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オクトラ大陸の覇者 ボス攻略の感想

◆この記事の「読者」と「目的」

この記事は、「自分自身」に向けた記事です。

ゲームを遊んで感じたことや、上手くプレイするために試行錯誤したことなど、きちんと言語化するために書いています。
(あわよくば、このゲームを知らない人も、「面白そうだな」と思ってもらえたら、万々歳です。)


◆「オクトパストラベラー 大陸の覇者」とは?

2018年に、スクウェア・エニックスから発売された「オクトパストラベラー」のスマホ向け作品です。
ターン制コマンドバトルで進行する、ドラクエのような王道RPGです。

ボス攻略について話す前に、まずはこのゲームの特徴的なシステムについて説明しますね。
(家庭用とスマホで、若干の差異はありますが、基本的には同じ遊びなので、一緒に説明しちゃいます。)

①弱点を突いてBREAK
②BP(ブーストポイント)の蓄積と消費
③キャラの個性に沿ったフィールドコマンド

①弱点を突いてBREAK
戦闘開始時から、どの敵にも一律で「シールド」と呼ばれるパッシブ効果のようなものが付いています。
このシールドをまず剥がすのが、プレイヤーの目標です。
※シールドの状態で殴っても、本来与えるダメージの半分しか入りません。

そこで、必要になるのが「弱点」です。
各キャラの攻撃には、属性(剣、槍、弓、炎、氷…)の概念があり、敵にも弱点となる属性が設定されています。

「剣攻撃×3」「斧攻撃×2、炎攻撃×1」等でBREAKできる

「攻撃時の属性」と「敵の弱点」が合致すると、シールドの耐久値(カウント)が削れていきます。

耐久値=0で「BREAK」が発生し、次のターン終了までスタンした状態となり、殴り放題になります。

1ターンの間スタンした状態になる

いち早く敵の弱点を見つけて、最短でBREAKまで持っていくために、誰のどの攻撃を当てるか?を考える楽しさがあります。


②BP(ブーストポイント)の蓄積と消費
戦闘開始時から、毎ターンずつBPと呼ばれるエネルギーが、各キャラごとに1つずつ溜まります。

味方行動時に、溜まったBPを消費することで、行動内容が強化されます。

スキルの攻撃ダメージ量が上昇したり、バフ効果の継続ターンが伸びたり…できるだけ多くBPを溜めるほど、強化内容は大きくなります。
(「たたかう」を強化すれば複数回攻撃にもなる。)

最大5つまでBPを溜められて、一度に最大4つ消費が可能

「弱点を突いてBREAK」と同じく、こちらも行動選択の楽しさを生んでいるシステムです。

・キャラAの出番でBREAKできるから、それまではBPを温存しよう…
・次の攻撃は被弾したくないから、BPを使ってでもBREAKしないと…

といった考えが生まれます。
キャラ全員のBPを溜めて、BREAK直後に全消費で一気に殴れた時は、めちゃくちゃ気持ちいいです。


③キャラの個性に沿ったフィールドコマンド
家庭用版とスマホ版で、少し内容は違いますが、町や村にいるNPCに声をかけることで

・戦って仲間として引き入れる
・おねだりして持ち物をもらう
・値引きしてもらってショップより安い値段で買う

といったことができます。
仲間にしたらバトル中に限定で攻撃に参加してくれる…など、他のRPGにはないNPCの存在感があります。

バトル中に「支援者」として呼び出せる


◆今回トピックで話す「ボス戦」

前置きが長くなりました…

ここからが本題です。今回書くのは「メインストーリー 権力を極めし者」のボス「タイタス」の攻略についてです。

「なぜボスに苦戦したのか?」そして、「どんなことを考えながら、試行錯誤して最終的にボスを撃破したのか?」まで、順番に説明していきます。

こいつがタイタスです


◆ボスへ苦戦した理由

それまでのプレイスタイルは、とにかく寄り道せず(レベル上げもせず)メインストーリーだけを進めていました。

戦闘も「弱点の攻撃で殴り続けてBREAKを起こし、BPを一気に消費して大ダメージを狙う!」という戦略だけで、乗り切っていました。

推奨Lvくらいにキャラが育った状態で、タイタスに挑みましたが、歯が立たず5回連続負けが続きます…

【なぜ苦戦したのか?】
①シンプルに「連戦」であったこと(HP等の回復はなし)
②開幕早々、BPが1つずつ減る結果を張ってくる
③「恐怖状態」の付与で、BPが溜まらない状態にしてくる
④シンプルに強い単体&全体攻撃

