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【情報収集】小さい会社はだれも守ってくれない!だから知恵をつけるのだ!

商売の苦境において、小さい会社ほど後ろ盾はないと強烈に意識した方がいい。自分の身は自分で守る、という話

不思議なもので、自分を取り巻く状況が悪化すればするほど、悪い人間が近づいてくる。

自身がそういった雰囲気をまとっているのか、悪い人間の嗅覚が鋭いのかはわからないが、泣きっ面に蜂という状況に陥るケースは多い。

人生のバイオリズムの悪い時期は笑えるほど重なるものだが、そんな時自分を救えるのはやはり自分自身である。手を指しベてくれる存在が現れることもあるだろうが、そんな希望的観測を抱くのは精神が弱っている証拠ではないだろうか。



冒頭から重い文面で書き始めたのは、とある関係者からわたしと年齢が変わらぬ経営者が苦境に立たされている状況で、詐欺被害にあったという情報を耳にしたからだ。

面識はないが、聞くところによると事業規模や事業を引き継いだ経緯などがわたしと似ていたことから他人事とは思えず、関係者からの話を聞きいってしまった。



わたしも経験があるが、商売が沈んでいるタイミングにかぎって良からぬ縁はやってくる。こちらが冷静な判断をくだすことができないのを知ってか、一見うまみのあるような話を持ちかけてくるのだ。

1日でもはやく楽になりたい、お金が欲しいという下心から、そうした話に手を伸ばしてしまうのだが、赤の他人から儲け話が転がってくるほど世の中は甘くない、と散々見聞きしていたにもかかわらず、そうした話に流されてしまう心の弱さは痛いほど理解できてしまう。



色々な経験を経て今思うのは、苦境のときほど信じられるのは自分だけ、と覚悟して、解決の糸口を見つける努力をするにかぎるということ。

もし、自分ひとりでは抱えきれず誰かに相談するとすれば、利害関係のない人間に話を聞いてもらうといい。弁護士や税理士などの無料相談でもいいし、商工会議所などの窓口を訪ねてもいい。

コストがかからない分、本質的な解決にはいたらないかもしれないが、それでも話を聞いてもらうことで少しは気持ちが楽になることはあると思うのだ。



そして何より重要なのは、自分で情報を取りに行く姿勢である。本を買って読むとか、ネットを徘徊するとか、今では気力さえあれば低コストで情報を集めることはいくらでもできる。

その際に気を付けなければならないは、自分自身の弱った気持ちとは切り離して、本質的に解決できるきっかけとなる情報を集めるということ。

「簡単に」とか「だれでもすぐに」などの安易な表題の情報はムダになることがほとんどであり、ある程度腰を据えて取り組むことを推奨している情報に向き合うことをおすすめする。



時間はかかるかもしれないが、根気強く取り組めば、必ず浮上のきっかけはつかめるはず。

詐欺師に人生を預けるくらいなら自分で選んだ道で転げ落ちる方がマシ、というくらいの気概で踏み出すと事態は不思議なほど好転する。

悪い運気をよせつけないほどの熱意で行動すると道は開けてくる


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