終末京大生日記

京都大学で情報学を勉強していました。大学生活・社会人生活の記事など。 大体平日夜か休日…

終末京大生日記

京都大学で情報学を勉強していました。大学生活・社会人生活の記事など。 大体平日夜か休日に更新してます。 面白いと思ったらぜひいいね・フォローお願いします🙇 最近ネット掲示板作りました。https://colorful-wall.com/board/boards/

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楽しいことを探すのって結構難しい【終末京大生日記26】

 今回は趣味について書こうと思う。大学院というのは常に孤独と共にある場所である。我々は小学生から大学生の時には友人と公園で遊んだり、部活動をしたり、少なくとも5人くらいの単位の同い年の人と毎日交流する機会があったはずだ。ところが、大学院にもなるとそうはいかない。まず、研究室に所属する同い年の学生というのは2, 3人程度しかおらず、そもそも1人になりやすい。また、研究の忙しさは人によって違うし、バイトなどで生活リズムも違う。つまり、毎日同じメンバーで集まるということが全くできな

    • 書くとは遺すということ【終末京大生日記56】

       今回はこの連載を書いているうちに思ったことを書いていこうと思う。「小説家でもないくせになに偉そうに書くこと語ってんだ?」と思ったあなた、だまらっしゃい!書くという行為は文字が書けるすべての人間に与えられた権利だろ?  ということで、書くことについて記していこうと思いまーす。私は今のところ、何者にもなれていない20代半ばの男であるが、この世に何かを残す上で、何かを書くことは非常にコスパがいいのではないかと思い始めた。例えば、小説とか、立派なものでなくとも、文字が書ける人が書

      • お別れ【終末京大生日記55】

         昨日、激ヤバな男に刺されそうだという話を書いたが、何とか生きて週末を迎えることができた。Thank You. 今日会った出来事を昨日と同じように記せることを大変うれしく思う。  今日、大阪配属になる同期の送別会をやった。彼とは非常に仲が良く、研修中に同じ班になった時から、一緒に昼ご飯を食べる仲だった。彼は、生まれも育ちも関西で、私は大学時代に、関西出身の人の軽めのノリが結構好きだったので、かなり寂しい。  思えば、私は仲の良い友人といつも離れてしまう。大学時代の実家住み

        • 面倒ごとに巻き込まれた【終末京大生日記54】

           突然だが、私はメンタルがあまり強くない。就職してからというもの、あまり食欲がない。朝ごはんのパンもゆっくり食べないと気持ち悪くなってはいてしまう。今日も会社の同期とお昼にご飯を食べに行ったのだが、私が食べ終わるまで20分近く待たせてしまった。  しかし、私はメンタルが弱い割に、自分が納得していないことは許せないタイプだ。毎日定時に退社することも、あらかじめ決めた時間以上に労働が人生に踏み込んでくるのを嫌ってのことだ。  今回はそれが災いする話。皆さんは電車に乗っていて、

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        楽しいことを探すのって結構難しい【終末京大生日記26】

          受験はポケモンバトル!【終末京大生日記53】

           いきなりだが、親同士がお互いの子供の受験について話した内容を、子供に報告するのはやめたほうがいい。あれは、自分の成績がよかろうが悪かろうが、ひどく気分が悪い。  具体的にどのような内容かというと、「○○君、○○大学(中堅大学)いったらしいよ。確か中学の時成績よかったよね~」みたいな内容だ。話し方のイントネーションから、「中学の時は成績がよかったのに、高校になってから成績下がったね。」といった意図が見て取れる。隠して嫌味を言っているようだが、自分の友人やその親が悪く言われて

          受験はポケモンバトル!【終末京大生日記53】

          創作とかまちょ【終末京大生日記51】

           最近、会社から帰ったプライベートの趣味として、文章を書くのにはまっている。テレビを見るなども考えられるが、文章を書くと、ストレスを解消でき、いいねとかつくと会社以外の社会とのつながりを感じられて非常に良い。  良いのだが、書いて投稿していくうちにやはり反響が欲しくなってくるのである。「好きの反対は無反応」みたいな言葉があると思うが、やはり、反響があるとうれしいものである。  思うに、創作活動をしていると、人はだんだんかまちょになっていくのではないだろうか。かまちょとは、

          創作とかまちょ【終末京大生日記51】

          京大生の就職活動について3【終末京大生日記49】

           さて、前回の投稿で、次回は、我々と同じ代、つまり2024年に就職をした学生についての就活事情をまとめると書いてしまったので、それについて記そうと思う。  余談だが、Abemaブログのほうでも全く同じ内容を投稿しているのだが、そっちはView数が過去最高を更新しそうである。Abemaブログはメイン層が中高年の女性であるため、おそらく子供の受験や就活事情が気になって、就活関連の記事を書くと伸びるのかもしれない。しかしながら、いちおう長い間人の子をやっていた身としては、親同士が

          京大生の就職活動について3【終末京大生日記49】

          銀座ライオンについて【終末京大生日記48.5】

           先日、家族と東京観光をしたという話を書いたと思う。東京観光の最後に、「銀座ライオン」とうレトロなレストランで食事をした。私がその時に行った銀座ライオンは、文字通り銀座にあり、人であふれかえる大正レトロなお店だった。おじさんが言うには、そこはビールが有名らしく、私たちはビールと、おいしい洋食を楽しんだ。  そこまではよかったのだが、この前、私が秋葉原にパソコンを買いに行った時のことだ。秋葉原駅をすぐ出たところに、あの、銀座ライオンの看板があったのだ。そして、その看板にはすこ

