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【ピットイン】あえて真っ白な1日をつくることの効用

多忙を極めたまま走り続けると、かなり確率で後半に問題が勃発する。そうならない為にも現状を整理する時間を設ける、という話

今年何度目かの忙しさの波に飲まれている。

こういう波に飲みこまれた際は、面白いほど仕事が集中する。やってもやっても片付かず、それどころか「なんでこのタイミングに?」と思わせてしまう仕事が急遽舞い込んできたりと、とにかくてんやわんやは収まらない。



毎日脳内メモリはフルに使っているし、神経もずっと張り詰めたまま。心のどこかで「ヤバい」とは感じていても止められないのがこの状況。

だが、そのまま突き進めば心の声の通り、いつかヤバい問題を引き起こす可能性は高い。なぜなら緊張感MAXで走り続けられるほど一般の人はタフではないからだ。



そのうち集中力は切れ、ケアレスミスが頻発し、やがて大問題に転じてゲームオーバー。そんな不本意な結果をむかえるために多忙の波に対処しているのではないだろう。

そこでわたしはこんな時だからこそあえてまるッと1日何も予定を入れない日をつくる。

スケジュール帳に突如現れたなぞの空白。



F1でも走り続ければメンテナンスが必要なように、仕事も小休止を入れなければパンクする。多忙なレースを走りきるピットインといったところか、現状の整理から確認作業を進めたり、軌道修正をしてみたり。ちょっとだけ足を止めて手持ちの案件を余裕のある時間で精査する。

それだけでトラブルの芽を摘むことがあったり、もっと効率のいいやり方をみつけることができたりと、走っていては気づかない小さな点に目を向けることができるのだ。



「こんな忙しいときに丸1日なんて休めないよ」という声が聞こえてきそうだが、半日だっていいし、なんなら1時間だって効果はある。とにかくできるだけ外部とのやり取りをシャットアウトして、今ある案件に集中する。

こういった時間を取らずに問題を起こすくらいなら1日程度の仕事の遅れはまったく問題のうちに入らない。

昨日はそんな小休止の1日だった。整理された現状をまた今日から進めていくのだが、見通しが良くなった分いい仕事に着地しそうで気持ちの余裕もできた。

これでまたしばらく多忙のレースを走ることができそうだ。

一定の速度で走り続けるなら適度な小休止が必要。その小休止が事故を防いでくれる


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