特に、2と3が厄介で、今までの戦略が全く通用しなくなりました。

BPを1つずつ吸収してくる結界
同時に「恐怖状態」を付与してくる全体攻撃

◆勝つための試行錯誤

「後はこいつを倒すだけで、ストーリーがクリアできるのに!」という思いが強くなり、なんとかして勝つ方法を探します。

【試行錯誤したこと】
・キャラ単体の性能(「攻撃」や「防御」)を上げたい
 ┗ キャラのレベルを上げる
 ┗ 強い「装備」を手に入れる
・他にやることでメリットになる要素はないか探す
 ┗ トラベラーストーリーを進めようとして見る
 ┗ 他のストーリー「名声を極めし者」を進めてみる
 ┗ フィールドコマンドを使ってみる

◇試行錯誤の中で面白かったこと

①単純作業化しないレベル上げ
他のRPGでも経験したことのある「レベル上げ」は、毎回作業になりがちでつまらない時間です。
(今作でも、ただ周りの雑魚を倒すだけだと、作業感が…)

ただ、フィールド内に配置してある「宝箱」から、今よりも強い装備が手に入ることを知ります。
そして、徐々に「強い装備欲しさ」に、積極的に探索するようになっていきました。
その道中に雑魚との戦闘が発生しても、あまり苦にならなくなっていく感じです。

フィールドも、そこまで広くなくて回りやすく、「宝箱の配置」「ミニマップの表示」も、上手く探索を誘導するつくりになっていて、毎回くまなく探索するようになりました。

ちょっとだけ宝箱が見える配置で、開けたくて道を探そうとする


敵の情報だけ表示されていて、そっちに行ける道を探そうとする


②良いアイテムもおいしい経験値も獲れる「強敵」の存在

①で説明したように、「宝箱を開けたくなる!」仕掛けがある中で、さらに良かったのは「宝箱を守るように待つ強敵」の存在です。

基本、今作は「ランダムエンカウント」といって、移動していると一定確率で敵と遭遇し、戦闘が始まるタイプなのですが、たまに「宝箱の近くにシンボルとして待つ強敵」がいます。

雑魚と比べて手強く、本来は避けたくなるはずが、後ろに「宝箱」があるので「宝箱を開けたい!」欲求に負けて、ついつい戦っちゃいます。

後ろの宝箱は、大抵「武器や防具」といった価値の高いものなので、一度宝箱を開けたらそれ以降は必ず見つけたら挑戦するようになります。

しかも、勝った時の経験値もおいしいので、レベル上げの作業感もあまり感じませんでした。


③「宝箱」的な存在になり得る「NPC」

フィールドコマンドを使う対象となる「NPC」も、探索を面白くしているポイントでした。

無数に点在しているNPCに話しかけて、その人の名前や素性などを読み物としても楽しめるのですが、たまに「強い装備」や「便利な戦闘スキル」をもつキャラに出会えることがあります。

「まさかこんなところでこんな装備が!」とうれしくなり、どんどん新しい村や町に行くのが楽しくなります。

このゲームには「回復アイテム」がありません。

なので、回復アイテムをもつNPCを仲間にすることで、回復手段を得ることも可能です。

・回復スキル持ちのキャラがいないから、回復技持ちのNPCいないかなぁ
・あの敵は雷が弱点だから、シールドを削る要員としてNPCを探そう

といったように、戦略を考える楽しさも感じられました。


◇試行錯誤の中でもやっとしたこと

①他の章のストーリーに手を出すと、お話を忘れてしまう

お話を進めることができないので、自然と「他の章のストーリー」にも手を出していきます。

タイタス以外に、ヘルミニア(左)アーギュスト(右)の物語もある


最初から、どの章からお話を進めるか?を3つの中から選べる状態からなので、ある程度キャラが育った状態で始めた場合は、

・推奨レベルが低いので躓かずにサクサクお話が進む
・ストーリー進行に合わせて「フィールドコマンド」の効果が上昇する
・重たい話で続きが気になる(早くコイツを懲らしめたい…気持ちになる)

といったように、どんどん先ヘ進んで行きたくなる感じに。
最終的にボスの手前まで来てしまい、その頃には「タイタスを倒すまでの流れ」を忘れてしまっていました…

最初の章に戻り、タイタスを倒した後も「お話的な達成感(強大な悪を成敗した感)」が減ってしまった感じです。

ゲーム内で、「あらすじ」を見返せたりすると、良かったのかもしれない…


◆ボスへ再挑戦した時の作戦

さぁ、試行錯誤を重ねてもう一度チャレンジです。
5回も戦っているので、何となく「敵がどんな攻撃を持っているのか」「どの攻撃が弱点なのか」は、把握できている状態です。

基本の攻略は、前と変わらずに

①弱点属性で殴ってシールドを割り、BREAKさせる
②BREAKした後、大ダメージを出せる攻撃を当てる

という手順で進めて、それを妨害してくる敵への対処を考えつつ、戦闘していきました。
※以降は、苦戦した理由に沿って、対策したことを説明します。

シンプルに「連戦」であったこと(HP等の回復はなし)

