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ガーデナー(庭師)養成講座 第6期 7日目 ~剪定(座学)編~

7日目に突入した第6期ガーデナー養成講座。

ここまで6回にわたり、座学・実技を通して刈込について学んでいただきました。
低木の植込みに始まり、立木のコニファーの刈込、生垣の刈込まで、実際に刈込鋏を握り、チャレンジしていただきました。

ひとまず刈込はここでお休み。

ついに剪定に突入します。

この講座のカリキュラムは、刈込を学んでいただいた上で、剪定に進む、という流れで設計しているのですが、これにもわけがあります。

剪定と刈込を比較したときに、どちらかというと刈込のほうがゴールをイメージしやすいですし、ゴールに向かうプロセスも描きやすい。

ですから、まずはゴールの描き方と、そのゴールへの向かい方を『刈込』を通して理解し、実践していただいた上で、剪定を学んでいただく、という手順にしています。

ということで、座学からです。

今回も、講師は弊社・東京支店の細川ガーデナーが担当。
概要は、

①剪定とは?
②剪定の目的
③残すべき枝・切り落とす枝
④剪定の種類と手順

です。

剪定は、もちろん座学で基本的な知識を身につけますが、それはあくまで基本でしかないし、単純にその通りやるだけで答えが出るというわけではない部分もあります。

たとえば、わかりやすいのが『不要枝』の考え方。
不要枝には、いくつかの種類があります。
その名の通り、不要だから『不要枝』という名がついている枝たちのことなわけですが、実際の現場で木を切るときに、たとえば立ち枝があったとして、「この枝、立ち枝だから不要枝だな」と解釈して剪定してしまったとします。
ですが、その枝を切ってしまったことで、その部分にぽっかりとスペースができてしまったら、木全体としてのバランスを崩してしまう可能性がある。

だとしたら、知識としては『不要枝』でも、今回は「あえて残す」という選択をするケースもあります。今年は残して、来年他の枝の成長を促してから切ろうかな・・・とう判断をしたりするわけです。

座学の中でも、実際の切り枝を題材に、どの枝を残し、どの枝を切るのか、皆さんに考えていただいたりもしました。

とはいえ、今日の段階では皆さん、不安のほうが大きいのではないかなと思います。

実際に、「本当にできるようになるんでしょうか?」とおっしゃる方もおられました。

ですが、なんでもそうだと思います。
『わかる』ことと、『できる』ことは違います。

わかったことをできるようになる、そのために、この講座は圧倒的に実技にウェイトを置いています。

ということで、今回が最後の座学。
次回からはひたすら実技が続きます。

受講生の皆さんに実践を通して技術を修得していただけるよう、最後までサポートしてきます。


★第6期の講座、今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。

ガーデナー養成講座Twitter


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