹き始める前にアートフェスティバルと学園祭で街はざわつき始めます。東京国際映画祭や東京デザインウイークや渋谷音楽祭などのイベント中は街の景色が変わります。渋谷109前のスクランブル交差点や道玄坂や文化村通りが封鎖されて特設スタジオが設置され、様々なジャンルのミュージックライブやファッションショウが見られます。

13.冬景色

ハロウィンが終わると直ぐに街は冬景色に替わり、クリスマスイルミネーションが灯ります。プロジェクションマッピングが建物の壁面を彩って、都心の夜はまた一層華やかです。クリスマスが終わり初詣も済むと少しの間だけ街は静かです。正月中だけは澄み切った青空になりますが、2月になれば東京国際マラソンで、また街中に多くの人が戻ってきます。

14.街が刺激に溢れている

仕事帰りに渋谷で買い物をして、待ち合わせて銀座で食事をして、新宿のレイトシアターで映画を観てから家に帰るという生活が、全く無理なくできてしまいます。休日に散歩に出ればストリートパフォーマーに出会えたり、キャンペーンイベントに出くわしたりします。街中で有名人を見かけても誰も騒ぎません。そんな体験を情報発信する人のせいでしょうか、行列のできる店が増えて困っています。

15.ライブが鑑賞できる

都心の魅力は「ライブ」です。アートも音楽もパフォーマンスも直接生で鑑賞できる場所もチャンスも多いです。移動時間が短いので自由に使える時間が確実に増え、刺激が多いので時間の密度や空間の質が高まって、できることや可能性が大きく広がります。毎日の暮らしが楽しくて、明日も何かいいことがありそうで、自然に幸せな気分になって、いつのまにか元気になっています。

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