出産祝い米

赤ちゃんのお祝いに「お米」という発想

前職では、主に接するお客様の年齢層が高校生に集中していました。ですが、仕事が変わってから、本当に様々な年齢層のお客様と接する機会が増えました。

その中でも、特に印象強いのは、赤ちゃんを抱っこされている方と接する機会が増えたことです。


赤ちゃんの重さを推定して、その大変さを思う

それにしても、「赤ちゃんってけっこうな重さだな」と思い、「日常であのくらいの重さのあるものというと、やはり米袋だろうか」「米袋をずっと持ち続けているというのは、並大抵のキツさではないな」などと考えていました。

そんなことを思って、スーパーで普通売っている米袋だと、大体どのくらいの重さなんだろうと調べてみると、大きいのが 10kg。これだと、赤ちゃんよりやや重そうですが、生後 1 年くらいになると、赤ちゃんもそのくらいになるとのことでした。ちょうど半分の 5kg の重さで、生後 3 か月ほどの赤ちゃんに近いらしいです。

すると、中サイズの米袋から大サイズの米袋の重さに向かって成長していく赤ちゃんを、日々長時間抱っこし続けている、ということなのですね。


自分には経験の無いことなので、車がない学生時代、スーパーから家まで、買い物袋を持って歩き続けたことを思い出してみました。5kg の米袋どころか、牛乳や 1.5 リットルの飲み物など、ちょっと重たい物を買ってしまっただけでも、その帰り道はひどく辛かった記憶があります。

実際の赤ちゃんは、じっとしていてはくれないわけですから、改めて「並大抵のキツさではないんだな」と思います。


「赤ちゃん体重米」なるものを知る

今回、赤ちゃんの重さをお米にたとえると? と調べてみたら、
「赤ちゃんの重さ ≒ お米の重さ」
という発想がすでに商品化されていて、驚きました。

「赤ちゃん体重米」というのがズラズラと出てきたんです ^^;
出産の内祝いに、赤ちゃんが生まれたときの体重と同じ重さのお米を贈るものだそうです。

やっぱり、赤ちゃんはお米と同じくらいの重量感なんだな、と納得がいきました。

📖 ちょこっと古典 📖

銀も金も宝石も、どうして子宝よりすぐれていることがあろうか。
いや、決してそれに及びはしないのだ。

――銀(しろがね)も 金(こがね)も玉(たま)も 何せむに
  まされる宝 子に及(し)かめやも
≫ ≫ ≫ ≫ ≫ ≫ ≫ ≫ ≫ ≫ 山上憶良(660? - 733?)『万葉集』巻五・803 より


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タイトルに使った画像は、割と汎用性がありそうなので、「みんなのフォトギャラリー」に登録しました。「おえかきガゼボ」で検索して頂くと、出ると思います。

note の記事見出し画像の推奨サイズは、1280 × 670 px ということなのですが、とても大きいため、この画像はその半分の 640 × 335 px です。軽量化のために圧縮もしているのであまり画質はよくありませんが、よろしければお使いください。