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『42 世界を変えた男』平等を訴える

『この映画はアメリカの全球団 (独立リーグやアマチュア含む)が永久欠番にしている背番号42、黒人初のメジャーリーガーとなった英雄ジャッキー・ロビンソンの伝記映画である』

昨夜もアマプロで眠れないでいる夜の時間潰しの為、映画を観ました。
私はこうした事実に基づいた映画やドラマが大好きです。
昨日の4月25日では、テレビでメジャーリーグの試合を見ていると、敵味方全てのメジャーリーガーが背番号42を付けて試合をしていました。
大谷選手も42番でヒットを打っていましたね。

解説
史上初の黒人メジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンの半生を、ブルックリン・ドジャース(現ロサンゼルス・ドジャース)のジェネラル・マネージャー、ブランチ・リッキーとの交流を軸に描いたドラマ。1947年、ブルックリン・ドジャースのGMだったリッキーは周囲の反対を押し切り、ロンビンソンとメジャー契約を結ぶ。2人はファンやマスコミ、チームメイトからも誹謗中傷を浴びせられるが、自制心を貫き通し、プレーに徹するロンビンソンの姿勢に、次第に周囲の人々の心もひとつになっていく。「L.A.コンフィデンシャル」のブライアン・ヘルゲランドが脚本・監督。リッキー役のハリソン・フォードは、キャリア初の実在の人物を演じた。
2013年製作/128分/G/アメリカ
原題:42
配給:ワーナー・ブラザース映画

舞台は1945年のアメリカ。
人種差別がテーマになっていて、アフリカ系アメリカ人は不当な人種差別や隔離政策に苦しめられ、有色人種は白人と触れることも同じ場所に居合わせる事さえ許されず、州によっては法律で差別を正当化していました。
日本で生まれ育った私には理解を超えていますが、この映画を観るとその不当な差別の様子に憤りを感じます。
フェアプレーであるべきスポーツの世界であっても、差別は正当化されていて、差別されている側も甘んじて受け入れている現実があったようです。
ただ差別する側の白人の中には、常識的で平等な判断ができる人たちもいて、自分たちが間違っている、今の現状を変えるべきと考える人達の存在も、この映画の中では描かれています。

バリアフリーやLGBTQも広く認知されている現代においても、いまだに差別や不平等に苦しむ人たちがいるけど、こうした理不尽な差別に立ち向かう姿勢は、主人公のロビンソンをお手本に、非暴力を貫き毅然とした態度で主張するのが平和的。
そして時間が掛かるけど、周りの人たちから植え付けられた認識を変えていくしかないのかも知れないと感じました。
じれったいけどね。



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