石山剛

住宅用ガラス・サッシを扱う(株)イシヤマ代表。同じ境遇の零細企業経営者へ向けて日々の気…

石山剛

住宅用ガラス・サッシを扱う(株)イシヤマ代表。同じ境遇の零細企業経営者へ向けて日々の気づきをつらつらと書いてます。

記事一覧

【トーク力】「話す」という最強の武器、使いこなせていますか?

仕事上、いろんな方と話す機会があるが、自分が話を聞いてもらう立場において「ちゃんと伝わっているだろうか?」と疑問に思うことがしばしばある。 その逆もしかりで「こ…

石山剛
13時間前
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【営業】その活動って、本当に商売に関係あるの?

とある会社の営業マンから、最近会社の方向性が危うい、との個人的なグチを聞いてしまった。 なんでも去年あたりから社長が環境活動に熱心になり、その活動に社員も駆り出…

石山剛
1日前
5

【働き方】「生涯現役」のモチベーション

先日の現場で職人同士が休憩時間に話していた話題。 70歳手前の職人が「最近新しいバイクを買ったんだ、新車で」 すると同じバイクが趣味の60代前半の職人が「ええ!まだ…

石山剛
2日前
11

【時間軸】花開くまでの忍耐力はどんな優れた能力より必須

他業種の社長から聞いた話。 ここ1年で売上げが右肩上がりに上がっているという。 話を詳しく聞くと、それは一過性の瞬間風速的な現象ではなく、社長が以前からまいてい…

石山剛
3日前
5

【一歩ずつ】「10%の余力」が未来を改善する

先日、決算報告により前期の状況を確認した。 結果的にはその前の年より大幅ダウンしていたこともあり、今期は巻き返しの狼煙をあげる所存である。 そんな経緯もあり、自…

石山剛
4日前
7

【納税】会社の財布はひとつにするから苦労する

この時期になると、消費税をはじめ各種の税金を納めるのだが、すべての納税額を合わせるとかなりまとまった金額になる。 前年の売上げによってその額は変動するが、どの会…

石山剛
5日前
4

【倒れる前に】丁度いい仕事量のバランスを考えるのは贅沢か?

最近、自身の仕事量について考えている。 一応日曜祝日は休みだし、いわゆる大型連休もほとんど出勤することはない。 だが、現状の会社の売上げや利益率、ひいては自身の…

石山剛
6日前
7

【前だけを見よ!】よそ見をしているヒマはない。超えるべきは昨日の自分だ!

「なんだか自分だけうまくいっていないように思えて、、、」 以前参加していた業界の会合である若手経営者が漏らしたことばだ。 いわゆる「隣の芝生は青く見える」現象だ…

石山剛
7日前
6

【強制執行】会社の状況を好転させるにはやっぱり「コスト」がかかる

自社サイトのリニューアル作業が進んでいる。 リリースするのはおそらく半年後あたりになりそうなのだが、このリニューアル作業によって色々と考えさせられる場面があり、…

石山剛
8日前
2

【やらかした!】大失敗の流儀

久しぶりに問題が起こってしまった。 よりによって今年最高額となる大きな案件でのことで、現在その対応に追われているような事態である。 現場でミスに気がついたわたし…

石山剛
9日前
5

【のぞいてみよう】欲しかった商売のヒントは外の世界にあるかもしれない

会社を引き継いだ当時、経営のしかたもそうだったが、傾いた状況を何とかしたい一心でそのヒントを求めていた。 ただ、その当時は自身の業界にしか身を置いておらず、知る…

石山剛
10日前
6

【考えて使おう】「経費」は社長のお小遣いではない

「社長は何でも経費で落とせていいよね」 度々このようなことを言われる。外から見れば社長という立場で物を買ったり、飲食に使ったりとなんでも「経費」でまかなえると考…

石山剛
11日前
8

【まずはやってみよう】諦めるのはまだ早い、成果は出るまで試せばいい

「ダマされた」「この本はウソばっかりだ」「あいつの話は信用するな」などなど、いわゆる「成果が出る」と謳った情報に群がり、その通りに実践したがまったく成果がでなか…

石山剛
12日前
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【快適】運転手付きの移動っていいな、と思った日

先日、夕方から参加する会合に向かう際にタクシーを利用した。 当日の仕事でトラブルが発生し、予定より帰宅時間が遅れたこともあり、少し奮発して長い時間タクシーに乗る…

石山剛
13日前
7

【ピットイン】あえて真っ白な1日をつくることの効用

今年何度目かの忙しさの波に飲まれている。 こういう波に飲みこまれた際は、面白いほど仕事が集中する。やってもやっても片付かず、それどころか「なんでこのタイミングに…

石山剛
2週間前
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【断りのススメ】無用のストレスからは解放されよう

数年ぶりに顔を合わせた業者さんを少し心配している。 最後に会ったのはコロナ前で、その際は地元の中堅ゼネコンで仕事をすることになったと喜んでいた。 当時の選択が正…

石山剛
2週間前
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【トーク力】「話す」という最強の武器、使いこなせていますか?

