【完全版】CL千葉2019レポート
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【完全版】CL千葉2019レポート

■前段

はじめまして、あむ(Twitter:@4mutaaan)ともうします。
今回は自分がCL千葉で使用したジラサンUBの解説をメインに置きながら、CL千葉環境全体の考察~ダブルブレイズ考察の記事になります。

調整グループとしては全体的に環境理解がかなり進んでおり、どのデッキ構築も良く出来ていたと思うので、環境全体を踏まえて書いていきたいと思います。

途中から有料となりますが、有料部分・無料部分ともに他の記事に負けない濃いものになっていると思うので、是非最後まで読んでいただければと思います。

■個人実績

こんな記事かいてる人です。

【デッキレシピ解説】ゲッコウガGX+メガニウム+ラグラージ【カエループCL新潟22位】
https://www.houhou-news.com/pokemon-card-deck-recipe-contribution-greninjagx-meganium-swampert

ジムバトルやチャンピオンズリーグに行くと「あっ、とーしんさんのお友達の方ですよね!」って言われます。複雑ですがまぁ嬉しいです…

元々2011~2013頃に活動しており、2019シーズンから本格的にポケカシーンに帰ってきました。

▼WCS2019シーズン
CL東京 ルガゾロ 6-3 140位
CL新潟 カエループ 8-2 22位
シティ2 サルコケコ 秋葉原ベスト8
CL千葉 ジラサンUB 7-1 23位 決勝1没

■CL千葉結果

今回自分たちの調整グループの結果としては

▼スタンダード
優勝ベスト4ベスト64(自分)

▼エクストラ
ベスト4ベスト16ベスト32ベスト64

とどちらのレギュレーションも良い結果を残せたと思います。
エクストラに関して興味がある方は、是非こちらの記事をご覧ください。
https://note.mu/taku_shu/n/nca818ac33372

それでは本題に入っていきたいと思います。

■今回のCLざっくり総括

Twitterでも書きましたが、今回大事だったポイントは4つ
 ①ウルネクの流行
 ②フェロマッシの台頭
 ③やぶれかぶれマーシャドーの増加
 ④想定外のデッキが多かった

それぞれの詳細は後半で。

■デッキレシピ紹介

画像1

構築経緯や採用不採用理由などに関しては後半にて。
また、同じような型として3位入賞されたオギノさんのジラサンが公式に乗っていたのでそちらも下のリンクからどうぞ。

チャンピオンズリーグ2019 千葉レポート
https://www.pokemon-card.com/info/2019/20190221_001683.html

今環境のジラサンとしては「フーパ」「フェロマッシGX」の採用が答えだったと思います。

■当日の対戦レポート

予選 7勝1敗 23位
各対戦のレポートを簡単に。

①ウルネク 後攻 6-3 ◯
 ウルネクの基本(後述参照)で勝利

②ピカゼク 先攻 6-3 ◯
 ピカゼクの基本(後述参照)で勝利

③ウルネク 先攻 6-2 ◯
 ウルネクの基本(後述参照)で勝利

④ピカゼク 後攻 6-3 ◯
 ピカゼクの基本(後述参照)で勝利

⑤ルガゾロアロキュウ 後攻 6-2 ◯
この試合は相手の引き運がなく救われました。
アローラベトベトンが立てられるとなかなか厳しいマッチアップでしたが立たず。
・後1でアサルトサンダーで1枚
・グズマで1枚
・カミツルギでルガルガンGXを倒して2枚
・コケコGXで2枚
で勝ちました。
実際にアロベトたちそうな場合のプランや、先手後手でのプランに関しては後述します。

⑥ピカゼク 先攻 6-4 ◯
 ピカゼクの基本(後述参照)で勝利

⑦フェロマッシサンダース 後攻 3-6 ×
このマッチは基本的にフーパを通す、もしくは相手の動きが遅い場合はサンダーで押し切るマッチアップです。

当日のプランとして「ウルトラフォレストのかみつかい」は多くて1枚採用だと判断し、レスキュータンカとフーパの有無をまず確認。
どちらもあり、かつ相手の先攻1ターン目にサンダースGXが見えたので、かみつかい0枚だろうと予測しました。

しかし実際には相手かみつかいがデッキに入っており唐突に使われて2エネフーパが倒される。

が、ここが完全にお互いのルールミス。。。
相手の方は「ウルトラフォレストのかみつかい」を使用し「サンダースGX」の技でフーパに攻撃しました。
かみつかいはウルトラビーストのみの効果なので落ちません…

フェロマッシにはまだ全然エネが貼られていなかったし、1枚のみ採用されているかみつかいがその場で使われたので正直100%勝ちのマッチでした…

しょうがないです。試合前からかみつかいされたら負けるっていうのを強く意識しすぎていて、使われた瞬間に思考がフッと飛んで判断出来ていなかったです。 猛省

⑧ピカゼク 先攻 6-3 ◯
ピカゼクの基本(後述参照)で勝利


負けが7試合目だったのでオポは高く予選23位で抜けました。
トーナメントの内訳は以下。(適当なエクセル図です…)

