gcem156

生えてる子が好きです。

gcem156

生えてる子が好きです。

記事一覧

固定された記事

Stable-Diffusionの学習設定まとめ

 なんか学習設定について、よく分からんけどデフォルト!とかよく分からんけどこうしてみたらうまくいった!みたいな感覚で議論されていることが多い気がするので、学習設…

gcem156
1年前
155

llama-cpp-pythonで変なことする

 今回はllama-cpp-pythonを利用して、変なことしようと思います。使い方よくわからずやっているので、もっといい方法あったら教えて。 モデルのロード モデルのロードに…

gcem156
1日前
8

LLMで同じレイヤーを繰り返したりする

 5月中に記事を書けとNote様に脅されたので、最近やったことを書く。  LLM界隈では様々なモデルのレイヤーを重ね合わせることで性能を上げる試みをしているようです。な…

gcem156
2日前
3

8x7B=47B?

Mixtral「7×8は56じゃないぞ!オレたちは7×8で47だ!6.7倍だぞ6.7倍!」  MoEモデルのパラメータ数について気になったので調べてみました。 Mistral-7Bのパラメータ数…

gcem156
1か月前
5

Dart+WD-Taggerでプロンプトの忠実度を計測してみる

 最近出てきたプロンプト生成器 とWD-Taggerのv3 を組み合わせて、 Dartでプロンプト生成 生成したプロンプトで画像を生成 WD-Taggerでプロンプトを予測 1と3のプロ…

gcem156
2か月前
43

ControlNetの軽量版?つくった

 ControlNetはすごいですが、UNetの3分の1~2分の1くらいの大きさのモデルが余計に必要です。今回は軽量なモデル+LoRAだけでControlNetみたいなことをやってみます。 Co…

gcem156
2か月前
21

Stable Diffusionの学習コードを作る:5.ControlNet編

 今回はControlNetの学習についてやっていきます。以下のような設定を増やすことで学習できるようにします。 controlnet: train: true resume: null # model file path…

gcem156
2か月前
4

[ComfyUI]SamplerCustom宣伝記事

 今回は、ComfyUIにおける最強ノードである、SamplerCustomの宣伝をする記事です。  この記事の画像は全てanimagineXL-3.0及びDartが作ってくれたプロンプトを使ってお…

gcem156
3か月前
14

Stable Diffusionの学習コードを作る:4.LCM-LoRA編

 今回は、LCM-LoRAの学習についてやっていくよ。じつはコードの作り直しをした最大の理由はこのLCM-LoRAを簡潔に実装するためだったんだよ。 https://github.com/laksjdj

gcem156
3か月前
7

Stable Diffusionの学習コードを作る:3.LoRA編

 前回はフルファインチューニングをやりましたが、今回はLoRAの学習ができるようにします。 NetworkManager モデルへ追加ネットワークを適用する処理を行うクラスです。…

gcem156
3か月前
7

Stable Diffusionの学習コードを作る:2.学習編

 前回の続きとして、学習のために必要なコードを紹介していきます。今回はLoRAではなく、フルファインチューニングができるようにします。 データセット(BaseDataset)…

gcem156
3か月前
5

Stable Diffusionの学習コードを作る:1.生成編

 学習コードに変な機能がいっぱい増えてわけわからなくなっちゃったので作り直すことにしました。せっかくなので記事にしてみます。完全なオレオレ学習コードなので全くゆ…

gcem156
3か月前
19

Stable Diffusion学習の歴史

 完全に自分目線の歴史です。時系列は適当なこともあるよ。 2022/8 モデルが公開されましたが、学習を始めた人は一部だけでしょう。 Stable Diffusionリリース 22日 …

gcem156
4か月前
48

ComfyUIにおけるUNet改造ノードの作り方

誰が得するんだろうこんな記事 ComfyUIのカスタムノードについて新しいノードを作るには、以下の記事が詳しいです。  UNetを改造するとき、たとえばMODELを受け取って好…

