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なぜ私はSmartHRでエディター職のマネジメントをやろうと思ったのか

やっほー、みんな息してる?(©てんちむ) どうも、SmartHRでインハウスエディターをしております、がーこ(@garkotune)です。

7月からはじまる2023年下期から、ユニットのチーフ職に就くことになりました。
(SmartHRではチームの最小単位が「ユニット」と呼ばれており、そのユニットのピープルマネジメントを行うポジションが「チーフ」になります)

チーフに就くにあたり、打診がきて「わーいわーい!やります!」と最初からウッキウキで承諾した……というわけではなく、なんなら最初は「できればやりたくない😔」ぐらいのテンションだったのですが、これは重要なターニングポイントになりそうだなという雰囲気を察知したので、いろいろな人に話を聞きつつ、時間をかけて自分のなかでいろいろ整理した上で引き受けることにしました。

初心を忘れないようにしたいな、とか、「インハウスエディターのマネジメントってどんな感じ」か知ってもらいたいな、とかいろいろな想いを込めて、「なぜやるか」についてnoteに書いてみようと思います。

実現したいのは「SaaSにおけるインハウスエディターの価値向上」とそのための「明確な事業貢献」

表題ですべて言いたいこと言っちゃってる感がありますね(完)。マネジメント職をうけた理由を一言でいうと、「SaaSにおけるインハウスエディターの価値を向上したいから」です

こんなことをいうと「いま価値を感じてもらえてないの?」と思うのかもしれませんが、それは半分はあっています。というのも、現職はインハウスエディターのための部署があり、事業に貢献できる環境がありますが、これは稀有でとても恵まれている状態です。

コンテンツ(およびコンテンツマーケティング)に対する考え方は当然会社によって異なりますが、社内にコンテンツマーケ専属の部隊がいる会社は現状そこまで多くはありません。このままだと、現存するメンバーが他社で活躍できる幅が狭くなってしまう可能性が高い。ここから、他社でもみんなが活躍できるような土壌を整えていきたいなと思っています。

それってマネジメント職以外ではできないの?

自分がメンバーとして成長すること、そして事業貢献をすることで、インハウスエディターの価値を界隈に伝えていく、という方法もあったと思いますし、そこが一番悩んだポイントでした。

自分自身、一定のスキルがもうある一方で、まだ伸ばせる余地もあり、マネジメントを担うとその余地を手放すことにほぼなります。

例えば、今の状態で転職や独立をしたとして、たぶんなんでもやっていける自信はあります。でもそれは「自分だけが成長してお金を稼ぐこと」にしかつながらないなと思いました。

自分がなんでもできるなら、なんでもできる人を増やし、なんでもできる人の重要性を高める役割を担うことで、エディター界隈への還元ができるのでは、と考え直しました。

私の理想は「すべてのSaaSでインハウスエディターが存在していること」であり、そうなるようにしたいな〜と思っています。それが職種の価値向上となり、回り回って自分のためにもなるのかなと思います。

とはいえ、マネジメント職に就くことで得られなくなるものについて

SmartHRにおけるチーフはプレイングであることが多く、部署によってマネジメント:プレイングの割合が5:5だったり7:3だったりさまざま。ですが、私自身も先程書いた「自身の成長の余地を一定手放す」ということはどうしても避けられません。

これについては「ユニットの成長につながるコンテンツ制作の可能性を探り、早めにメンバーに渡す」という方針にしました。

新しい領域、新しいプロダクトの組み合わせ、新しい訴求方法、新しい制作方法……などなどをとにかく開拓しメンバーに展開する、というサイクルを回すためにプレイングの工数を割く予定です。

ちょっと寂しさはありますが、プレイングの感覚をギリ忘れないぐらいの業務は最低限残しておきたい所存です。

とりあえず直近1年でやりたいなと思っていること

ひとまず、チーフとして直近1年で自分ができるようになっていきたいことが大きく4つあります。

  • 方針の検討、策定、浸透

    • 「こういう意義のある活動をしよう」「こういう方向にみんなで向かっていこう」ということをみんなで考え、言語化し、行動していく、という組織づくり

  • メンバーの育成、サポート

    • 「インハウスエディター」に求められるスキルを可視化し、それを自律的に身に着けていくモチベーションをサポートしていく

  • コンテンツの価値を可視化し高める

    • コンテンツの価値を定量/定性で振り返り適切に反映したり、長期で利用されているコンテンツを継続的にアップデートする

  • 職域の可能性拡張

    • メンバー個人の育成だけではなく、会社のなかで部署に持たれている期待値そのものをもっと大きなものに捉え直すような活動

こんなことをしていきたいなと思っています。がんばるぞい!


いかがでしたでしょうか?(様式美)

すぐにあらゆることができるようになるとは思っていないですし、なんなら失敗もすると思いますが、焦らず目標に向かってやっていこうと思いま〜す💪

【余談】
他の会社さんで「うちはコンテンツマーケこんな感じでやっているよ〜情報交換したいな」とか、「インハウスエディターを抱えるメリットってイマイチよくわかんないから教えてほしいかも!」みたいな方がいらっしゃったら、ぜひ会話したいです!

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