画像2

この時点で想定外だったのは
・サナニンフの多さ
・HANDがいた
という2点で、それ以外はほぼ想定通りの分布でした。

■決勝トーナメント
1回戦 サナニンフ 先攻 3-5 時間切れ負け

頭の中では勝つはずの相手、サナニンフでした。

このマッチもフーパが活躍しますが、相手側にゼルネアス◇が入ってることを警戒。

画像3

ゼルネアス◇はHP160とラインが高く、技のダメージも160点でる厄介なポケモンです。
当初の予定では「カプ・コケコGX」を使用して早めに処理しようと考えていましたが、デッキを最初に確認した際にサイドに落ちていることを確認。

となると、ゼルネを倒すには2回攻撃プランを取る必要がありますが、アセロラからぐるぐるされるだけ。手札にエレキパワーが2枚あったので、エレキパワー×3+アサルトサンダーで倒すプランを取ることにしました。

しかしこのプラン立てが完全なミスでした。
デンジもしくはエレキパワーを願い星で探しに行くも当たらない…
手札のサポがシロナロケット団の嫌がらせだったので、手札を回すことも出来ない…
結局このゼルネアス◇を倒すのに数ターンかかり、かつ相手にサイド2枚渡すことになってしまいました。

ただ、相手が「フェアリーチャーム雷」をサナニンフに貼ることが出来ていないようで、サイドから「カプ・コケコGX」さえ拾えれば一気に勝てる状況に。
しかしサイド3枚(アブリー、ゼルネ◇、アブリー)取るまでに「カプ・コケコGX」は引けず、時間切れで負け

反省点
①序盤のゼルネ◇をすぐに倒すことが出来なかった。
②フーパメインで戦っても悪抵抗のため、時間切れになることをもっと意識して早くプレイするべきだった。
フェロマッシプランをもっと早めに取るべきだった
 ┗相手のフェアリーチャームUBが1枚見えていたこともあり、エレガントソールの圧力を早めにかければサイドを取りきれていた。

サナニンフ使う人はフェロマッシ持つだろうという予測と、フーパ入れれば勝てるだろうという慢心のため負けました。
実際に練習を重ねていれば時間切れがかなり起きうる試合であり、コケコGXでチャーム雷圧をかけながらフェロマッシで叩くといったプランも取れていたと思うので練度不足。
本番で思考しながらプレイするにはあまりにも時間が足りなかったです。

以上が当日の対戦レポートになります。

ここからは有料部分として
 ■全体環境考察
 ■考察に基づいた使用デッキの決め方

 ■デッキレシピの変遷
 ■採用・不採用カードの解説
 ■環境デッキに対するプレイング
 ■大会結果を踏まえた理想レシピ

 ■次弾ダブルブレイズ環境の考察(ジラサン目線)
 ■総括+ラフレシア誕生の小話
に関して詳しく書いていきたいと思います。
ジラサンだけでなく、環境全体に触れながら今環境の考察内容をほぼ全て書いていきたいと思います。


■全体環境考察

▼CL千葉環境のポイント
 ①ウルネクの流行
 ②フェロマッシの台頭
 ③やぶれかぶれマーシャドーの増加 
 ④想定外のデッキが多かった

①ウルネクの流行
シティーリーグでの優勝報告や、元々ポテンシャルの高かったウルネクの強い構築やプレイングに関する記事が増え、全体量として多くなったのは明らかでした。
CL千葉に持ち込むならこんな感じだろう、というサンプルレシピは以下を想定。

画像4

▼ミラー、ジラサンに有利なカプコケコの採用
「滅亡の光GX」でのフィニッシュプランのため、回転飛行を入れるリストが増えると予想。
このためHP70だけでなく、HP100~110ラインであっても滅亡フィニッシュされてしまう可能性が増えました。

▼TAG TEAM GXを見たゲンガーミミッキュの採用
練習段階において、フェロマッシvsウルネクはフェロマッシ側がかなり有利なマッチアップであると認識していました。

よくある試合展開として

1.ウルネク側でフェロマッシを倒す(サイド3-6)
2.フェロマッシはルザミーネ◇を使用しエレガントソール(サイド3-4)
3.ウルネク側は何も倒せない(サイド3-4)
4.フェロマッシがブルーの探索や溜め込んでいたビーストリングを解放し追加効果込みビーストゲームGX(サイド3-0)
(※序盤のアセロラや満タンを駆使したジェットパンチによりビーストゲームGXが発動しやすくなる)

