【レポート】ワタリガラス――レイヴンマスターによって守られ続けるカラス

いきもの名:ワタリガラス
学名:Corvus corax

【登場するゲーム】

Cell to Singularity
WINGSPAN
テイクアウト! DSシリーズ(2) にっぽんの野鳥大図鑑

 スズメ目カラス科のワタリガラス。カラスはよく見ることがあるが、それはおそらくハシブトガラスやハシボソガラスだろう。このワタリガラスを見たことがある人は少ないだろう。なぜなら、このカラスは日本で北海道で見ることができる渡り鳥だからだ。WINGSPANが作られたところではよく見られるカラスなのだろうか。北欧神話に登場したり、ブータンの国鳥であったりと、けっこう人間の文化に密接な鳥である。ちなみに、副題の「レイブンマスター」とは、「ロンドン塔からワタリガラスがいなくなるとイギリスが滅びる」と言われるため、その世話をする役職があり、その名称である。

135㎝
ワタリガラスは雑食動物であり、昆虫、げっ歯類、卵、鳥、腐肉を食す。

『WINGSPAN』

 こうしてみると、普通のカラスと変わらない。しかし、『Cell to Singularity』での説明文で気になることがある。

【肉垂】ワタリガラスは、特定の鳥類の首に見られる赤い皮がぶら下がったもので、仲間を引き寄せるのに役立つ。ワタリの大きさはテストステロンが高いこと、栄養状態が良いこと、捕食者から逃れる能力が高いことなどと関連している。

『Cell to Singularity』

 肉垂? 赤い、肉垂?
 言語を英語にしてみると、実は特定の鳥の名前は指定されていない。どこからワタリガラスがきたのだろうか。しかも、ツリー(『Cell to Singularity』は系統樹が伸びていくゲーム)を見てみると、キジ目から伸びている。よって、この説明文は「ワタリガラス」と言われながらも、ワタリガラスではない情報が載っているという不思議な例であった。

※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。

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