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【ちょっと待って!】「来た仕事」と「来ちゃった仕事」違いを考える

集客において、顧客が流入する出入り口の設計があやふやだと本当はやりたくない仕事も紛れ込んでくる、という話

自社サイトリニューアルに伴い、先日1回目のミーティングが行われた。

そのミーティングの前に、制作会社側からヒアリングシートの記入を宿題として課されていたのだが、そのヒアリングシートを埋めるうちに「欲しい仕事」が段々と自分の中で明確になってきたのだ。



noteにも度々書いていたが、できる仕事がすべて欲しい仕事とは限らない。自社の仕事を受け入れる間口を“できる仕事”のカテゴリーにしてしまうと当然のことながら雑多な顧客が流入する。

平たく言えば招かれざる「来ちゃった仕事」が一定数紛れ込む。

これを仕事なんだから仕方ない、とするのはちょっと違う。顧客が目にする自社の表現次第で100%とまではいかなくとも、かなりの確率で「来ちゃった仕事」は排除できるのだ。



設計したいのは理想を含んだことによる「来た仕事」のはずだ。その理想的な仕事で売上げを伸ばすことが本意なら、正直なところ「来ちゃった仕事」は不本意でそのもの。

その違いを理解して、仕事を選別できれば表現も変わってくるだろう。理想の顧客が欲しているメッセージや商品、その顧客の趣味嗜好まで考えて、自社が「あなたのお役に立てますよ」というアプローチを施すのだ。



選別をしないのは、男性が「誰でもいいから女の子にモテたい!」としているのと同じで、そうした恋愛意欲が暴走した男性でなければ理想の女性像というものがあるはずだ。

その女性像を思い浮かべ、どんな性格で、趣味は○○で、何を好むか、などをリサーチしてくことに近い。クラシック音楽が趣味の清楚な女性に対し、ハードロックのライブに誘うアプローチをしないだろう。



理想顧客にフィットさせるには自社のどの分野をアピールすれば振り向いてくれるかを考えるだろうし、その精度を上げればアプローチは成就する可能性は一気に高まる。

まずは過去の恋愛を振り返るように、自社の過去の仕事で「この仕事は良かったなぁ」という事例を探す。その仕事を分解して相手の特徴や仕事に至った経緯などを探ることから始めるといい。



わたしの場合、恋愛に関してはほとんど成功体験はないが、当時こうしたことを考えられていたら、もう少しマシな青春時代を謳歌できたのかもしれい。

誰とつながりたいかを明確に。そのつながりまでの道を正確に設計する


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