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後悔しない方法

入院している祖母がそろそろ危ないと父から連絡がきた。

父方の祖父が亡くなってまだ3カ月経たないくらいだ。

2週間前、わたしはなぜか祖母が気になりお見舞いに行っていた。祖母は寝ていて寝顔しか見れていない。けれど、このコロナ禍で病院の面会が3年も出来なかったわたしとしてはそれだけでよかった。

その1週間後、夢をみた。

その父方の祖母の葬式だった。癌の母方の祖母の方がピンピンしている。違和感がある。

夢を見た2日後の夜、父から電話がきた。
「おばあちゃんがそろそろ危ないそうだ」
力なく話す声に、こちらも気が滅入りそうになる。

父には夢を見た次の日に言ったはずだ。
「おばあちゃんの夢を見たから、見舞いに言った方がいいよ」
父は笑って言った。
「おばあちゃん、何話してた?」
焦ったわたしは「忘れちゃった」と誤魔化した。

そのときに本当の夢の話をした方がよかったのか。それはわからない。

けれど、タイミングが合うのなら会いたい人には会いに行くのが1番だね。

いつだって次があるかは誰にもわからないのだから。

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