そのため「ルザミーネ◇・エレガントソール」の返しに「ホラーハウスGX」を打つという解決策を入れるプレイヤーが増加すると想定していました。
他にもエネのついていないピカゼクGXをグズマホラーハウスGXからポルターガイストで倒すなどのメリットもあるため、採用されているデッキは多くなると想定しました。

ビーストエネこだわりハチマキの採用が減っている
元々これらのカードは主にルガゾロなどを見たときに採用されていたカードでした。
しかし環境の変化としてTAG TEAMが増えたことで、相手はフォトンゲイザー2エネトラッシュ+30ダメージでは届かず、3エネ要求になるため抜くプレイヤーが多くなりました。
結果的にこの構築の流行によってアセロラを複数枚採用し、アローラベトベトンも採用した「ルガゾロ」は環境に帰ってこれると考えました。

この流れは実はジラサン側にも、フェロマッシGXが動きやすくなるというメリットがありました。
ジラサン側は基本的にカラマネロを倒すため、カラマネロが3ライン残る試合は多くないです。
その際にフェロマッシで攻めていくと相手は一撃で倒すことができず、ウルネクを用意するにしてもグズマ→エレガントソールの恐怖があるためプレイしにくくなります。

この動きは特に相手がギラティナの技「シャドーインパクト」でジラーチやカラマネロに打点を乗せた時に有効です。ビーストゲームGX込みで考えると、ジェットパンチも絡めて3~4枚のサイドを取ることが出来ます。
(※ただしこの運用をする際はホラーハウスGXからのポルターガイストが負け筋になるため注意しなければなりません。)

▼自由枠
ここの候補としては
「マーシャドーGX」「マーシャドー」「アブソル」を特に想定していました。
マーシャドーGXは色タイプとしてピカゼク意識やゲンガーミミッキュとの兼ね合いで便利に使えそうな1枚。
「マーシャドー」や「アブソル」は苦手とするジラサン相手に勝ちたいと考える人が採用してくると考えました。

②フェロマッシの台頭
シティで一気に結果を残し伸び始めたフェロマッシ
今回は調整メンバーでもあるゆうゆうくんが圧倒的な練度と構築で見事優勝

優勝レシピをサンプルレシピとします。

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ありがたいことに彼がいたこともあり、練習段階において強いフェロマッシの想定レシピと、それに対応するためのプレイングや構築がかなり磨かれました。
調整メンバーの多くがフェロマッシをしっかりと考察出来ていたため、とーしんが「ラフレシア」、自分が「フーパ」といったカードに辿り着けたと思います。

このデッキのポテンシャルはかなり高く、練習段階においてフェロマッシが強いデッキであるということを認識出来ていたかどうかが、今回のチャンピオンズリーグで明暗を分けたといっても過言ではないと思います。

③やぶれかぶれマーシャドーの増加
大会前からデッキレシピに入っていたことが多かったですが、フェロマッシの台頭もあり、明確な役割を持ったことが大きな変化だと考えます。

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ボールからサーチできるお手軽ジャッジマンとして、ピカゼクだけでなくジラサンやウルネク、ルガゾロといったデッキにまで入るようになりました。
このカードを採用したデッキが増えることが想定されたので、2進化軸のデッキを握るのは環境に向いておらず、安定性の高いデッキ構築を心がけなければなりませんでした。

④想定外のデッキが多かった
「ゲンミミオムスター、ラフレシア、HAND」などのデッキが上位に上がってくると予想したプレイヤーはあまり多くなかったと思います。

個人的には「バルキーウィニー」も評価が高かったもの、サイドを6枚取りきるまでのプラン立てと、環境デッキを踏まえたデッキ構築が難しいため勝ち上がれる使用者は少ないだろうと予想していました。

有料ですが、信頼できるみやもっしーさんのバルキーウィニー(予選6-2)
https://note.mu/yoshiokakun/n/ne3e6bf6573cb
ねこわるさんのバルキーウィニー(予選7-1)
https://note.mu/akira_log/n/nd048bd1169f7

ラフレシアに関しては自分たちが発案だったのでまだ良かったですが、ゲンミミオムスターとHANDに関しては正直考察不足でした。


これらの考察を元に以下のTier表と相性表を作成しました。

▼Tier表
Tierは使用者数の数と強さによって区分しています。

画像7

このTier3に含まれるデッキ例としては
「バルキーウィニー」「サナニンフ」「クワガノン」「リザードン」「コケコカウンター」「メルカリ」「HAND」などが挙げられます。
これらのデッキは使用者がそれほど多くなく、かつ2進化に関しては後述のマーシャドーの増加などから厳しいものになると考えこの位置で考えました。

▼TopTierの相性表と評価ポイント
評価ポイントは相性に加え使用者数をざっくり踏まえて計算した値になります。ここでの相性表は「一般的なデッキ構築で、プレイヤーの実力が等しい」ものとしす。

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このようにフェロマッシとルガゾロはかなり評価が高く、1~2週間前の段階では使用候補となっていました。

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