【外資系金融】ミドル・バックオフィスは転職の穴場的ポジション!

外資系金融業界への転職はかなり難易度が高いと言われています。

ゴールドマンサックス、ドイチェバンク、JPモルガン、モルガンスタンレーなどのトップクラスの外資系金融のIBDに入社できるのはエリート中のエリートの人材です。

でも、あきらめる必要はありません。

ミドル、バックオフィスのポジションの場合、そこまでエリートではなくても転職は可能です。(言い方が直球すぎてすみません。。。)

外国人相手に問題なく英語でコミュニケーションが取れる能力があり、金融業界の経験が3~5年程度あれば十分狙えます。

IBDなどの花形ポジションではありませんが、入社できればIBDの人も同じ会社。

ゴールドマンサックスに入社できたのであれば、ポジションはどこであれ勤務先はゴールドマンサックスですからね。

キャリアに箔をつけるには絶好のポジションです。


外資系金融のミドル・バックオフィスの仕事の面白さ

基本的にはルーティンワークをこなす仕事なのですが、最新の金融システムに触れることができる面白さがあります。

金融市場の裏側のシステムや仕組み、ビジネスモデルも知ることができます。

世界中の一流ベンダーが提供するシステムが複雑につながって外資系金融の裏方のシステムは支えられています。

そこに携わるスタッフとして金融業界の本当の上流のビジネス(流動性の提供、オーバーナイトの資金繰りなど)を垣間見ることができるのです。

為替のスワップなどでは動かす金額が数億単位になることも。

ミドル・バックオフィスとはいえ、普通に暮らしていれば絶対に見ることができない世界を見ることができます。

ものすごい経験値を積めるポジションだと思いませんか?


外資系金融のミドル・バックオフィスの仕事は世界と繋がれる

社外よりも社内とコミュニケーションを取る機会が多いです、

東京支店だけではなく、ロンドンやニューヨークオフィスのデスクとやりとりをします。

日本にいながら世界とつながることを実感します。

24時間マーケットが動いてて、世界の仲間がこの瞬間もマーケット相手に戦っている。

そんな不思議な連帯感を感じることができるのも外資系金融のミドル・バックオフィスの魅力です。


外資系金融のミドル・バックオフィスの仕事の難しさ

一方、ミドル・バックオフィスならではの仕事の難しさもあります。

【ミドルオフィスの場合】
ミドルの場合、フロントとバックをつなぐ業務が多くなり、多岐にわたる業務フローを頭に叩き込まなければならず、インプットする知識の量は膨大です。

また、フロントとバック両方の部署の人間とうまくやっていくコミュニケーションも求められます。どちらの協力もないと成り立たないプロジェクトなどもありますから。

【バックオフィスの場合】
「できて当たり前」のルーティンワークの業務が多く、仕事の達成感という意味では物足りなくなることもあります。

「できなかった時」の心理的負荷はかなり大きく、責任問題に発展した場合、大きなストレスを感じることもあります。


外資系金融のミドル・バックオフィスの仕事に求められるシステムへの理解

それに加えて、システムへの深い知識も求められます。

例えば、社内にA、B、Cと3つのシステムがあり、それぞれ提供元が違う場合、「仕様」が微妙に違う時があります。

A、B、Cそれぞれにおいて報告書を抽出するロジックや日付を区切るタイムスタンプのタイムゾーン(例:GMT、東京、ニューヨークなど)などがあった場合、それぞれのデータを集約してまとめなければならない手間が発生します。

そういった細かいシステムの違いをきちんと理解し、業務で使いこなす必要があります。

一番多いのがエクセルにまとめて上司へレポーティングする仕事です。

簡単な作業のように思われるかもしれませんが、数字一つ間違えるだけで大きなズレになってしまったり、計算が合わなくなってくるので責任は重大です。

営業のようにノルマがない仕事ではあるのですが、「間違えると大変なことになる」「周りに迷惑をかけてしまう」というプレッシャーがあります。

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