Chat GPTで遊んでみた【日記9】
ChatGPT、話題なので自分も試してみた。
おもろい。
だけど混んでるせいかほとんどアクセスできない。
もうちょっとやり込んでからあれこれ書こうかと思ってたが、もういいや。
で、自分としてはAIにコードを書かせるとか、もうなんじゃらほい、という世界なのだが小説だったら一応わかる。
実際、ChatGPTに小説を書かせてみた、という人も結構いるみたいでそれなりのクオリティにも達しているようだ。
筆者もちょっと読んでみたが、なるほどすごい。
筋書き云々よりも、まず主人公がちゃんといるのがすごい。
すこし前のAIだと、あくまで小説「風」の文章を出力するのがやっとで、視点やら登場人物やらは支離滅裂、とても読めたものではなかったのだが、今度のは違うようだ。
軽く頼んでみたら、ちゃんと小説ぽいの出してくれたよ。
なんかオチが弱いような気もするが、ロマンスなんてそんなものだろう。
「そして、これがふたりの素晴らしいロマンスの物語です」というまとめ方も強引というかわけわからんが、ラストだけ「ふたり」と書くのはなかなか気が利いてる。
すごいよ、ChatGPT。
まあプロの脚本会議で、人間のライターがこれを書いてきたならクビだろうが……。
とはいえ、質問が短すぎたかもしれない。
もうちょっと条件をつけてみた。
えー……。
高校生とか最初に触れてるだけで、後はほとんど関係ないやん。
しかもヒロインに男がいるとか。
アメリカのロマンスとかならそれでもいいのだろうが、日本のラノベならマイナス一億万点である。
しかも日本の高校生なのに、最後が一生の愛人ってなんだ、おい。
まあ恋人のことを古めかしい意味で「愛人」と呼ぶこともあるだろうが、普通は愛人っていったら不倫関係とかだろ。
いい感じの脱力感だ。
すごい、すごいぞ、ChatGPT。
もうちょっと条件つけてみよう。
なかなかいいじゃないか。
男の兵隊という設定は、最初に触れただけで綺麗さっぱり忘れているようだが、女の方の歌手という設定はちゃんと生きている。
全編を通じてきちんと「歌」がテーマになってる感じだ。
すごい。
「彼女の恋人である全ての男性たち」という文ですべて台無しだが、まあ、なんだ、きっと歌手としてファンの男性すべてを恋人のように思ってるってことだよ。
あと、最後に愛人になるのは仕様なのだろうか。
と、こんな感じでかなり遊べる。
そもそもツッコミが入れられるレベルになってることがすごいのだ。
これまでの支離滅裂な生成文章だと、ツッコミを入れる楽しさがそもそも成立しづらかった。
それに指示に工夫を加えれば、もっと精度を上げることもできるだろう。
いろいろ試したいのだが、先述の通り混雑でアクセスがなかなかできない。
これを使って小説を書いているプロもいるそうだ。
直接の原稿にはイマイチ使えないかもしれないが、プロットの作成には使えるかもしれない。
あの苦痛に満ちたプロット作業!
それを機械にやってもらえたら、どれだけ小説執筆が楽になるか……。
いや。
自分で納得のいくプロットを吐き出すまでAIとやりとりするなら、結局自分でプロットを書いた方がまだ早いな(現状、まだ、だが)。
しかも基本、ネット上に落ちてる物語を参考にしてるわけだろ?(よく知らんが)
だとしたら、自分の小説にはあまり役に立たないかもしれない。
傭兵やってる高校生のロボットものとか、異世界あるのに地球が舞台の刑事ものとか、マスコットキャラが毒吐いてるテーマパーク経営ものとか。
ちょっとAIの手に負えるお話ではなさそうだ。
今のところは。
はやく機械の言いなりになって小説を書く身分になりたいものだ(なんか変)。
(おしまい)
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