          銀座ライオンについて【終末京大生日記48.5】

          京大生の就職活動について2【終末京大生日記48】

           最近は就職活動の季節ということで、この時期に合わせた記事でも書こうと思う。以前も同じタイトルで記事を書いたが、大まかな流れだけを書いて、内容が少し薄かったので、今回は周りにいたどのような人物がどのようなところに就職したかをケーススタディ的な感じで適当に書いていく。  読む前に了承してほしいことだが就職活動の話というのは学生の中でもかなりセンシティブな話題であるため、私は、自分以外の友人にどのように就職活動をしたのかなどと事細かに尋ねることはとてもできなかった。また、学部3

          京大生の就職活動について2【終末京大生日記48】

          学生の貧富の差について【終末京大生日記47】

           私が小学校を卒業する際、特に何の疑問も持たずに家の近所の中学校に進学した。それが普通だったし、それ以外の選択肢があるとは特に思わなかった。中学校に進学すると、小学生のときに同級生だった子達が何人かいなくなっていることに気がついた。どうやら国立や私立の中学校に進学したらしい。そこで初めて、私は中学受験というものが存在することを知った。しかし、私は中学校の頃は成績が良く、県内で一番進学実績の良かった県立高校に特に苦労もなく合格できたため、わざわざ中学受験をする意図がよく分からな

          学生の貧富の差について【終末京大生日記47】

          京大の卒業式について【終末京大生日記46】

           京大や京都のニッチな話をすると面白がってくれる人がいるみたいなので、今回も少しニッチな話をしよう。  私は京都大学で、主に情報学、つまりプログラミングやアルゴリズムを学んでいたのだが、この分野は入学時の学生の知識量の差が非常に激しい。医学部に入学する前の高校生で解剖を行ったことがあるものは皆無だろう。また、建築学科に入学する前に図面を引いたことのある高校生もほとんどいない。大学の内容というのは教えるのに設備が必要である場合が多くそれらは高校では実施できない。  しかしな

          京大の卒業式について【終末京大生日記46】

          出町柳のパン屋について【終末京大生日記45】

           出町柳の「柳月堂」というパン屋が閉店した。私が京都を離れる直前の3月のことだ。  柳月堂と私の付き合いは長い。2018年、私が大学に入学した初めの月から私は柳月堂の存在を知っていた。京都のパンの相場は大体、菓子パンなら一個200円程度で、さらに上京区、中京区、下京区などのパン屋となれば普通に300円とかはするだろう。  私の実家の近所のパン屋などは菓子パンひとつ150円程度なので、大違いである。しかし、京都の高級なパン屋たちの中、柳月堂だけは異才を放っていた。なんと、出

          出町柳のパン屋について【終末京大生日記45】

          MAXCOFFEEの味【終末京大生日記43】

           今日はパソコンの環境構築が終わらずに残業をしてしまった。最悪だ。私は帰り道、パソコンを見すぎて目の奥に残っている眩しさと、頭を使いすぎたせいで生じた頭痛を感じながら、夜道を彷徨っていた。頭脳労働の後は何か甘いものが欲しいと思い私は帰り道、家の近所の自販機に立ち寄った。パイナップルジュースは少し子供っぽいだろうか、ロイヤルミルクティーは140円もするのか、などと考えていると、ふと、懐かしいMAXCOFFEEのパッケージが目に入った。  私が子供の頃から変わらない、レトロな茶

          MAXCOFFEEの味【終末京大生日記43】

          不動産屋について【終末京大生日記42】

           突然だが、3月に東京に引っ越した際、ハズレの不動産屋に当たってしまった。私は一人暮らしをするのは初めてではない。京都で一人暮らしをする際も、京都駅近くの不動産屋を利用したが、そこの店員さんはまだ10代だった、右も左も分からない私に丁寧に部屋を案内して受験の話などを聞いてくれた。  管理会社も、蜂の巣ができたり、水漏れが起きたり、何か問題が起きるたびにやすアパートなりに対処をしてくれた。退去をするときも少し床に傷はついていたり、壁紙に傷があったものの、通常費用の範疇と、高額

          不動産屋について【終末京大生日記42】

          成績で順位をつけることについて【終末京大生日記41】

           さて、今回は生徒に順位をつけることについて書こうと思う。  私の通っていた小学校は他の学校と同じように、主に学期の終わり頃に、国語、数学、理科、社会のテストをしたり、漢字の50問テストを行っていた。そこでは点数はつくものの、誰が一番だったか、100点をとったかは特に発表されることもなく、そもそも順位をつけるという風習はなかった。私は成績が良く、100点を取ることに自己満足していたため、その当時はそのことに疑問を感じることはなかった。  私は中学生になった。中学校では順位

          成績で順位をつけることについて【終末京大生日記41】

          人生の主役になりたい【終末京大生日記40】

           就職してから、人生の主役になれていない気がする。平日は毎日朝から夕方まで仕事をし、週末は資格試験の勉強。  うーんどうしようか、資格試験の勉強は統計検定準一級までとったらひとまずやめようかと思う。しかし、Kaggleなんかもやった方がいいだろうし、これから半年程度は仕事で忙殺されそうである。  先日、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」みたいな名前の新書を見かけた。今の自分はその状況にかなり近いと思う。仕事と資格に時間を奪われて自分の人生を生きられていない。これが搾

          人生の主役になりたい【終末京大生日記40】