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「いつか」のために今日から準備しておくことーアラフォーからの海外転職ー

みなさまこんにちは!Gaweku(ガウェク)のヒロコです。
今日はアラフォー転職編の最終回、「いつか」のために今日から準備しておくこと、について今の環境で積むべき経験と共にお話しさせてください。

ちなみにこれまでのシリーズはこちら。
1.求められるのは「あなたは何ができますか」という即戦力性
2.求められるマインドセット

3.(1.2を踏まえて)海外転職に向けて今から準備すること、今の環境で積むべき経験

①勤務したい国の産業構造を調べてみよう
どのような求人が出てくるのかは、当然その国での日系企業産業構造に紐づきます。製造業が多い国ならニーズも製造業関連のポジションとなりますよね。
自分の興味のある国には、日系企業が何社ほどあって、どんな産業構造になっていて、これから伸びる産業は何なのか(拡大する業界だと求人も出やすくなります)、まずはぜひ調べてみましょう。
JETROの地域・国別のページには沢山の統計資料やレポートが出ていて、マーケットを把握する上でとっても参考になりますよ!
JETROは最近のトピックや動向などタイムリーに発信してくださっている海外で事業を営む日系企業にとって非常に心強い存在です。私も今回再度ジャカルタで勤務することになり真っ先に訪問させていただいたのがJETROジャカルタオフィスでした。

②その国で必要とされる職種にキャリアを寄せていく
国によって産業構造が異なると、日本人ニーズも少しずつ異なってきます。例えば、数年前の上海では外資コンサル企業でのジャパンデスクのとして日本人ニーズがかなり多く存在していました。日系企業の案件も増やしていこう、という経営戦略が背景でした。一方、インドネシアにはそのような案件はほとんどなく、戦略コンサル等で経験を積んだ方への案件のご案内がほとんどできない状況です。
インドネシアでは下記のような職種でのニーズ分布になっています。

製造業営業案件がポピュラーな国です

職種で最も多いのが営業職、次いで工場での技術職(生産管理、品質保証、生技等)、更に経理、総務関連とバックオフィス職と続きます。更に、ここには記載されていませんが、日本人駐在員の滞在するサービスアパートメントでのコンシェルジュ職も一定数のニーズが常時発生しています。
ですので、インドネシアでのキャリアを希望される方は上記いずれかの職種での経験を積んでおかれる必要があります。30代後半以降に求められるのが即戦力性である以上、未経験で転職できるケースはほぼないからです。
また、その職種で成果を出すのも言うまでもありません。

③転職活動成功は情報収集が大きなカギ
上記について自分で調べても良くわからない、調べ方がそもそもわからない、と言う方。ぜひ現地の転職エージェントを利用してください
転職する・しないに関わらず情報収集として転職エージェントを利用することを個人的に強くおススメしています。登録自体は無料ですし、「まだ検討し始めたばかりで・・・」という段階からあれこれ案件に推薦させようとするエージェントは相当ダメなエージェントなのでご安心ください。
「まずは情報収集から始めたい」と仰っていただけたら、今オープンの求人のご案内や今から準備しておいた方が良いことなど多岐に渡りアドバイスくれるでしょう。
転職は人生を変えます。海外転職ならなおさらです。ただでさえ現職で忙しいと思いますので、転職エージェントというパートナーを上手く使いながら準備を進めるのをおススメします。
個人的なおススメエージェントはJAC Recruitment, RGF, Reeracoenはどの国でも名前を聞きますので、案件数がそれなりに確保されているかと思います。(インドネシアであれば弊社をぜひご活用ください!笑)

番外編:今の会社でも手を挙げ続けましょう
所属の会社で海外派遣制度があるのであれば、ことあるごとに海外勤務への興味の高さや行きたい気持ちをアピールし続けてください
「入社10年経たないとダメって入社の時に言われた」「これまで派遣されている方はこういった職種で自分は違うからダメだと思う」「Job Postingの時期でないと希望が出せない」など色々各社事情はあるかと思いますが、組織は生き物です。特に海外組織は動きが速いケースも多く、「これまではこうだったけど今からこうします」となることも多々あります。それは人事も同じです。
私もことあるごとに行きたいと言い続け、海外関連のプロジェクトに手を挙げて参加したり、海外オフィスに休暇のついでに遊びに行かせてもらったり、海外トップの集まる場で海外に行きたいことをアピールしたりしていました。特に意識していたわけではなくそれ程の興味や強い気持ちがあったからですが、結果的にその一つ一つが繋がり、イレギュラーなタイミングで海外へのチャンスを手に入れることができました。
自身の経験からも、今の環境で「ダメ元」かも知れないけれど、でき得る限りの行動はぜひ取ってみられることをおススメいたします。

少し長くなりました。アラフォーからの海外転職シリーズは一旦以上になります。
次回は、「海外転職の目に見える報酬、目に見えない報酬」についてお届けいたします。

それでは、今週も素晴らしい週となりますように!

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