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プラグイン・スクリプトのススメ

PC用配信トラッキングソフトのカスタマイズこの記事では、PC用配信トラッキングソフトのカスタマイズに焦点を当てています。具体的には、プラグインやスクリプトを使用して、モデルを制御するパラメータの動作を拡張する方法について詳しく説明します。なお、この記事ではスマートフォン配信や動画制作用のツールは取り扱いません。 プラグイン・スクリプトを利用した効果 コントローラーやペンタブの動きに合わせてモデルが動作しています。 プラグインを通じて、コントローラーの操作をパラメータとして

    • こないだ少しバズったトラッキングシステムを紹介する記事

      上のツイートのシステムの話です。 システムの概要 Live2Dの描画制御は昔に作ったGadgetXLive2DをCubism4の読み込みやiPhoneXで動作するフェイスキャプチャソフト「Face Cap」の通信規格を受け取れるように改造したものを使用しています。 同様のことをしようとする場合、GadgetXLive2DはCubism3,4対応版はライセンスの関係で公開が難しいのと、 Face Capはソフト自体は無料でもキャプチャデータをUDPで長時間飛ばすのに7000

      • 物理演算設計編

        振り子演算器の値仕様の確認前回のアドカレではLive2Dの物理演算が振り子演算器によるパラメーター変換する仕組みという話をしました。 ここではその振り子演算器の振り子の設定値、出力値が現実の振り子だとどれくらいの値になるか調べていきます。 これは物理演算の設計に必要な情報になっていきます。 ●振り子の長さ 振り子は振れ角が非常に小さい時、周期は紐の長さによって決まる等時性を持っています。この原理を逆に応用すれば現実空間の振り子周期とLive2D物理演算内の同周期時の紐の長

        • 公式Githubのコードから見る物理演算

          こんにちは、がねーしゃです。 軽く自己紹介をするとゆっくり実況方面からLive2Dをいじり始めて下絵からモデリング、システムづくりまで通しでやっています。 Live2D好きが長じて今はLive2D社でプログラマーをやらせてもらっています。 アドベントカレンダーということで色々と縁の深かった物理演算のことを公式のコードを交えながら解説していきたいと思います。 Live2Dの物理演算ってどんな仕組み? 一般的に物理演算と一言でいうと衝突判定で力の連動を計算するシステムだと

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