新しい日常‐ぼくの病休日記(8)
クラスの約半数の友だち、保護者から
「かかわりたくない」という思いを持たれている子がいる
教室に入れない、学習と向き合えない子が10人近くいる
学級がスタートして、教師としての新しい日常をむかえた。
ケンカしても仲直りして、またケンカして。
朝、教室に行くとクラスの子は教室にいて。
指導されながらも、楽しく遊んで。
みんなで行事に向かって協力して。
そんな教師生活を歩んでいて、それが当たり前だと思っていたぼく。
新しい日常では、こう。
「勉強したくない」「教室にあいつがおるから」
「お前の授業おもんないねん」「〇〇先生のほうがよかった」
「なんで俺がおこられなあかんねん」
「あいつが帰ったら教室入ったるわ」
子どもはイライラしてるけど、少し笑いに変えてあげれば、気持ちを切り替えて戻ってこられるんじゃないか。
話を聞いて、共感的な言葉をかけてあげれば落ち着くんじゃないかな。
授業にゲームの要素を入れて、もう少し簡単な内容に継続的に取り組めば
復習して基礎が積み上げらるんじゃないかな。
と、取り組んだつもりでいたけれど、もちろん、劇的な効果はなく、
上手くいくとき1でうまくいかないが9って感じ。
上手くいくときが1でもあれば「よし」と、ポジティブに。プラスに捉えられればよかったんだろうけど‥
当時のぼくには、そんな余裕はなく、
それはそれはつらい毎日でした。
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