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ガーデナー(庭師)養成講座 第6期 第19日~登り込み剪定編(クスノキ)~

先週は残念ながら雨天中止。
そんなに強い雨ではなかったのですが、テーマが登り込み剪定で、足元が滑りやすく危険でしたので、やむなく中止としました。

ということで、引き続き登り込み剪定。
対象樹木はクスノキです。

午前チームの皆さんは、前回、マテバシイの剪定が想定より早く終わったため、今週はクスノキ剪定にトライしていただき、

午後チームの皆さんは、前回途中まで剪定を進めた大きめのクスノキの剪定を引き続き行っていただきました。

午前チームの皆さんの中には、クスノキははじめて。前回はマテバシイということで、割と堅めの樹木だったのですが、クスノキはそれと比較して柔らかいため、登りの際に足元に不安を感じ、恐る恐る登っている方もおられました。

ですが、最初は恐る恐るで良いのかなと思います。
さすがにクスノキにはじめて登るわけで、どのくらいの枝が折れやすいのか?というのもわからない中での取り組みなので、それで良いと思います。むしろ、そこに慎重さがないことが実際の現場ではリスクだったりもします。

午後チームの皆さんは、それぞれのカラーが出ていて印象的でした。
午前チームが先に仕上げたクスノキを見て仕上がりのイメージを描き、進める方もいれば、自分なりの「このくらいの濃さの仕上がりが美しい」というのをイメージし、進める方もいる。

どちらが正しく、どちらが間違っている、というのはありません。
現場においては、お客様のご要望に合わせて仕上げていくわけですから、その要望に向けて仕上げていくことが最優先です。

ですから、お客様と擦り合わせしたイメージに向かって剪定を進めていくことが何よりも重要で、だからこそ、まずは自分の描いた理想に向けて進めることができたかどうかといのが大切です。

それにしても、登り込み剪定を始めてまだ2回目。
にも関わらず、悩みながら、最終的には設定した時間通りに仕上げることができています。

講師の細川から皆さんには繰り返しお伝えしていますが、今は「コタエ」を求めることよりも、自分で悩み、考えて決断し、それを実践し、結果どんな仕上がりになるのかを振り返る、その繰り返しの中で引き出しを増やしていくことが大切です。

20回の講座の中で、いかに多くの引き出しを持つことができたか、それがこの講座の皆さんにとっての成果だと考えています。

残り2回。
引き続き登り込みの剪定です。

皆さんの成長を期待しつつ、サポートしていきます。


★第7期の講座、今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。

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