ガラダ堂巨四郎

爬虫類用陶器製シェルター、猫妖怪陶器、陶器製マンガ肉の骨等エキセントリックな作品で地上…

ガラダ堂巨四郎

爬虫類用陶器製シェルター、猫妖怪陶器、陶器製マンガ肉の骨等エキセントリックな作品で地上波ニュースやバラエティ番組、新聞雑誌、ウェブメディアに掲載された特殊陶芸家ガラダ堂です。癌になったんで闘病記録を執筆します https://thebase.page.link/VnZp

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特殊陶芸家ガラダ堂の巨四郎からお伝えする重要なお話

こんばんは、特殊陶芸家ガラダ堂の巨四郎です。 いろいろとありますが、まずは… ここ数ヶ月、入退院を繰り返し体調不良な状態で様々な事が滞ってしまったり、ご心配をおかけしてしまいまして大変申し訳ございませんでした。 結論から申し上げますと…体調不良の原因は悪性腫瘍、つまり癌でした。 非常にわかりにくい箇所での発症だったため、病院を転々とし、様々な検査を行い、ようやく判明しました。 とはいえ、もう余命〇ヶ月とかいう話ではありません。 しかし、盲腸を切るくらいな症状というわけで

    • 闘病記録:13 巨漢への全身麻酔からの内視鏡検査はヤシオリ作戦

      胆管癌の検査するべく、内視鏡手術のための入院をする事に大学病院へ。 手続きをするべく入院受付へ行くと、やたらと人がいるんですな。 え、こんなに沢山の人が入院するんか、やっぱ大学病院のキャパは違うなぁ、と何か違うところで関心w 職員さんに入院時の説明を受けて驚いたのが、入院しているのをオープンにするか、家族含めて一切クローズにするかを選べる、という選択。 面会お断りにするか否か、みたいなのは以前入院した病院でもありましたが、完全クローズってのは驚いた。 これ、家族間でもいろ

      • 闘病記録:12 癌告白から考える危機的状況下でのリスクマネジメント

        諸々の検査から約一週間後、再び大学病院へ。 検査結果としては、やはり胆管癌の疑いは強い、と。 それを確定するべく、内視鏡で細胞を採取するための検査手術をしましょう、との結論となった。 日程は約二週間後で、三泊四日の予定。 おいおい、話がめちゃくちゃスムーズやなw これが、大学病院のパワーなのか? すげぇなぁ。 そんなスケジュール感を伝えられたので、さてどうしようかと思ったのが、この病気についての告知だ。 これだけ入退院を繰り返していたら、いい加減にお客さんから心配されてし

        • 闘病記録:11 怒涛の展開とは別にホスピタリティと客筋を考える

          大学病院へ二回目の診察。 今回は消化器外科、麻酔科それぞれでの検診とCT、レントゲン、血液といった検査フルコース。 まずは消化器外科。 検査の内容、結果から想定される症状、そこからのフローについて説明。 いやん、もう、仕事出来る人大好き💕 話がわかりやすく、かつ論理的。 そして、スピーディ。 もうね、完璧ですよ、先生! 次に麻酔科。 前回失敗した事例を踏まえ、今回はどのように麻酔を実施するか、細かく丁寧に説明される。 え、何? 大学病院ってこんな丁寧なん? それとも、こ

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        特殊陶芸家ガラダ堂の巨四郎からお伝えする重要なお話

          闘病記録:10 不平不満を撒き散らすよりもさっさと自分でやった方が楽

          SNSで愚痴やら文句やら不平不満やらな感情を書き連ねてるような人ってのは、大体がヒマなんです。 忙しいとそんな事に時間や思考のリソースはさけません。 つまり、ある意味ではゆとりがありますw ならば、よりよくするために思考すればいいと思うんですが、何故かそういう人らってしないんですよね。 誰々が悪い 誰々のせいだ 誰々さえいなければ 大体はこんな感じで、他人のせいにしています。 まぁ、実害を受けた場合もあるでしょうが、ここで疑問があるのです。 そんな話をSNSで公表したと

          闘病記録:10 不平不満を撒き散らすよりもさっさと自分でやった方が楽

          闘病記録:9 癌検査の放浪旅の道標はワルノリデキマッテル

          癌の疑いがあると言われながらも 「ユーのボディはワガママすぎるから検査できないYO!」 と告げられ、一から病院を探す事になったわけだが… 正直、以前ならどうしよう、どうしよう、と不安になって落ち込み、ヘタすりゃもうダメだ、と塞ぎ込んでいたかもしれない。 いや、正直言えば多少はショックだった。 いや、少々かなw だって、事実は事実。 無責任だ!ひどい!何とかしろ!とゴネたところで、そんな対応をするところがスピーディーな対応をしてくれる、なんて期待する方がおかしい。 不平不満

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          闘病記録:8 異世界に転生してないけど癌検査してくれる病院を探さなきゃいけなくなった件

          「我が病院ではあなたを手術どころか、診察すら出来ん!何故なら、体重が重たすぎるからだー!」という、センセーショナルというかセンシブルというか、とにかく驚愕の事実を叩きつけられ、さらには 「受け入れ先の病院は己自身で探せー!」 という、何だか異世界に転生したら、いきなりいろいろと試練を与えられちゃった系戦士の気持ちになったわけです。 そんな、ありえんやろ! 受け入れ先、探すのはあんたらの仕事ちゃうんかー! と通常であればゴネるところも、この時点ですでに 「すべからくこの一連

