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ベトナム史あれこれ まとめ

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今迄に書いたベトナム史に関する記事をまとめてます。
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記事一覧

南ベトナム大統領 呉廷琰(NGÔ ĐÌNH DIỆM、ゴ・ディン・ジェム)氏のこと ②

南ベトナム大統領 呉廷琰(NGÔ ĐÌNH DIỆM、ゴ・ディン・ジェム)氏のこと ①  大南公…

何祐子
9日前
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南ベトナム大統領 呉廷琰(NGÔ ĐÌNH DIỆM、ゴ・ディン・ジェム)氏のこと ①

 もう30年も前になりますが、私がまだ日本に住んで居た頃、JR山の手線浜松町駅ビル内の本屋…

何祐子
9日前
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べト・ミンの実態を追う②🤐『拝金植民地主義エージェント』

 べト・ミンを追え!スペシャル☆パート①😅  先日の記事⇧を読んで頂けた読者の方は、多…

何祐子
3週間前
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べト・ミンの実態を追う①😑『下剋上』

 先日の記事『ホー・チ・ミン氏とは、結局一体誰? 続・続編 ~べト・ミンを追え!😅の巻~…

何祐子
4週間前
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グエン朝第8代皇帝・ハムギ帝と画家藤田嗣治(ふじた つぐはる)

 戦後の日本では全然忘れ去られてますけど、、、  ベトナムは、1945年までは帝政国家で…

何祐子
1か月前
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ホー・チ・ミン氏とは、結局一体誰? 続・続編 ~べト・ミンを追え!😅の巻~

ホー・チ・ミン氏とは、結局一体誰?・続編 ~ホーおじさんのコミンテルン人脈を探る!~  …

何祐子
1か月前
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満鉄東亜経済調査局『仏領インドシナ征略史』② ~フランスのインドシナ征略史-ポルトガル人先駆時代とフランスの進出~

満鉄東亜経済調査局『仏領インドシナ征略史』① ~民族略史~ 二、仏蘭西(フランス)の印度支那(インドシナ)征略史  Ⅰ、葡萄牙(ポルトガル)人先駆時代  インドシナに最初の足跡を印したのは、ポルトガル人フェルナン・プレである。時に紀元1516年。恐らくは現カンボジアの沿岸に上陸したものであろうが、次いで1524年にデュアルト・コエルオ、更に35年アントニオ・フォリアが続いて入国した。これら先駆者の開拓により、ポルトガル船舶は相次いでカンボジア沿岸にその姿を現したが、更に

満鉄東亜経済調査局『仏領インドシナ征略史』① ~民族略史~

 戦前日本にあった南満州鉄道株式会社-その付属機関『満鉄東亜経済調査局』。クオン・デ候と…

何祐子
3か月前
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ベトナム・マクロビオティックの夜明け ~ベトナム中部地方の八丁味噌の話~

ベトナム・マクロビオティックの夜明け|何祐子|note  本シリーズの前回投稿から4カ月も経…

何祐子
3か月前
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ベトナム抗仏独立運動家とジャン=ジャック・ルソーの『民主主義』

 仏領インドシナ時代の代表的なベトナム志士で、日本で最も知られているのが『東遊(ドン・ズ…

何祐子
3か月前
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ベトナム志士らが愛した三島由紀夫(みしま ゆきお)文学

  遅ればせながら明けましておめでとうございます。  2024年初めて投稿します。  本当…

何祐子
4か月前
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30年前のハノイ滞在の想い出と私の備忘録😅

 記憶は芋づる式になっているのか、最近ふとあれこれ昔のことを思い出します。  再び30年…

何祐子
5か月前
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ベトナムと南宋(なんそう)の話

 先日の12月21日(木)にYOU TUBEで『ニュースあさ8時!』、通称”あさ8”というニュー…

何祐子
5か月前
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クオン・デ候を支えた日本女性

 先日、或るベトナム人の方から、著名な北部人の歴史家(故人)が書いたクオン・デ候に関する文章に関して問い合わせがありました。  読んでみますと…、例に漏れず、かなりオカシイ所があります。  これは仕方がない。クオン・デ候は、23才で祖国を出奔してから40年以上海外を流浪し、大部分は日本に滞在したのです。ベトナム人歴史家が知らない、或いは研究材料の不足は当然です。この歴史家の方も、文章を書くに当たり何かしら日本側の資料を参考にした筈ですが、それでもベトナム史学界に於ける『ク