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「2つの事業案①」がやてっく~誕生前夜~#48

僕が考えた2つの事業案はいたってシンプルなものだった。

営業を必要といないサービスと営業能力を向上させることが出来るサービスだ。アンケートを取った結果、すべてのカギは営業が握っているということがはっきりしたのだから、営業を軸にサービスを考えた方がいいと思ったのだ。

1つ目は、読者に送るメルマガサービスだった。越谷の事務所には編集さんがいて、毎週素敵な記事を書いてくれている。編集後記をメルマガとして発送し、そこに営業が持ち回りで文章を書く。営業の顔も売れるし、フリーペーパーには掲載されていない独自の地元ネタが詰まっているため、その価値はとても高くなると踏んだ。

登録は無料で、人が集まってきたら有料パートを設ければいい。価格も月々200円程度だ。負担も少ないため入ってくれる人もそれなりにいるだろう。

200円だとマネタイズとしては弱い。だがそれでいい。重要なのは、読者からのお金でマネタイズするのでないという点だ。

僕はこれをマーケティングツールにしていきたいと考えていた。

要するに、メルマガ内に広告を出稿してもらうのだ。メルマガに登録してくれる人は、フリーペーパーの読よりも反応が濃い。当然反響にもつながりやすくなるし、メルマガオリジナルクーポンなんてものを付ければ、それがそのままお店の価値になる。

不特定多数の方に広告を届けるフリーペーパー+メルマガ広告は今以上の反響を生みやすく、需要も高いのではないかと思った。

また、有料スペースを設けサブスク展開することも広告反響を高めることになるだろう。お金を払ってまでメルマガを読みたいと思ってくれる読者は、C社の事を信用している証だ。当然、C社が自信を持って推す商品の購買意欲は増すはずだ。

ここに出す広告は、一度C社のスタッフでそのサービスを受け、その感想を赤裸々に語り、本当にブランドを傷つけないかどうかを判断する必要がある。これは街に展開するお店の品質向上にもつながるし、そこをパスしたら反響を約束することが出来る。

お店は我々をマーケティング要因として使用した上で反響が約束される。読者は安心して商品を購入することが出来る。C社は広告の新たな形を提示することができ、今以上にお客さんと読者を強くグリップすることが出来る。まさに三方良しなのだ。

メルマガ1つ、しかも継続するだけのサービスが成長し、集客もC社が配っているフリーペーパーで行うことが出来る。これほどコスパが良く、確実性の高いサービスはないはずだ。

僕はこのサービスを分かりやすや+やりたいという熱量を込めて資料にまとめた。油断はしたくないのだが、これはイケるかもしれないと思っている自分がそこにはいた。

1つ作って満足し始めていた僕だったが、もう1つ。新たな資料を作らねばならない。達成感を抑え、僕はすぐさま、もう1つの案を資料にまとめ始めたのだった。

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