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018前を向いて

よく世代間のギャップとか言われることがありますが、ぼくらの時代の若い頃は「やっちゃったもん勝ち」なんて言われてて、いかにルールをかいくぐるかがひとつの価値だったりしたけど、かなり以前から逆に「これダメですか?」のようなルールに厳密に従わなきゃいけないような質問が増えてきていた。今でもそんな質問も受けるし、その枠の中で脱せない人がやはり若い世代に絶えないなーと感じています。

それに関連したことなんだけど、よく見る看板でやめてほしいなと思うものがある。
商施設や駅など「ココに自転車をとめないでください」
否定的なんだよね、この手のものって。
個人的な正解としては「アソコに自転車をとめてください」だと思うんだけどね。ダメじゃなくOKの方へ導く。

当時若い頃何かわからないことがあると先輩からは「そんなことも知らねーのか!」と罵倒(に近い)された。そんな風だったからコンチクショー!的に出し抜いてやれ!って気概が起こりやすかったのかもしれない。決して昔がいいなんて思わない。思い出すだけでもうんざりする、今の方がいいよねって。

また、なんとなく同一線上にあると思うのに「わたしうまくできなんですけど…」みたいなことがある。

小学校上がる前にひらがなくらい書けるようにしとく、とか…そもそも学校で習うためのものをなぜ先んじなきゃいけないのかわからない。だって学校って習うためにあるんだから、わからないできなくて当たり前なんだけど、なんか逆になっちゃてる気がする。

この傾向はハイティーンになっても同じで、ぼくはデザイン専門学校で教えているんだけど「これ、うまくできないんです」と問われる、そこでは「できないからココで勉強してんじゃん!」って言ってやってる。失敗したくないブレーキが効き過ぎちゃってるのかもしれない。

昔から言われてることだとは思うけど、なんでも否定的に入ると後ろ向きにならざるを得ない気がする。自転車のとめかたひとつ、日常の些細なことのひとつひとつがそういう世界を作ってる気がするんだよね。
だからなるべく否定的な言葉から入らないように気をつけてます。

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