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【ズバリ】仕事のパートナーは「ココ」を重視せよ!

仕事において自社内であろうと他社であろうと協力し合う関係で抑えるポイントとはズバリ○○である、という話

昨日の午前中にとある会社の担当者が来社した。

少し前に担当が変わることになる、という話は聞いていたのだが、その引継ぎということで、次の担当者を同伴して来ていただいた。



元々の担当者とは15年という長い付き合いで、様々な仕事を一緒にこなしてきたいわば「戦友」という言葉がしっくりくるほどの信頼関係にあった。その方がとうとう弊社の担当から巣立つというのでさびしさと不安な気持ちを抱いていた。

「引継ぐ後任は、考慮して最適な人選をしました」と報告は受けていたが、それでも今までの関係性がかなり完成されていたこともあり、どうなることやらという心境であった。



約束した時間の5分前に二人はあらわれた。簡単な挨拶をすませ席に着く。

後任の方の第一印象は物静か、という感じだ。しかし会話を進めていくうちに彼の仕事に対しての熱意を感じる点がいくつもあった。余計なことをしゃべらないせいか、その言葉に重みがあり、小手先のテクニックや話術でごまかさない人柄に好感を持った。



わたしは特に洞察力があるわけではないが、初対面の際、その人を判断するうえで注視するポイントがある。

それは「ウソをついていないか」という点である。



この「ウソ」というのは意図的に人を騙すようなことや虚言のような類ではなく、ものごとを大げさに話したり、過度に体裁よくみせるように話すことを指す。

えてしてこのタイプは初対面からよくしゃべる人が多く、わたしは初対面で一方的にしゃべられるとおもわず警戒心が強まり心のシャッターが降りてしまうのだ。



初対面で自分をよく見せようとすること自体は悪いことではないが、そのパフォーマンスが常態化されていると、いわゆる「話を盛っている」ことに鈍感になり、日常的に本質からズレた評価で話を進める状態になり、話の信憑性に欠け、ひいてはその人の信頼性も欠けてしまうのだ。



その点は彼はおそらく不器用な類なのか、言葉こそ足りないがウソ偽りのない自分の言葉で仕事に対しての姿勢を話してくれた。前任者が「最適な人材」と太鼓判を押したのもうなずける。

この段階で判断するのは気が早いが、15年の関係性を埋める後任として信頼してみようと思わせる人材でよかったと胸をなでおろしたのであった。

仕事において信頼に足る存在とは、定めた基準を超えていることが条件となる


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