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ガーデナー(庭師)養成講座 第3期 第14日~立ち木剪定・金木犀編~

今年は早めの入梅。

平日雨続きではあったものの、開催日の日曜日は晴れの天気予報でしたので、その予報を信じて1週間を過ごしました。

そして無事快晴。

ありがたい限りです。

先週までしばらく続いた『刈込』もひと段落。
今週からは、『剪定』に戻ります。

久しぶりの剪定は、脚立を使わずに実施できるサイズのものから取り組みます。

こちら。

金木犀(#キンモクセイ)です。
植栽してから約5年が経過した金木犀です。

今回のご要望は、刈込ではなく剪定。
キンモクセイは、刈込をすることが多い樹種ですが、今回は「さっぱりさせたい。濃く残さなくて良い」とのお客様からのご要望を反映し、剪定で仕上げます。

剪定の復習も兼ねて、講師の細川から、改めて剪定の基本的なやり方をご説明した上で、

実際に1本、どのような意図で選びながら切っているのか説明しながら、剪定を実践してお見せしました。

細川の剪定を見ながら、「難しいなぁ・・・」とおっしゃる皆さん。

そして、早速剪定に取り組んでいただきます。

久しぶりの剪定ということもあってか、皆さんちょっと苦労されていました。

苦労されていたポイントとして、久しぶりということもあり、目先の不要枝にばかり目が行ってしまい、その不要枝を、細かく細かく剪定してしまっていた点。

キンモクセイは、枝が間延びしやすい特徴もあります。

そのため、あまり表面で剪定しすぎてしまうと、間延びした枝が残ってしまい、幹肌の露出が増えてしまいます。葉が残らず、幹肌ばかりが露出して、枝先の葉だけがある、という状況は、あまりかっこよくありません。

そうならないよう、ポイントポイントを細川から、ギリギリのところまで待って指導します。

さらに進めます。

剪定完了です。

今回は、目先の不要枝に囚われ、ゴールイメージを忘れがちでした。
それが顕著だったのは、「あっちを剪定して」「こっちを剪定して」と、バラバラに動いて不要枝を切ってしまっていたこと。

樹冠線をイメージしながら剪定ができていれば、そのような手順にはなりません。

結果、輪郭を描かぬまま進めてしまうと、細かな重なりをどんどん切って透かしてしまい、結果として寂しい見た目になってしまう。

そうならないための手順も、都度細川よりお伝えしながら進め、仕上げていただきました。

今回も、そうじと、

道具のメンテナンスをして、終了です。

次回も引き続き、このサイズのキンモクセイの剪定を行っていただきます。そして、剪定のカンを取り戻していただいたら、徐々に対象樹木のサイズを上げていきます。

梅雨時期ですが、来週も晴れることを願います。


※今後の体験講座の情報は、ガーデナー(庭師)養成講座Twitterで告知予定です。

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