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          闘病記録:7 放浪の旅へ誘われる癌検査はわからない稚内

          「それで、大変申し訳ないのですが…」 癌の検査をしに来たら、担当の先生から三行半を突き付けられた話の続きになるのだが… いやいや、理由はわかるけど、そんなど真ん中ストレートに無理!と言われた後に、まだ何かあるんかい! 「巨四郎さんの体重に耐えられる手術台がある病院なんですが、わからないんですよ」 ふぁ⁈ わからない?WAKARANAI? 脳内では藤本卓也先生の名曲、稚内ブルースのサビ 「稚内わからない、稚内わからない、あああ、もう、わからない」 がグルグルとグルグルとルー

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          闘病記録:6 癌の検査に現れた無意識化のクマ

          癌の検査手術未遂から一夜明け。 病室で朝メシを食べてボケーっとしていたら、先生来訪。 「結論から言えば、今日で退院です」 え?退院も何も、まだ始まってもいねーだろがいw 「つまりですね、内視鏡を入れたところで息苦しくなり、それで暴れたんですよ」 え、は、はい⁈ 「無意識化で巨四郎さんの体格の人が暴れたら、そりゃ、ねぇ」 いやいや、苦笑いしたくなる気持ちはわかるけど、すなよw あ、ちなみにお伝えしますと、あたくし身長183cm、体重140kg(この検査当時)ある、スーパーヘ

          闘病記録:6 癌の検査に現れた無意識化のクマ

          闘病記録:5 癌の検査で微睡む意識の中、聞いた声に震える

          検査手術の前日から入院。 病室にて、担当の先生から手術やら病気について説明を受けたんだが、診察した人とは違うのってよくある事なん? まぁ、別に誰でもええけどねw それよりも、だ。 先生からトンデモない話を切り出される。 「患部が癌だと診断された場合、肝臓の半分くらいを切る手術をしなくちゃいけないんだけど…」 え、ちょ、そこで溜めないでwww 「言いにくいんですが、手術だいが…」 ん?それは高額ってこと?お高い手術なん? 「体重に耐えられるかどうか、わからないんですよ」 は?

          闘病記録:5 癌の検査で微睡む意識の中、聞いた声に震える

          闘病記録:4 検査入院前に大阪でやらかした坐骨神経痛の惨劇

          PET検査から二週間後、内視鏡による検査入院で病院へ。 先生のスケジュールがあるとはいえ、検査から検査の間までスパン長いなー。 って事は、そんな緊急でもないんか? いや、緊急かどうかの前に、そもそも本当に癌なのか? いかんせん、痛みも異変もないから、全然実感がない。 告げられた病名、胆管癌を調べてみると、症状として黄疸が出るらしいが全然出てない。 それよりも、PET検査の翌日くらいから痛み出してきた坐骨神経痛の方が辛かった。 自宅にて大阪での爬虫類イベント、レプタイルズフ

          闘病記録:4 検査入院前に大阪でやらかした坐骨神経痛の惨劇

          闘病記録:3 PET検査とヤシオリ作戦

          前置きが長すぎるのとテーマが分散しちゃうので、これからはワンテーマで書いていきましょ。 てなわけで、PET検査を受ける事に。 癌検査ではメジャーな検査らしいのだが、いかんせん初めて癌を疑われたわけだから、それがどんな検査なんだかわからずにOKしたんすな。 で、どんな検査かザックリ言うと、CT検査のように身体をスライスして癌になってるかどうかをチェックする、という事らしい。 なるほど、テクノロジーの進化やなぁ。 いざ検査日。朝イチで来いというので、8時に病院へ。 受付をして

          闘病記録:3 PET検査とヤシオリ作戦

          闘病記録:2 PDCAと脳が消費するカロリーと癌検査

          PDCAってご存知ですか? まぁ、今ではもう古い言葉かもしれないですが、いわゆるビジネス用語として一昔前はもてはやされた言葉です。 簡単に解説すれば 考案する(PLAN)→行動する(DO)→結果を考察する(CHECK)→対策をする(ACTION)→行動する… という、継続的な改善策のサークルです。 別にビジネスに限らず、すべからくこれを念頭において行動するように心がけてますが… これがなかなか出来ない。 大体は、思いつく→行動する→失敗だと思ったらまた考える、成功だと思

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          闘病記録:1 癌の告白から考えるクソリプの定義と癌に至る経緯

          癌の告白から二日経過し、そのツイート(今はポストか)が2.3万のインプレッションを記録。 正直、こんなに見られるとは思わなかったので、驚きと戸惑い、そして感謝の気持ちが入り混じっております。 てか、やはりインパクトある内容だったんだな、と改めて思ったわけで。 驚き、心配のコメントを沢山いただきました。 そして、励ましのお声、本当にありがとうございます。 いや、ほんと、マジで嬉しいすわ。 とはいえ、コメントくれない人をどうこう、とは思ってないです。 だってさ、癌です、って言

          闘病記録:1 癌の告白から考えるクソリプの定義と癌に至る経緯