gcem156
5か月前
20

学習不要のUNet改変法まとめ

 最近になって、UNetの構造をいじって生成速度をあげたり、品質を高める方法が色々提案されたのでまとめてみます。 UNetについて 過去に記事をあげてたと思います。UNet…

gcem156
5か月前
28

LCM-LoRAについて

 学習や生成をいろいろ試して分かったことをまとめます。 LCM-LoRAとは ただのLoRAです。サンプラーが変わったりCFG_scaleが1に近い値を設定しないといけなかったりとち…

gcem156
6か月前
32

Stable-Diffusionの学習設定まとめ

 なんか学習設定について、よく分からんけどデフォルト!とかよく分からんけどこうしてみたらうまくいった!みたいな感覚で議論されていることが多い気がするので、学習設定についてまとめてみようと思います。機械学習のこと知らん人にも分かるようにするはずの記事でしたが多分そうなってないです。間違いもあると思いますが、私の記事が間違っていたとしても、悪いのは私よりも頭がいい人が分かりやすい説明をしないせいであっ

もっとみる

llama-cpp-pythonで変なことする

 今回はllama-cpp-pythonを利用して、変なことしようと思います。使い方よくわからずやっているので、もっといい方法あったら教えて。

モデルのロード モデルのロードについては、なんでもいいのですが、logits_allをTrueにしておきます。これは全トークンの出力を保存しておく設定って感じで、変なことするのに必要になります。ただしこれをTrueにすると、プロンプト評価時にVRAMを多

もっとみる

LLMで同じレイヤーを繰り返したりする

 5月中に記事を書けとNote様に脅されたので、最近やったことを書く。

 LLM界隈では様々なモデルのレイヤーを重ね合わせることで性能を上げる試みをしているようです。なんと自分自身のレイヤーを重ねることで性能を上げる例もあるようです。よくわかっていませんが、ようするに同じレイヤーを何度も計算するだけだと思うので、forwardの内容を変えればVRAM使用量を変えずに同じことできんじゃねと思ったの

もっとみる

8x7B=47B?

Mixtral「7×8は56じゃないぞ!オレたちは7×8で47だ!6.7倍だぞ6.7倍!」

 MoEモデルのパラメータ数について気になったので調べてみました。

Mistral-7Bのパラメータ数 まずはただの7Bモデルについてみていきます。何番煎じだ?
実装はここみたい
https://github.com/huggingface/transformers/blob/main/src/tran

もっとみる
Dart+WD-Taggerでプロンプトの忠実度を計測してみる

Dart+WD-Taggerでプロンプトの忠実度を計測してみる

 最近出てきたプロンプト生成器

とWD-Taggerのv3

を組み合わせて、

Dartでプロンプト生成

生成したプロンプトで画像を生成

WD-Taggerでプロンプトを予測

1と3のプロンプトを比較

すればモデルのプロンプトへの忠実度測れるんじゃねということを思いついたのでやってみます。

 前置きが長すぎる気がするので、とばしましょう。少なくとも俺だったら読まない。

設定 Dar

もっとみる

ControlNetの軽量版?つくった

 ControlNetはすごいですが、UNetの3分の1~2分の1くらいの大きさのモデルが余計に必要です。今回は軽量なモデル+LoRAだけでControlNetみたいなことをやってみます。

ComfyUI用実装

https://github.com/laksjdjf/LoRTnoC-ComfyUI

あーきてくちゃあ ControlNetは基本的にUNetのIN+MIDブロックのコピーですが、

もっとみる

Stable Diffusionの学習コードを作る:5.ControlNet編

 今回はControlNetの学習についてやっていきます。以下のような設定を増やすことで学習できるようにします。

controlnet: train: true resume: null # model file path transformer_layers_per_block: false # default = false global_average_pooling: false

