読書記録

原田マハ「本日は、お日柄もよく」

良いよ良いよと言われながら、今まで読んでいなかったんだけども、やっぱり良いわ。

本を読むときは、響いた言葉なんかをスマホにメモをしながら読んでいる。久しぶりにたくさんメモした本なので、読後もすごく前向きに仕事がんばろう!言葉の大切さを考える名作だと思いました。

「ご結婚なされて、一番良かったことはなんでしたか」との質問に対し、深いうまみのある人生を、あいつと一緒に味わえたことかな。ときにしょっぱくても苦くても、人生の最後の方で、一番甘いのが結婚なんだ。

人生の伴侶という言葉があるけれど、伴侶という言葉ってよく表現しているよなと思う。一緒に味わうって言葉とすごくマッチしているなと思った。

よくプロポーズとかで「君を一生幸せにするよ」とかいう言葉を聞くけど、僕は絶対にそんな言葉言えないと思う。そんな言葉を求めている女性もいるだろうから、そんな言葉があるんだろうけど、僕はそんな言葉を欲している女性とは結婚できないなと思う。

子どもができて、何もできない状態で生まれてくる我が子に対して、「幸せにしてあげないと」とは、思ったけど、正しくは、「幸せになれるためにしてあげないと」。

自分で幸せをつかむために知るべきことを伝えてあげたい。

あとは、なんといってもこれ。

「困難に向かい合った時、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。3時間後の君、涙が止まっている。24時間後の君、涙は乾いている。2日後の君、顔を上げている。3日後の君、歩きだしている。止まらない涙はない。乾かない涙もない。顔は下ばかり向いているわけにもいかない。歩き出すために足があるんだよ。君のお父さんお母さんが君に与えてくれた体を大切に使いなさい。そして心は、君自信が育てていくんだ。おおらかに、あたたかく、正義感に満ちた心に育ててやりなさい。」

スピーチライターとして成長していく中で立ちふさがる困難に対してのお言葉。

試練の時にこんなふうにとらえることはできていなかったなー

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