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「そのマインド、通用しません」ーアラフォーからの海外転職ー

皆さんこんにちは。Gaweku(ガウェク)のヒロコです。
前回に引き続き、最近増えている30代半ば以降で海外転職を希望されている方への転職Tipsをお届けしたいと思います。
本日は2.求められるマインドセットについて、企業がミドルシニアの候補者に期待することと絡めてお話ししていきますね。

①プライドを捨てる
②「上から目線」ではないか
③3ヶ月で成果を出す

①プライドを捨てる
社会人経験もそれなりにあり、現職でもそれなりに成果を上げている方はプライドを持っていて当然です。
新たな環境であれば当然ゼロスタートを求められるため、「一から新たに御社でのやり方を学びます」という姿勢が求められます。これは日本での転職と同じですね。
海外組織では日本の組織のようにマーケティングも営業サポート機能も持たないところがほとんどなので、雑用のようなこともやらないといけない場面はとても多くなります。また新興国はマーケットがスピーディに拡大しているため新たな業務も日に日に増えがちですし臨機応変な対応を求められることが多いです。ですのでわかりやすく言えば「新入社員のような動き」を求めらるのですが、これがなかなか難しいのです。
「何で自分がこんなこともしないといけないんだろう」と態度に出たり、インドネシア人の総務スタッフに押し付けたりする方がいらっしゃいます。こういったスタンスの方はどの環境に行っても長続きしなくなり、居場所がなくなってしまいます。
ゼロスタートくらいの気持ちで新たな環境と向き合っていける方なのか、社会人経験もキャリアもあるからこそ求められるスタンスです。

②「上から目線」ではないか
特に東南アジアに対しては、「私たちが上、彼らが下」という「無意識な謎の上から目線」をお持ちの方がいらっしゃいます。
経済発展段階の違いでインドネシアはまだまだインフラが日本と同じくらい整っていなかったりしますし、物価が上がっているとは言え日本よりもリビングコストは抑えられます。ただそれらと「上」とか「下」とかの意識は別の話です。
無意識に「自分の経験を教えてあげる」だったり、「発展途上国だから何とかなるだろう」だったり、話していて端々に違和感を感じることは実際にあります。
言語化するのが非常に難しいのですが、住む国や住んでいる方へのリスペクト、①と連動していますが学ぶ姿勢って文化的な点でもとても大切だと思うのです。

③3ヶ月で成果を出す
これは持っていれば更に活躍間違いなしの視点です。
MNC企業のエグゼクティブポジションでは、「入社して100日間で何をどうしてどう成果を出そうと考えていますか」という質問がよく出てきます。日本でMNC企業を担当して初めて知った概念ですが、海外転職においても非常に役に立つ視点だと思っています。
「ミドルシニアの方に求められるのは即戦力性以外にあり得ない」という話を前回させていただいておりますが、即戦力=成果、と言っても過言ではありません。「新しい環境でこれまでの経験を活かして・あるいは捨ててどうその組織に貢献するのか」を整理した上で面接に臨むと良い結果につながる確率も上がりますし、海外転職を考え出した時点で知っておくに越したことはない概念かなと思います。正直、知っているのと知らないのとでは入社後の動きが全く異なります!
詳しくはこちらの本に書いてあるのでご興味ある方はぜひ。

ワーク付きでとても腹落ちしやすいです。

海外転職で何を叶えたいのかは人それぞれ異なります。
私が書いている内容は、日本での経験を海外で更にブラッシュアップしてキャリアで突き抜けていきたい方向けの内容です。なのでかなり辛口です。
海外にいると国籍問わず優秀な方に出会うチャンスは多くなり、そのたびに「なんて自分は大したことないんだ」と思うと同時に「生きている限りまだまだチャレンジし続けるぞ」と燃えてきます。
厳しい面も沢山ありますが、日々エキサイティングであることは間違いなく、一人でも多くの方にこの経験をしていただきたいなと願っています。

今回は以上になります。次回は3.(1.2を踏まえて)海外転職に向けて今から準備すること、今の環境で積むべき経験についてお話しさせてください。

今週は更新が水曜日になってしまいました。
今週の残り時間も良い時間となりますように!

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