【トーク力】「話す」という最強の武器、使いこなせていますか?

仕事上、いろんな方と話す機会があるが、自分が話を聞いてもらう立場において「ちゃんと伝わっているだろうか?」と疑問に思うことがしばしばある。

その逆もしかりで「この人何を伝えたいのだろうか?」と思うこともあるのだ。

ずいぶん前の話だが、2時間以上一方的にしゃべり倒されて、何一つ刺さらなかった、という悲劇的な時間があった。

後半わたしは失礼も承知のうえで腕時計をのぞき込むというパフォーマンスを強

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【営業】その活動って、本当に商売に関係あるの?

【営業】その活動って、本当に商売に関係あるの?

とある会社の営業マンから、最近会社の方向性が危うい、との個人的なグチを聞いてしまった。

なんでも去年あたりから社長が環境活動に熱心になり、その活動に社員も駆り出されることが増えたそうだ。

問題なのはその活動量。頻繁にひらかれる会議の議題も環境活動によるものが多く、肝心な商売の方はおまけのような扱いなのだそうだ。

それにより売上げもゆるやかに落ちているようで、ただ社長はミッションを推進するには

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【働き方】「生涯現役」のモチベーション

【働き方】「生涯現役」のモチベーション

先日の現場で職人同士が休憩時間に話していた話題。

70歳手前の職人が「最近新しいバイクを買ったんだ、新車で」

すると同じバイクが趣味の60代前半の職人が「ええ!まだバイク乗るんですか?」と返す。

購入したバイクの車種を聞いて「またそんな高級車買って!一体いくつまで働くつもりなんですか」と茶化していた。

「いつまでって、そりゃあ必要とされているうちは働くよ」

これがホンネかどうかはわからな

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【時間軸】花開くまでの忍耐力はどんな優れた能力より必須

【時間軸】花開くまでの忍耐力はどんな優れた能力より必須

他業種の社長から聞いた話。

ここ1年で売上げが右肩上がりに上がっているという。

話を詳しく聞くと、それは一過性の瞬間風速的な現象ではなく、社長が以前からまいていたタネがようやく花開いたということらしいのだ。

そのタネはおよそ7年前からまいていたらしく、当時売上げがジリ貧だった会社を何とかするために実行した戦略のひとつのようだ。

そこから7年間、その戦略を信じてひたすら継続する持続力もすごい

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【一歩ずつ】「10%の余力」が未来を改善する

【一歩ずつ】「10%の余力」が未来を改善する

先日、決算報告により前期の状況を確認した。

結果的にはその前の年より大幅ダウンしていたこともあり、今期は巻き返しの狼煙をあげる所存である。

そんな経緯もあり、自社サイトをリニューアルする予定なのだが、その際に求められる「会社をどうしたいか?」という問い。

この一見ザックリとした問いは考えはじめるとかなり深いところまで考える必要があり、ここ一ヶ月はそんなことばかり考えることに時間を費やしてきた

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【納税】会社の財布はひとつにするから苦労する

【納税】会社の財布はひとつにするから苦労する

この時期になると、消費税をはじめ各種の税金を納めるのだが、すべての納税額を合わせるとかなりまとまった金額になる。

前年の売上げによってその額は変動するが、どの会社にとってもそれなりの出費になると思うのだ。

それなりの会社ならそんなことはないと思うが、わたしのまわりの零細企業界隈では、この時期に銀行から借入れをする会社が少なくないという。

その借入れの目的は税金を支払うため。

「はじめからわ

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【倒れる前に】丁度いい仕事量のバランスを考えるのは贅沢か?

【倒れる前に】丁度いい仕事量のバランスを考えるのは贅沢か?

最近、自身の仕事量について考えている。

一応日曜祝日は休みだし、いわゆる大型連休もほとんど出勤することはない。

だが、現状の会社の売上げや利益率、ひいては自身の役員報酬にいたるまで、決して満足のいくような状態ではないこともあり、「稼動と利益」のバランスについて考えているのである。

先日、とある同業者の社長が来社した。

ときどき顔をのぞかせては近況を伝えてくれるのだが、ここ1年くらい、いよい

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【前だけを見よ!】よそ見をしているヒマはない。超えるべきは昨日の自分だ!

【前だけを見よ!】よそ見をしているヒマはない。超えるべきは昨日の自分だ!

