【魔導物語1(MSX2)】ばよえ〜ん!の効果
なんじゃそりゃ
ぷよぷよで連鎖中に叫んでいる呪文は、きっと攻撃魔法だと思っていた。
けれど、その効果は説明を読んだだけでは効果がイマイチよく分からんものだった。
昔からぷよぷよ(AC版以降の無印、通、SUN)は、世界観や絵のやわらかい雰囲気が好きで、たまにプレイしている。
漫才デモとかのふわっと、ゆる~く、シュールなノリが癒される。
ちなみに、シリーズを通してクリアしたことは一度もない。(小声)
というわけで、派生元の魔導物語は以前からとっっっても気になっていた。
プレイ環境が厳しい状態のこのシリーズ。多くの作品がまとめて収録された『魔導物語 超きゅ〜きょく大全 ぷよぷよ入り』の発売を知ったとき、僕は迷わず予約した。
……数か月後に届いて狂喜乱舞した後、インストールもせずに棚に並べとりました。
どんなゲーム?
魔導物語は、一人称視点で進む3Dダンジョン型のロールプレイングゲーム。
元々は、『DiscStation #SP5 クリスマス特別号』(※)に収録されたミニゲームの一つで、後に新エピソード(EP1、EP3)を追加して単品商品化したゲーム、とのこと。
※『株式会社コンパイルが発売していたパソコンソフトのシリーズ。
コンパイルや他社のオリジナルゲームや体験版を収録していた。』らしい
あらすじはこんな感じ。
なんと、原典として位置づけられているMSX2版、主人公の女の子に名前がない。
『アルル・ナジャ』という名前は翌年発売されたPC-9801版から設定されたのだそう。
魔導物語1をプレイして
”あの”ゆる~い雰囲気が面白い
僕がぷよぷよで好きだったあの感じがそのまま。
クスッと笑える、やわらかくてシュールなテキスト
手と足が生えた魚の魔物『すけとうだら』、わるくちを言ってこちらの心に攻撃してくる『コウモリギャル』等の変なモンスター達
アイテムが『らっきょ』や『カレー』
黒背景の陰鬱としたダンジョン内をゆる~く和ませてくれた。
ゆるさ故の緊張感
このゲーム、体力や魔導力等の主人公の状態を表すゲージや値が分からない。
ファジー・パラメータシステムといって、テキストや表情・BGMの変化から今の状態を把握する、というもの。
(プレイヤーから見たら)ゲームシステムまでふわっとしているから、気が抜けない。慣れない序盤では、もう少しいけるかな?と思っていたら連続攻撃をくらってばたんきゅ~…なんてことが何回かあった。
慣れたらそこまでシビアなシステムではないけれど、いつも安心しきれない緊張感が新鮮で楽しかった。
手軽なボリュームと程よい難易度
3DダンジョンRPGと言えば僕は真・女神転生を思い浮かべる。
カテドラルの広くて罠いっぱいのマップを全て埋めて踏破したときの達成感はなかなかのものだった。
けれど、ゲームプレイのリハビリ中(※)の僕には、あれ無理だろうなって思う。
※最近までしばらく、腕組んでゲームの山を眺めるコレクターのような存在だった。
魔導物語は、1フロア8×8マスの手軽なマップと、気持ちよい謎解きで進んでいく。
難易度が程よいから、3Dダンジョンの醍醐味とやりごたえが気軽に楽しめた。
※言い訳(誰に?)※
1エピソードのボリュームが軽めと聞いていたので、EP3までやってからnote書こうと思っていたんだけど…日中の身体の疲労がゲームプレイを邪魔してきて、EP1だけで2週間もかかってしまった。
このペースでいくと、EP3はいつ終わるんだ、と思ったので…気持ちが熱いうちにnote書きたかったので…
※※
音楽がふつくしい
BGMも暗いダンジョンを盛り上げてくれる。
特に、5階から流れる『BREAK THROUGH!』が僕は大好き。
ラストスパートだ!と力をくれると同時に、もうそろそろ終わるのか…と哀愁を感じさせる旋律となっていて、二つの意味で僕の胸を熱くさせた。(個人的感想)
あと、個人的には昔のPCのゲームをプレイするのが初めてだからか、サウンド(音質?)がとても新鮮に感じた。
上手く表現出来ないんだけど…慣れ親しんだ任天堂のゲーム機の音と比べてシャープな感じというか…スッキリした感じというか…う〜ん…まぁ、とにかく耳馴染みのない音が新鮮で、ドキドキさせてくれた。
魔導物語1を終えて
ゆる〜い充実感をおぼえながらクリアした。
説明書(電子版)片手に、ノートにマップを書きながら進めたのだけど、『あぁ、このゲーム楽しんでるなぁ』という確かな手応えを感じることができた。
久しぶりにゲームを1本…じゃないな…
キリのいいところまでクリアできた。
EP2とEP3は一気にクリアしたいところ。
やっぱりゲームは楽しいなあ!とゆる〜く感じた。
さて、次は何やろうかな
了
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