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【読書感想文】西野亮廣「ゴミ人間」

こんばんは!
プペプップープペル~、小栗義樹です!

本日は水曜日!ということで、読書感想文をやっていこうと思います!

本日の題材はコチラです!

ゴミ人間~日本中から笑われた夢がある~

先日、ボトルジョージという短編アニメが海外の賞にノミネートされたとニュースになっていた、絵本作家・お笑い芸人・クリエイターで同じみの西野亮廣さんが書いた、初のエッセイです。

こちらは、映画えんとつ街のプペルの封切り直前に発表されたエッセイ本だったかと思います。

僕、西野さんの作品が大好きでして、エッセイは絶対に買おうと思って、発売日に購入しました。あの時のプペルの盛り上がりはすごくて、お祭り感覚で参加させてもらって、すごく楽しかったのを覚えています。

ちなみに、今も周辺はめちゃくちゃ盛り上がっていて、新作のボトルジョージも今から楽しみです。

西野さんの本は、とにかく勇気をもらえます。背中を押されます。文章に力がこもっている感じがして、読んでいると目頭が熱くなってきます。

このエッセイは、西野さんの優しくて清々しい性格が全面的に出ています。西野さんが創る作品の土台になっているのではないかと思うほど、人柄がくっきり出ています。

文章で人柄を表すのって、実はすごく難しいです。文才ももちろん必要ですが、それ以前に、書いて発表した数がモノを言うと思います。積み上げた経験値が圧倒的に高いからこそ、色々な文章が書けるし、色々な見せ方が出来るということは、毎日記事を書き、毎日何かしらの読み物を読んでいる僕にも分かります。ゴミ人間は、そんな西野さんの経験値の高さを感じ取るうえでは、まさに最適な本なのではないかなと思うのです。

全体を通して読みごたえがあるのですが、僕が特に好きなのはあとがきです。西野さんの本のあとがきは、書き方は違えど毎回同じことを言っています。

全力でやってみろ。チャンスは逃すな。チャンスをつかむために努力しろ。
これです。

僕は残念ながら努力が嫌いです。よく、遮二無二やるよねと言われますけど、好きだからやっているだけだったりします。ただ、西野さんの本を読んだあとは、一定期間努力します。漠然とですが、努力の先に夢があるような気分にさせてくれるのです。

あと、西野さんの発信には「バズリ」みたいなのがありません。この本を読んでいるとそう感じます。何かの弾みでバズってることはありますけど、基本的に当人は、あんまりバズらせることにこだわっていないように見えます。僕はそこに、大きな共感を抱いています。バズらせて爆発的な人気を得るよりも、ずっと愛される普遍的なものが創りたいという思いがあるのだと思っていて、僕もそういうものが創りたいタイプなものですから、これは非常におこがましい話かもしれませんが、そこにすごくシンパシーを感じています。

ゴミ人間は、プペルの動員数を増やすために書いた本なのだと思います。タイミング的にも、そう推察できます。でも僕は、この本にこそ西野さんのアイデンティティみたいなものが詰まっていると思います。

ビジネス本やハウツー本などを読むよりも、よっぽど知識と気合いをもらえますし、作品を作るクリエイターを名乗りたいのであれば、基本的な考え方を養うために、絶対に読んだ方がいい本であることは間違いありません。

ちなみに西野さんの一番新しい本は「夢と金」ですよね。ビジネス書ですが、これもめちゃくちゃ面白いです。分かりやすくするための配慮があちこちに散りばめられています。

コイントスの話とか、読んでてめちゃくちゃ分かりやすいなって思いました。確かに~と思って、すごく納得したのを覚えています。

西野さんの本が読みやすい理由は、単純に面白いからです。エピソードもそうですが、読んでて絵をイメージすることが出来ます。ゴミ人間はエッセイで、ベースは西野さんの体験にあるので、よりイメージが鮮明で、圧倒的に分かりやすく面白いです。

夢と金や革命のファンファーレなんかは、僕には結構当たり前のように思えることが書いてある気がします。お金が無きゃ活動できないとか、そのお金を作るためにはどうしたらいいかとか。これって、今僕がやっている活動と照らし合わせると「うん、確かに」という感想に着地します。もちろん規模や大きさは違いますけどね。

ゴミ人間はそうじゃありません。先ほども書いたように、西野さんの体験談がベースにあるので、僕からすると「すごい」とか「マジか」とか「大変だったんだなぁ」という感想が沢山出てきます。

西野さんの事を、ビジネスの人やお金の人と思っている方にこそ、この本は読んでもらいたいなぁと思います。こういう経験をたくさん積んだからこそ、こういうビジネス書が書けるんだなぁという納得感があるはずですから。

西野さんはきっと今も、様々なことを体験し、勉強し、経験に変えているのでしょう。ゴミ人間を書いた当初よりも、圧倒的に面白い経験を積んでいると予測できます。

だからこそ、またエッセイを書いてほしいです。エッセイには人格が出ます。西野さんほどエッセイと相性が良い人はいないと思います。それはもう、一般人には分からないレベルの苦労になっているのかもしれませんけど、その苦労が誰かにとって、大きな勇気になることは間違いないと思いますし、何よりも、個人的に読んでみたいです。

西野さんの創る物語はどれも面白いし、ビジネス的にも参考になります。多分、この2軸の活動に全力だから、エッセイはなかなか出ないと思うんですけど、出来れば、どこかでまたお目にかかりたいなって思っています。

ゴミ人間はどうなんでしょうか?もしかすると古本屋とかにあるのかな?

良かったら、買って読んでみてほしいです。物語としても、めちゃくちゃ面白いですから。

というわけで、本日はこの辺で失礼いたします。
また明日の記事でお会いしましょう。
さようなら~


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