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グランドシャトー

以前読書感想を書いた「コスメの王様」と同じ作者の小説です。
中崎町と京橋が主な舞台です。
梅田の色んな本屋さんで大々的に宣伝されてたので気になり読んでみました。

イラストは主人公のルーさんをイメージしてみました。
強くてハッキリした性格で目鼻立ちクッキリして個性的な感じかなぁと思って。
まああくまでイメージです。

京橋にあるキャバレー グランドシャトーにひょんなことから働くことになったルー。長年トップの座にいる真珠とこれまたひょんなことから一緒の下宿先に住む事になり、そこから更にキャバレーの浮き沈み、家庭、はては芸能界と激動の人生を歩んでいくルーの一代記。

そしてクラブの席で有力者と繋がる事が出来るのも前作コスメの王様でも同じでこれは日本独特なんじゃ無いでしょうか。
絶対に私じゃ入る事が出来ない空間だから興味は湧きますが入りたくは無い。というか入れない。
そこのつながりからルーは芸能界で活躍するんだけど自分の才覚はもちろんあるけどそこそこ顔良くなきゃ歯牙にも書けられないから世の中顔だなーと…何言いたいんだっけ。

話を小説に戻します。

母親の再婚相手が「あの方には本当にー」と言った後「あれじゃないです。」と言ったのはあれ誤字じゃないてかな?自分の配偶者の事をあれ呼ばわりするのは昔はよくある事でそれに対して「あれじゃない」と突っ込んだはずなので時代を意識した、ルーの心情も表した大事なところだから間違えないでほしかったわ。

京橋も中崎町も昔を残している不思議な街で魅力的ですね。
舞台になったキャバレー グランドシャトーもカラオケやマッサージ店として建物は残ってるみたいなので行ってみたいですね。

気になる方は読んでみてね。

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