1戦目は、MPを温存する戦い方に変えました。
出来るだけ「HPもMPも満タンに近い状態」で且つ戦い方です。

ここでは、「前衛と後衛のしくみ」を上手く使いました。
今作は、8人パーティで戦闘を行い、前衛と後衛に分かれてキャラが行動します。
後衛にいるキャラは、「毎ターン一定量HPとMPを回復する」仕組みなので、上手く前衛と後衛を入れ替えながら戦えば、リソースを減らさずに勝つこともできます。

毎ターン終わりに、後衛のHPとSPを一定量回復

・開幕早々、BPが1つずつ減る結果を張ってくる
・「恐怖状態」の付与で、BPが溜まらない状態にしてくる

最初から入れ替える前提で、前衛と後衛にバランスよく「弱点攻撃を持つキャラ」を配置してました。

「BPを吸収する結界」が張られたら、BPを使わない「連撃系スキル」を使用して、確実に弱点攻撃を入れていきます。
※BREAKすると、吸収された分のBPが戻ってくるため、初手は最短でシールドを割りに行きます。
※後衛は結界の影響を受けないので、安全にBPを溜めることが可能です。

重宝していた「ルーセッタ」の連射(二回連続攻撃)


「恐怖状態」を受けてしまった場合は、直後のターンで後衛の「弱点持ちのキャラ」と入れ替えます。
ターン経過で恐怖状態の解除を待ちながら、シールドを削っていきます。

例:「扇」攻撃を持つキャラを前衛と後衛に配置→入れ替えながらシールドを削る


・シンプルに強い単体&全体攻撃

基本は、「キャラのステータスを上げる」「強い装備を整える」での対処ですが、「攻撃+デバフ」スキルを持つキャラを編成することで、ダメージを抑えつつ戦いました。

(正直、どれくらいダメージが抑えられているかまではわからない感じ。とりあえずデバフを撃っておこうという感覚。)

◇BREAKした後に高火力で殴るために…

上で説明した対処しながら、BREAK直後に大ダメージを与えるために、以下のことを考えていました。

①BREAKするタイミングの見極め
システム的に、BREAKした時点から次の味方ターン終了までが、敵のスタン状態になります。味方が4人なので、「1人目でBREAK」と「4人目でBREAK」の場合だと、その後の攻撃によるダメージに結構な差が生まれます。

素早さのパラメータで順番が決定

UI上でも、常に「シールドの耐久値」「攻撃順番」が表示されているので、〇ターンの○人目でBREAKできそうだ…と考えやすいつくりになっています。

次の味方全員の行動が終わるまで、スタン状態は続く

出来るだけ「スタン状態の間に攻撃するキャラが多くなる」ように、BREAKするタイミングを調整していました。

②BREAKする直前に必ずバフスキルを焚く
これは、既存のRPGでもあるような戦術ですね。
前述のとおり、「明確な隙」を作れる遊びがあるので、いつバフを焚いたら効果的なのか?が分かりやすくなっています。

「もう少しでBREAKできそう…」となったら、必ずバフスキルを焚いてBREAK後の攻撃に備えていました。

持っていないけど、交代するだけで前衛にバフをかけるキャラもいるみたい…!


◆まとめ

すごく長くなりましたが、「オクトパストラベラー 大陸の覇者」のボス攻略における「試行錯誤したこと」「遊ぶ中で感じたこと」について、書いてみました。

書いた内容を箇条書きすると、

①躓いた時に何をしたか?
 ┗ キャラ単体の性能を上げたいと思う
   ┗ レベル上げや装備集めをやる
 ┗ 他にやることでメリットになる要素はないか探す
   ┗ 他のストーリーを進めたり、フィールドコマンドを使う

②①の中で感じたこと
 ┗ 面白かったこと
  ┗ 地形やミニマップ表示が探索を誘導している
  ┗ 宝箱を守る強敵がレベル上げの作業感を軽減している
  ┗ 脇役のNPCが、探索や戦略の面白さを高めている
 ┗ もやっとしたこと
  ┗ 他のストーリーに手を出すと中々戻ってこれず、前のお話を忘れる

③ボスへの再挑戦で考えたこと
 ┗ボスの行動に対する対処
   ┗ 1戦目は、前衛と後衛を交代してリソースを温存
   ┗前衛と後衛に「弱点持ちのキャラ」を配置
   ┗BPがない時は「連撃系スキル」で最速でBREAKする
   ┗恐怖状態は後衛のキャラと入れ替えて解除を待つ
 ┗高火力で殴るための作戦
  ┗ 防御無視で殴る機会を増やすためにBREAKタイミングを調整
  ┗ BREAK直前に、バフスキルを使って次に備える

という感じです。
面白そう!と思った方は、是非遊んでみてください!

(はじめてでめっちゃ大変だった…次は何についてかこうかなぁ)

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