もっとみる

[ComfyUI]SamplerCustom宣伝記事

 今回は、ComfyUIにおける最強ノードである、SamplerCustomの宣伝をする記事です。

 この記事の画像は全てanimagineXL-3.0及びDartが作ってくれたプロンプトを使っております。プロンプト考えなくていいの最高や~~。

画像生成ノード ComfyUIの画像生成ノードにはKSampler(雑魚)やKSampler(Advanced)(ゴミ)があります。この二つに比べてS

もっとみる

Stable Diffusionの学習コードを作る:4.LCM-LoRA編

 今回は、LCM-LoRAの学習についてやっていくよ。じつはコードの作り直しをした最大の理由はこのLCM-LoRAを簡潔に実装するためだったんだよ。

https://github.com/laksjdjf/sd-trainer/blob/main/modules/lcm/lcm_trainer.py

スケジューラー 実装はめっちゃ簡単です。学習時にddimを使うので、分岐しています。こうしてみ

もっとみる

Stable Diffusionの学習コードを作る:3.LoRA編

 前回はフルファインチューニングをやりましたが、今回はLoRAの学習ができるようにします。

NetworkManager モデルへ追加ネットワークを適用する処理を行うクラスです。今回はLoRAしかやりませんが、後々LoHAとかいろいろなものを実装する予定なので、NetworkManagerという名前になっています。そのくせ変数名がlora前提になっていたりとちょっと見直さなきゃいけない部分もあり

もっとみる

Stable Diffusionの学習コードを作る:2.学習編

 前回の続きとして、学習のために必要なコードを紹介していきます。今回はLoRAではなく、フルファインチューニングができるようにします。

データセット(BaseDataset)データセットのフォルダ構造は以下のような感じです。フォルダ名はデフォルトの名前であって、設定で自由に変えられるようにします。

Dataset/ buckets.json # bucketingのメタデータ original

もっとみる

Stable Diffusionの学習コードを作る:1.生成編

 学習コードに変な機能がいっぱい増えてわけわからなくなっちゃったので作り直すことにしました。せっかくなので記事にしてみます。完全なオレオレ学習コードなので全くゆうざあふれんどりぃでないものになる予定です!
 方針として、モデルの定義以外は自前で実装します。モデルの定義はhuggingfaceとの連携辺りがめんどくさいのでやりたくないです。
 ※Noteに貼り付けているコードはGithubのものより

もっとみる

Stable Diffusion学習の歴史

 完全に自分目線の歴史です。時系列は適当なこともあるよ。

2022/8 モデルが公開されましたが、学習を始めた人は一部だけでしょう。

Stable Diffusionリリース 22日

 これまでの画像生成AIと違いモデルがオープンになったことで、誰でも自由に学習できるようになりました。StabilityAIが公開したコードには学習コードも含まれていたので、技術力さえあればこの時点で学習できた

もっとみる

ComfyUIにおけるUNet改造ノードの作り方

誰が得するんだろうこんな記事

ComfyUIのカスタムノードについて新しいノードを作るには、以下の記事が詳しいです。

 UNetを改造するとき、たとえばMODELを受け取って好き勝手いじって、MODELを出力するという話なら簡単です。しかし入力時にコピーされるわけではないので、適当に改変してしまうと入力側も変わってしまいます。ComfyUIはノードベースの生成UIであり、複数のノードにMODE

もっとみる

学習不要のUNet改変法まとめ

 最近になって、UNetの構造をいじって生成速度をあげたり、品質を高める方法が色々提案されたのでまとめてみます。

UNetについて 過去に記事をあげてたと思います。UNetはIN層・MID層・OUT層に分かれます。downとかupとか呼ばれることもありますが、今回はIN/MID/OUTで統一します。IN層では入力がどんどん縮小されていって、OUT層では元のサイズに戻っていきます。UNetは一直線

もっとみる

LCM-LoRAについて

 学習や生成をいろいろ試して分かったことをまとめます。

LCM-LoRAとは ただのLoRAです。サンプラーが変わったりCFG_scaleが1に近い値を設定しないといけなかったりとちょっと特殊ですが、結局LoRAであることは変わりません。

サンプラーについてLCMサンプラーは意外と直感的に理解できます。Euler ancestralの究極版みたいな感じです。
以下は1ステップ分の図です。左の完

もっとみる