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ガーデナー(庭師)養成講座 第6期 第8日~剪定(プリペット)編~

前回は皆さんに座学で学んでいただいた『剪定』。

今回から、その実技に突入します。

まずは、前回の実技の振り返りも兼ねて、講師の細川からの解説。

今回が初めての剪定。最初からゴールにたどり着くことができるほど甘くはありません。

そのため、細川が「今日のゴール」を設定します。
今回設定したゴールは
●忌み枝を見つけること
●見つけた忌み枝を残すか切るかの判断をすること』
の2つです。

忌み枝というのは、いわゆる不要枝です。
前回の座学の振り返りにも出てきますが、教科書な知識としては「不要枝」だとしても、木の状態次第では「残す」という判断をすることがあります。

・・・と言っても、最初からできるわけではありません。
ですから、まずはその忌み枝を見つけ出し、見つけた忌み枝を残すか切るかの判断をするところからスタートしました。

ひと通りの細川からの解説を終えたら、早速皆さんにトライしていただきます。

ということで、まずは不要枝を探すところから。

当然ですが、皆さんかなり悩んでおられました。

『忌み枝を見つける』というところまではたどり着くことができる。
でも、いざ切る判断をするときに、決めることができない。

それは、引き出しがないからです。
ですから、今はとにかく自分で考えて、どういう意図で残し、どういう意図で切るかを自分に説明し、決断し、そして実行に移していく。
それを繰り返していくしかないですし、その繰り返しによって引き出しを増やしていくしかない。

細川は、安易に答えを教えることはしません。サポートに徹します。
「どちらを切りますか?
「なぜ、その判断をしたのですか?」
と皆さんに問いかけます。

ただ答えを知っただけでは、実際の現場では応用できません。
自分で考えて、根拠を持って決断し、身につけたことだからこそ、応用ができる。

とにかく最初なので、自分で考えて決めて剪定した仕上がりが、自分のイメージしたものに近づいたかどうかを振り返り、改善していくことが大切です。

仕上がりの理想は、求め始めるとどこまでも・・・というのはありますが、まずは樹木の生長を促し、見た目としてもバランスの整った状態、というのが第一段階としてはあります。

その仕上がりに近づけるために、どうすれば良いのか?

1つポイントになるのは、『どの枝を残すか』という点があると思います。

というのも、いざ剪定を始めると、『どの枝を切ろうか?』ということに思考が行きがちになります。

ですが、前提として、仕上がりのイメージを描いたときに、どの枝を残しておいたほうが良いか?という判断があるからこそ、それ以外を剪定する、という判断ができる。

現段階では仕上がりのイメージが描けていないので、簡単には行かないとは思いますが、回を重ねるごとに理解はきっと進むので、今は答えが見つからなくても、考えることを諦めずに取り組んでいただきたいですし、そのサポートをしていきます。

■剪定前

■剪定後


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