「なんだか自分だけうまくいっていないように思えて、、、」

以前参加していた業界の会合である若手経営者が漏らしたことばだ。

いわゆる「隣の芝生は青く見える」現象だが、そういった集まりに参加すると自分だけができていないのでは?という錯覚に陥ることはよくあるのだ。

ましてや経営者の集まりである。ほとんどの人が見栄を張っていると思うし、これ見よがしに羽振りのいい話が飛び交っているが、それを真に受けて

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【強制執行】会社の状況を好転させるにはやっぱり「コスト」がかかる

【強制執行】会社の状況を好転させるにはやっぱり「コスト」がかかる

自社サイトのリニューアル作業が進んでいる。

リリースするのはおそらく半年後あたりになりそうなのだが、このリニューアル作業によって色々と考えさせられる場面があり、プラスになっている。

まず、会社の課題を考えたとき、社長自身がひとりであれこれ考えることが多いだろう。

ひとりで考えて改善できる範疇の課題なら問題ないが、根本的な課題なら今回の弊社のようにプロジェクトとして走らせる方が効率がいい。

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【やらかした!】大失敗の流儀

【やらかした!】大失敗の流儀

久しぶりに問題が起こってしまった。

よりによって今年最高額となる大きな案件でのことで、現在その対応に追われているような事態である。

現場でミスに気がついたわたしは作業員や担当者に工事のストップを指示したが、その内容に現場は一瞬凍りついた。

なにせ製品代だけでも何百万という話だ。誰だって血の気が引く思いで状況を把握するのもひと苦労といった具合だった。

一番焦ったのは提携先業者の担当者である。

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【のぞいてみよう】欲しかった商売のヒントは外の世界にあるかもしれない

【のぞいてみよう】欲しかった商売のヒントは外の世界にあるかもしれない

会社を引き継いだ当時、経営のしかたもそうだったが、傾いた状況を何とかしたい一心でそのヒントを求めていた。

ただ、その当時は自身の業界にしか身を置いておらず、知ることといえば狭い世界の慣習や常識ばかりであった。

すでにできあがった商売のあり方に疑問を持ちつつも、商売を好転させるヒントはどこにも転がっておらず、耳にすることといえば「むかしはよかった」「こんなに儲かった時期もあった」などのバブル期を

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【考えて使おう】「経費」は社長のお小遣いではない

【考えて使おう】「経費」は社長のお小遣いではない

「社長は何でも経費で落とせていいよね」

度々このようなことを言われる。外から見れば社長という立場で物を買ったり、飲食に使ったりとなんでも「経費」でまかなえると考えている人は多い。

社長本人も、節税対策という名目で一見会社に関係のない支出を「経費」で落としてしまうことが当たり前になってしまっている方も多い。

「経費で落とすから」という姿勢が、あたかも会社という支払元が自分の代わりに払ってくれて

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【まずはやってみよう】諦めるのはまだ早い、成果は出るまで試せばいい

【まずはやってみよう】諦めるのはまだ早い、成果は出るまで試せばいい

「ダマされた」「この本はウソばっかりだ」「あいつの話は信用するな」などなど、いわゆる「成果が出る」と謳った情報に群がり、その通りに実践したがまったく成果がでなかった、という人がもらすセリフである。

確かに、世の中で出回っている情報は少々盛っていることも多いし、表面ではわからない裏事情などのカラクリがあったりする。

ただ、それらの情報のすべてが“ウソ”か?といえば一概にはそうと言い切れない。

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【快適】運転手付きの移動っていいな、と思った日

【快適】運転手付きの移動っていいな、と思った日

先日、夕方から参加する会合に向かう際にタクシーを利用した。

当日の仕事でトラブルが発生し、予定より帰宅時間が遅れたこともあり、少し奮発して長い時間タクシーに乗る選択をしたのだ。

40分程度の時間であったが、その道中は快適で、わたしは手帳を開きスマホでいくつかの仕事をさばきながら会場へ向かった。

その際、「きっと運転手付きのお偉いさんは、毎日こんな感じなんだろうな」と想像してしまった。人によっ

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【ピットイン】あえて真っ白な1日をつくることの効用

【ピットイン】あえて真っ白な1日をつくることの効用

今年何度目かの忙しさの波に飲まれている。

こういう波に飲みこまれた際は、面白いほど仕事が集中する。やってもやっても片付かず、それどころか「なんでこのタイミングに?」と思わせてしまう仕事が急遽舞い込んできたりと、とにかくてんやわんやは収まらない。

毎日脳内メモリはフルに使っているし、神経もずっと張り詰めたまま。心のどこかで「ヤバい」とは感じていても止められないのがこの状況。

だが、そのまま突き

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【断りのススメ】無用のストレスからは解放されよう

【断りのススメ】無用のストレスからは解放されよう

数年ぶりに顔を合わせた業者さんを少し心配している。

最後に会ったのはコロナ前で、その際は地元の中堅ゼネコンで仕事をすることになったと喜んでいた。

当時の選択が正しかったかどうかはわからない。ただ、数年後、明らかに疲弊した姿に変わったのは何らかの影響があったと考えてしまう方が自然だ。

「ご無沙汰です」とかけた声にちからのない返事でかえす業者さん。その後の立ち話で聞いた事実は、わたしの想像からそ

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