5月24日読書会報告
参加者は4人。椎名麟三との出会いから内村鑑三の研究に至る文芸批評家。在家仏教徒として公案禅を生活の中に組み入れ修行を重ねる人。社会学を学びながら「社会的コンフリクトと恩寵の関わり」という問いを提示する学徒。司会を担当する私の独断で「実存と社会」というテーマで人間の認識論•存在論のそれぞれの二重性/2極性を考察することで進められた。「地下室の手記」が描かれた国と時代と社会の違いを超え、日本では1970年代に思想潮流の一つとしてマルキシズムと実存主義の対立関係と混融の中で、知的流