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【読書感想文】箕輪厚介「死ぬこと以外かすり傷」

こんばんは!
現在の座右の銘「死ぬこと以外かすり傷」
ギリギリの戦いをしている男、小栗義樹です。

さぁ本日は、僕が書く記事の中で一番人気があると言ってもいい企画「読書感想文」を書いていきます。

好きな本を読みなおし、全力で感想文を書くという企画です。まだ読んだことが無いという方がいたならば、この感想文をきっかけに題材の本を読んでほしいなぁと思っています。

本日の題材はコチラです!

死ぬこと以外かすり傷

幻冬舎のスーパー編集者「箕輪厚介さん」が書いた本で、2018年に出版されました。先週紹介した「人生の勝算」や先々週紹介した「日本再興戦略」という本を編集した方の本ですね。NewsPicksBookの編集長を務め、社会現象まで巻き起こした天才編集者が残す「生き方・進み方」をテーマとした本となります。

最近この手の本の読書感想文が増えているのですが、許してください。今僕が、ちょうどそんな気分なのです。死ぬこと以外かすり傷には、自分がワクワクした方へ向かうという言葉が沢山出てきます。僕が今ワクワクするのは、こういう血がたぎるような本を読み、勢いのままに感想を書くことなのです。

多分、自分がかなり追い込まれているから、そういう感覚が研ぎ澄まされているのだと思います。本の中に「ヒーローインタビューを想像せよ」というテーマで文章が書かれているのですが、僕は最近、自分の今の状況を打破した時のヒーローインタビューをよく想像します(笑)

フィーリングが合うからこそ、こういう本は刺さります。箕輪さんと言えば、ビジネス書を作る天才と言われています。でも、死ぬこと以外かすり傷に書かれているのはビジネス的なことだけではなく、先ほども書いたように「生き方」が強烈に記されています。思い返せば、人生の勝算も日本再興戦略も多動力も、ビジネスをベースにした生き方を示す本でした。

僕は今、あらゆる生き方を疑似体験し、自分はこの先どうやって生きていきたいのかを探しています。先週、スモールマッチョという概念を提唱しましたが、あれも僕なりの生き方の提唱です。

これから先を日本で生きていくのなら、揺るがない自分らしい生き方が必要なのだと思います。戦後の日本が創りあげてきた価値観は完全に崩壊し、人々は今、どのように生きていけばいいのかに悩んでいるように感じます。迷子になって周囲にあたり散らかしたり、理想と現実のギャップに苦しんでふさぎ込んだりする人がいる中で、それでも自分はどのように生きていきたいのか?という問いをこれでもかと突き付けられているのが現在の日本の状態なのだと思います。

生き方の選択肢の1つとして、死ぬこと以外かすり傷や人生の勝算といった本が指標となっていることは間違いありません。自分の人生の目的が大きなものであればあるほど、勝算や失敗を恐れない心が必要になってくると思います。

ただ、それだけが答えではないとも思います。人それぞれ、頑張る方向も違うでしょうし、目的や目標も違うわけですから、すべてが箕輪さんが編集した本のようにはならないはずです。

僕は本の世界に没頭する中で、人生の目的を見つけることの大切さを学びました。逆に目的がなければ、遮二無二頑張ってもうまくいきません。死ぬこと以外かすり傷が訴えていることは、自分らしい生き方と自分という揺るがない存在に自信を持つことだと思います。それがあって、それを成しえるために必要なノウハウが、文章として納められているのだと思うのです。

死ぬこと以外かすり傷は、箕輪さんが編集した色々な本よりも「生き方について」が濃く表れているように感じます。ある意味、これは集大成なのでしょう。箕輪さんが自分が編集した本で訴えたかったことを自分の言葉で書いちゃった。これが死ぬこと以外かすり傷からは伝わってきて、僕は今でもこの本が好きです。

この本はビジネス書として捉えた瞬間、すでにブームが去った考え方になってしまうのかもしれません。でも、生き方を再定義したいと思う方にとっては、絶対的に必要なバイブルのような本なのではないかと思います。

混沌とした現代の日本において、必要な1冊であることは間違いありません。だからこそ、読んでみてほしいなと思っています。とにかく熱くなれますし、勇気とやる気をもらえる本です。

本は受け取り方次第でいくらでも化けると思います。読まないなんてもったいないと今でも僕が思うのは、あれだけの情報量が詰まっているからこそ、いくらでも噛めば味がすると信じているからです。

強烈なメッセージの裏には必ず意味や意義があります。それを読み解けば、ブームなんてものは関係なく、純粋な気持ちで楽しめる本が沢山あるはずです。

死ぬこと以外かすり傷もそんな本の1つです。ぜひ、お近くの本屋・古本屋で探して、読んでみてほしいなぁと思います。


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